俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

医療費の無駄遣い

2012-07-03 15:09:50 | Weblog
 医療費が膨らんで国の財政を圧迫している。これは途轍もない構造的な無駄が原因ではないだろうか。
 慢性病患者への薬は大半が無駄で有害だ。治療効果が無く検査数値を下げるだけの薬は不快な症状を緩和することも無いから対症療法よりも悪い。この薬の副作用によって病気になれば更に副作用の強い薬を使ってもっと酷い状態になる。毒を以て毒を制するのではなく毒漬けにすることが「治療」とされている。
 延命効果を証明できない癌治療も大問題だ。放っておけば5年生きられる人を手術して即死させたり、良性腫瘍に放射線を当てて癌にしてしまったり、抗癌剤の副作用が癌以上に患者を苦しめるなど笑えない失敗が多発している。こんな殺人紛いの行為が癌治療の実態だ。
 昔から鬱病はサボリ病ではないかとの疑いが絶えないが、新型鬱病ではその傾向が著しい。「人事異動が原因で鬱病になった」という類いの他責型の診断書を求める人が多いそうだ。こんな人にも抗鬱薬のSSRIが処方されて医療費として国民の負担になっている。落ち込んでいる人に酒を飲ませるような行為が医療と言えるのだろうか。
 医療費が無料になる生活保護費受給者による薬集めも酷い話が。もし全部飲んだら死んでしまいそうな大量の薬を、病院を梯子して集めるのは横流しが目的としか思えない。

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