日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

声の筋肉

2019年10月27日 | 喜怒☆楽
過日、「同期のサクラ」の高畑充希にコメントした。

好きなシーンだけを見返して、どうしても言い足りない箇所を補足したくなった。
めったに激すことのない感情表現を抑え気味の役柄だが、ついに噴火する場面がある(3話)
(屋上で百合と対面して言い返す場面
このときの高畑の発する声が気持ちの底から湧き出てくるような凄さがある。
鍛えられた発声なんです、まったくブれない、”発”から”着”までの声音がズシンと響く。
ど肝を抜かれる。
舞台で鍛え上げた人の声です
声を張り上げたときにこういう発声ができる役者に惚れ惚れする。


他にお茶の間で馴染みのある人でこういう発声ができる人は・・・大野智くんがいる。
(バラエティでは想像もつかないだろうが)
役者としての経歴を辿って見ると、彼も若い頃舞台で相当鍛えている。
映画「忍びの国」でその声筋(実際は腹筋なのだけど)の実力を遺憾なく発揮されているシーンがある。

藤原竜也しかり、
舞台で鍛えた俳優がTVで役者仕事をした場合、低い声でぼそぼそ話すシーンでも明瞭に声が伝わってくる。
やはり役者の基本は舞台から。
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アマゾンの本レビューからの採掘

2019年10月25日 | 美術展・本
今年の夏頃から読む本のジャンルがミステリーに偏ってきた。

今夏は酷暑ゆえ集中力に欠けた夏だった。本も読む気が失せつつあった。
ならばミステリーだったら持ち直せるかもと思い立つ(先の展開が気になるので)

この分野は不案内なのでアマゾンのブックレビューを頼ることに。
相性の合いそうな方のコメントや気持ちに引っかかった一言で読む本を決めていく。
その1冊が気に入るとその作者の作品を網羅していく。

・・・・かくしてミステリー三昧の日々がやってきた。
今夏から、何十年も前の旧作から新作までいろいろ。
ほぼ全て私にとってのヒット作であった。
備忘録としてタイトルだけ記す。

「湿地」「緑衣の女」「声」「湖の男」「厳寒の町」
       アーナルデュル・インドリダソン

日本語訳はこれで全て(のはず)。この作者には嵌りました。奥が深い。

〇「刑事マルディン・ベックシリーズ」(前出)
    マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー共著


〇「転落の街」上下
    マイクル・コナリー

〇「キドリントンから消えた娘」
     コリン・デクスター

「「許されざる者
      レイフ・GW・ペーション

〇「カササギ殺人事件」上下
      アンソニー・ホロヴィッツ

〇「北京から来た男」上下 (前出)
      ヘニング・マンケル

〇「殺す風」
      マーガレット・ミラー

「償いの雪が降る
      アレン・エスケンス

〇「幻の女」
      ウィリアム・アイリッシュ

〇「ありふれた祈り
     ウィリアム・ケイト・クルーガー
 この作品の兄弟の日常、殊に弟くんの心象風景・発する言葉が印象に深く刻まれる。

そして
「卵をめぐる祖父の戦争
      ディヴィッド・ペニオフ
祖父の回顧録として若かりし頃の戦時中の”卵”にまつわる話を描く。この作品は生涯忘れないだろうな。
厳しい現実ではあるけれど、勇敢で機転が利き人柄の良い若者二人が”卵”を得るために(解放目指して)
探し歩く道中の出来事。不条理な出来事の連鎖ではあるが若者のタフガイで清々しい精神に触れる。


上記の作品はどれもミステリーファンの評価が高く(エドガー賞受賞作など)、まだまだミステリー入り口に居る私は
その評価基準で選択せざるを得ないのだが、自身にとっての外しはなかった。
ミステリーに関してはアマゾンレビュー最強かなと感じる。
とくに太字で記した作品は印象深いです。

 
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ナゼ、高畑充希に惹かれるのか

2019年10月24日 | 喜怒☆楽
与えられた役を一生懸命生きている、と感じられるからだ。
役柄に誠実だ。   「同期のサクラ」今期放映中

高畑充希はかなり上手い女優だ。だが・・・・、
TVドラマでは偏ったデフォルメされたような役柄が多く、その上手さに気付きにくい。
気付きにくいけれどサクラのメガネの奥の目の感情表現に惹かれる。
信頼を置ける演技だ。

こんな役を他の女優が演じたら引く(恐らく)
役柄上、抑揚のない直線的な話し方・動作を要求され・・・これ技量のない女優ではムリな難役(簡単そうに見えるかも知れないが)
高畑なればこそ画面に食いついていける。
ほんの一例だが、2話ラスト近く、サクラと百合が「サクラ・・」「百合・・」と呼び捨てにし和解するシーンがある。
その場面の「・・・百合」の高畑の放つ言葉の余韻が懐が深くて優しいのだ。この包み込むような優しさよ
作品もそれなりに面白いが、高畑の演技が見たくて見ている番組です。


本音をいうと、高畑充希にはこういう役柄ではなくシビアな役で見てみたい。舞台は映画で。
TVドラマでは充分発揮できないだろう、器の大きな女優だもの
いい作品に出会えることを願う。



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色彩の余韻にうっとり・・アニメーション

2019年10月10日 | 映画
「海のうた」2016
監督:トム・ムーア 脚本:ウィル・コリンズ
舞台はアイルランド。少年(兄)と少女(妹)と大型犬が織りなす展開が実に面白い。
母が海の妖精セルキー(アイルランドに伝わる妖精)という設定で、妹の方にそのその血が受け継がれている。
この妹が可憐で弱弱しい雰囲気でありながら(自然に)状況を打破していく。
この妹の、ふんわり受け入れながらも自己主張せず辛抱強く、結果流れを変えていく過程がとてもいい

