七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

夕焼け色の 花梨飴

2008年12月01日 | 加工品
望めば、夢は叶うもの 

花梨飴との出会いは、
大三島に移住当時
近所のKちゃんが
「島には、花梨飴というものがある。
喉が痛い時や風邪によく効くから。作っと-うみ」
と、カリンを一杯くれたので、

ネットで作り方を調べて
疑心暗鬼で、作ったのが、初めであった。

出来上がった花梨飴を、
Kちゃんに届けると
「孫が、よく風邪をひくから、送ってやる」と
とても喜んでくれたのも嬉しかったけれど、

あの硬くて黄色いカリンが、
いかにも妙薬のような、
トロ~リとした、水飴になり、

思いもかけず、
鮮やかな夕焼け色に変わるのに
とても、驚き感動した。


夕焼け色のとろ~リとした水飴になる花梨
いかにも、妙薬ぽっい 


そして、
「いつか 我家で採れたカリンの実で
もう一度、夕焼け色の花梨飴を作りたい。」

カリンの苗木を、
山のみかん畑や菜園に植え付けた。

カリンの木は、
春に、可愛いピンク色の花を咲かせ

やがて、5月に実を結び



徐々に大きくなり(6月頃)



とても立派なきれいな実になってくれた。11月



⒉本の木からとれたカリンの実はこれだけ 




あとは、
固いカリンの実を切る腕っぷしと、
カリンエキスを煮詰める、弱ーい火力と
カリンエキスを焦げ付かさないように、
傍についている時間さえあれば、

夕焼け色の花梨飴ができるのです。


再び、あの夕焼け色のカリン飴が見れるかも 


12月1日 我家から見える夕焼け 三日月も見える。


丁度今
我家は、薪ストーブを炊いている。


カリンの実を切り、水で炊いてエキスを煮出す。(1~2時間)



軟らかくなった花梨の実を濾して、エキスを取る。




花梨色のカリンエキスがとれる。



砂糖を加えて2~3時間ぐらい煮詰めていると、
徐々に、夕焼け色になってくる.

吹きこぼれないように、注意しながら、
7,8時間、糖分80%、とろーりとなるまで
ひたすら、かき混ぜつつ、煮つめ続ける。



夕焼け色の花梨飴の出来上がり


青空に透かして、夕焼け色を楽しんだり

 焼酎のお湯割りにちょっと垂らし
   風邪予防と言い訳できるのも、
   いいものです。
 





コメント (5)
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