当初の人類は全員がO型だったようだ。今でもグァテマラでは95%、ボリビアでは93%がO型だそうだ。このことからインディオはO型しかいない民族だったと推定できる。
インディオの先祖は、10,000年以上前の氷河期に海水面が下がって、ユーラシア・アメリカ間がアリューシャン列島で地続きになった時に移住したモンゴロイドだと考えられている。つまりその頃は血液型(=免疫型)は一種類しか無かったのだろう。
免疫とは自己と他者を識別するシステムだ。自分以外の物質が体内に入ると有害物として攻撃する。ところが擬態する病原体が現れた。O型抗原と類似した構造を持っていれば異物と認知できない。さてどうすれば良いか。自分が変われば良い。O型類似物質を異物として排除する免疫構造になればO型抗原に擬態した病原菌を排除できる。こうしてA型とB型がアジアで誕生したらしい。
同じ免疫型(=血液型)であれば特定の感染症によって絶滅する恐れがある。異なった免疫型を持つことによって人類は多様性を獲得した。
ここで疑問が生じる。O型から進化した筈のA型やB型がなぜO型よりも感染症に弱いのだろうか?
実は最強の免疫型の筈のO型にも弱点がある。O型はペストとコレラに弱い。ペスト菌とコレラ菌はO型抗原に擬態しているからだ。ペストやコレラが大流行すれば絶滅する恐れがある。そこで他の感染症には弱いけれども、比較的ペストに強いA型とコレラに強いB型が生まれたのではないだろうか。A型はペスト対策でありB型はコレラ対策という訳だ。
ある免疫型が総ての感染症に強ければ申し分無い。しかし病原体は頻繁に変異を繰り返すのでそれは不可能だ。異なった免疫型を揃えることによってどれかが生き残れるように仕組まれているのだろう。完全なものが不可能な場合、多様化によって最悪を回避するという戦略は自然が編み出した素晴らしい叡智と言えるだろう。
インディオの先祖は、10,000年以上前の氷河期に海水面が下がって、ユーラシア・アメリカ間がアリューシャン列島で地続きになった時に移住したモンゴロイドだと考えられている。つまりその頃は血液型(=免疫型)は一種類しか無かったのだろう。
免疫とは自己と他者を識別するシステムだ。自分以外の物質が体内に入ると有害物として攻撃する。ところが擬態する病原体が現れた。O型抗原と類似した構造を持っていれば異物と認知できない。さてどうすれば良いか。自分が変われば良い。O型類似物質を異物として排除する免疫構造になればO型抗原に擬態した病原菌を排除できる。こうしてA型とB型がアジアで誕生したらしい。
同じ免疫型(=血液型)であれば特定の感染症によって絶滅する恐れがある。異なった免疫型を持つことによって人類は多様性を獲得した。
ここで疑問が生じる。O型から進化した筈のA型やB型がなぜO型よりも感染症に弱いのだろうか?
実は最強の免疫型の筈のO型にも弱点がある。O型はペストとコレラに弱い。ペスト菌とコレラ菌はO型抗原に擬態しているからだ。ペストやコレラが大流行すれば絶滅する恐れがある。そこで他の感染症には弱いけれども、比較的ペストに強いA型とコレラに強いB型が生まれたのではないだろうか。A型はペスト対策でありB型はコレラ対策という訳だ。
ある免疫型が総ての感染症に強ければ申し分無い。しかし病原体は頻繁に変異を繰り返すのでそれは不可能だ。異なった免疫型を揃えることによってどれかが生き残れるように仕組まれているのだろう。完全なものが不可能な場合、多様化によって最悪を回避するという戦略は自然が編み出した素晴らしい叡智と言えるだろう。
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