桜の木の花のブローチ
Flower brooch made of cherry wood
春の花らしさを表現するには、桜材そのものが持つ柔らかい色調をいかして、
ヤマボウシ、ハナミズキ、サクラソウ、ベロニカの花を製作します。
サクラ材で外形の糸の子切り出し
サクラは材の硬さや緻密さの点で ブローチとして加工するのにとても優れています。
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アメリカンチェリーと古材(敷居材)のサクラを使っています。
糸のこで切っていると、とても良い香りがしてきます。
材を匂っても匂いは分かりませんが、切断時の熱で香り成分が出てくるようで、
さくら餅の葉の香り(クマリン)がします。
アメリカンチェリーもサクラもどちらも同じ香りですが、
サクラのほうがより香り高いようです。
切り抜いたあとの 端材はくんせい作り用のチップとして残しておきます。
サクラ材は、まさに有用材です。
彫り(大面のカット)
外形を糸のこ盤で切り出した後、彫刻刀と切り出し小刀を使って彫ります。
外形が、実物の花に似せますが、彫りは大きなカット面を入れます。
実物とは異なりますが、こうすることで花の立体感や動き、
また光のあたり方による 木の色調の変化を見せることができます。
金具の取り付けて完成
彫りの後サンドペパーをかけてから、
ビーチ材を半球形に削った花芯を取り付けます。
再度仕上げのサンドペーパーをかけて、ろう塗りを行い
金具を取り付けて完成です。
見る角度によって、木肌の色が濃くなったり、うすくなったりします。
桜の木の本来の色あいをお楽しみください。
さくらそう
はなみずき
コブシ
ベロニカ
「さくらさくら」 日本古謡 オリジナル横笛B♭管演奏
桜の木の花のブローチのご紹介をご覧になりながら、お聴きください。
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鼻栗瀬戸展望台 大三島橋と船と桜
桜を見上げて 桜吹雪を浴びながら、若布採り