夕方、温州みかんの選別をしてたら、
海の達人Aさんが、 「ヒジキ 採ってきたで」 と報告にきてくれた。
「うちも、 みかんが終わったら、もうすぐ行くわぁ~」 と返事をして
「早いな。真夜中のサザエ捕りのついでにヒジキを採ってきたのかな。Aさんは、夜目が効くからな。私らは、真夜中は、嫌やな」
と 元船乗りさんのAさんの 相変わらずのバイタリティーに驚いていた。
が、翌日 お隣も、ヒジキが干してある。
大慌てで、潮時表を確認すると、今がヒジキ刈りによさそうである。
やっぱり、大三島で、海を見て育った人は年季が違う。潮時表など見なくても、海を見て、月を見て、判るようである。
潮時表によると、今を逃すと、お正月2日のヒジキ刈りになってしまう。
今年は裏年で みかん摘みも発送もスローペースなので、急きょヒジキ刈りに行くことにした。
お天気も、何とかもちそうである。 海に着いたら、曇り空ながら、日が昇ってきた。
日の出午前7時過ぎ 干底も午前7時前 寒さも緩んで、朝汐で絶好のヒジキ刈日和りだ。
例年は、みかんの収穫や宅配が終わってからのヒジキ刈りなので、
海に着いたら、「あれぇー!!ヒジキが刈り取られていてない!!」と、 落胆することもあるのですが。
今日は、潮高30~40センチながらも、 ヒジキがいっぱい現れています ♪ ♪ ♪
きっと、海の達人Aさんは、「早く、ヒジキ刈りに行きや~」と教えにきてくれたのかもしれませんね。
ヒジキ刈りをしているうちに、明るくなってきて、潮も満ちてきた。
ヒジキ刈り、ヒジキ炊きも、今年で10年目
今年は、魚をさばいたり、野菜を洗ったりする洗い場で、ヒジキを洗えるのが、嬉しい。
ヒジキ炊きをすると、
煙を迷惑がったり、焼き芋を一緒に食べる愛犬ハナが居ないのが寂しい。
今年も、無事ヒジキ刈り、ヒジキ炊きができました。
来年も 足腰しっかりしてヒジキ刈りができるように、ヒジキを一杯食べます。
今までのヒジキ刈り ヒジキ炊きの様子は
最初の頃は、いろいろセッティングして、行事のように楽しんでいたヒジキ炊きも、10回目ともなると、日常の島生活となったようです。
でも、まずは潮時 そしてお天気 体調 肝心のヒジキがあるか!!! などなど
やっぱり、ヒジキ刈りには、毎年 「よし、行くぞぉ~! 」 と気合がいりますね。