俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

原始共産制

2008-09-09 18:52:58 | Weblog
 こんな「なぞなぞ」がある。
 5匹の猿が「木に登りたい」と思いながら歩いていたら6本の樫の木が見つかった。その時猿は何と言っただろうか?
 答え:「ムツカシゴザル」
 「なぞなぞだから「難しい」ということになっているが実際には何も問題は無い。それぞれが勝手に木を選べば良い。
 8コースのプールで7人が泳ぐ場合、1コースを空けて7つのコースを使うことになる。もし9人が泳ぐなら9人目の人は自分と同等のレベルの人が泳ぐコースを選ぶだろう。
 もし8コースを100人で泳ぐなら無茶苦茶になる。多分まともには泳げない。設備や施設や資源(食料や水を含む)が充分なら仲良く分け合うことができる。こんな状態なら原始共産制の共存社会が可能だろう。しかし実際には足りないから競争や取り合いが起こる。
 「衣食足って礼節を知る」と言うとおり、基本的な欲求が満たされるだけでマナーも良くなる。「金持ち喧嘩せず」という諺もある。

コメントを投稿