兄(10才未満かな)の風情が「こらこら・・」とちょっといけない子を叱るような感じを纏い、
でも真っ直ぐな子で、こういう男の子は私のお気に入り
加えて画面に笑いを添えるのが大型犬のしぐさ。優しく無鉄砲なところが愛しいのだ。
そして自身が最も心奪われたのは風景の色彩表現の美しさだ。
 
鮮やかというイメージからはちょっとトーンを抑えたこの色合いがとても好みだ。
(細田守の「サマー・ウォーズ」のような鮮やかな色彩感も好物だがこれは更に大好物だ)
画面に向かって何か所もシャッターを押している自分がいた。

日本のアニメやディズニーとは一味違ったこのアニメーションの印象。深く優しい余韻が残る。
ちなみに米アカデミー賞長編アニメーション部門でノミネートされている(この年の受賞はベイマックスだった)


他に、色彩の印象が強く残る作品。
「夜のとばりの物語」2017
監督:ミシェル・オセヌット/コンピューターシルエットアニメーション

短編を6編収録。画像を見てのとおり抜群に色彩が綺麗。緻密な背景画、シルエットの動きも緩慢ながらしっかり説得力がある。
それぞれの物語も日本の”一休さん”のように変化球で困難を乗り切っていくお話です。「ほほぉ」と唸ります。


「ゴッホ 最後の手紙」2017 ポーランド/イギリス/アメリカ
監督:ドロタ・ユビエラ/ヒュー・ウェルチマン

なんとこの作品は全編絵画です。
画面の絵画に「声」を入れるという手法で、予測以上の出来だった。
画は動かずとも在りし日のゴッホの苦悩や佇まいが想像できる。
画像もしっかり微細に”ゴッホ”を伝えてくる。

もう一つ、これは可愛らしい作品です。
「ミトン」1967/ロシア

旧ソビエトの時代の作品で国民に親しまれた作品だという。
子犬を飼いたい女の子の可憐な心情を描いている。動きが本当に愛らしい
ぽッと優しい灯が灯るような作品です。


先週はアニメだけをレンタルしてみた。
各国のお国柄がよく出ているなぁ・・・・と感じる。
まだまだ、知らない良品がたくさんある。


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でかしたぞ・・・バブ!

2019年10月08日 | 喜怒☆楽
9月下旬頃から体のあちこちに異変が起きていた。

①まず、起床したら右の臀部から腿裏にかけて痛みを感じた。
スッスッと脚を伸ばしての歩行には支障ないが、”曲げる”動作が全てアウトだった。
このイヤな感じはDrを頼るしかないかなと観念したが・・・。

これまで関節・筋関連に何か不具合を感じると、ネットのサイトで効きそうなストレッチを探し治してきた。
ネットの世界には優秀な作業療法士たちが結構いる
たくさん見かける中で”優秀な一人”に巡り合えれば医者いらずです。

でも今回はストレッチでは無理だろうと正直期待は薄かったのだが。。痛みが消えてしまった
しかもよく知られている簡単なストレッチを2日しただけ。
「臀部から脚の腿裏の痛み・痺れ」をキーワードに検索をかけたら結構ヒットした(この症状多いのか)
その中で梨状筋の凝り(中殿筋の下にある)に思い当たることがあり
臀部のストレッチを1時間に1回の頻度で試行した。
  仰向けに寝て、片脚の膝上に痛い方の足のくるぶしを乗せ、土台となった脚を手前に引き寄せると、
  ググっと痛脚の方の臀部が伸びる。
これだけ。これだけを2日して治ってしまったのです。


②そして1日も間を置かず今度は首から背中にかけての張りが凄かった。
半日後、張りが痛みに変わる。
背中の痛みは心臓など体内的な原因が考えられるとよく聞くので、これは続いたら循環器系か整形外科行きだなと覚悟した。
これまで経験したことのない違和感のある症状。ギュギュっと内側から筋が収縮するような痛みが時々来る。
サイトで検索して”肩甲骨はがし”なるストレッチを試みる。これが実に気持ち良く根気強く続ける。
3日目あたりから収縮する痛みの間隔が伸びてくる。肩甲骨はがし、ネーミングは間が抜けているけど凄いゾ
   両腕を曲げて肩まで持ち上げた状態がスタート(曲げた両腕/肩が直線になるように)
   この状態で両腕の肘を持ち上げそのままググっと後ろに引いていく。そしてゆっくり肘を下していく。
この肘を下していく段階がなんとも気持ち良いのです

しかし痛みの間隔は伸びてきても何に由来する痛みなのか分からなければまたぶり返すのではないか?
どうして立て続けにこの時期に不具合が生じたのか・・・。
私はいつもと違う何をしたのか?
冷房だ 
冷房は苦手で毎年控え目に使っていたが、今年は早朝から深夜までガンガン使っていた。
体が強張っていたんだ。へこんでいたんだ。ほぼこの結論で納得する。
じゃ、この強張りをとらないと。。。。シンプルに入浴が一番→効果的な入浴法は炭酸湯→近場の炭酸湯のある施設に通う。
と完全治癒目指して道筋を確定しかけたところ、身近で入手できる炭酸バブの存在に気付いた。
温泉効果ほどではないにしろいくらかは、という気持ちでバブを試してみた。結果、バブの効能書きどおりの効果でした。
肩甲骨はがしとバブ入浴をセットにしてから3日。痛みは全然なし。凄いぞ、バブ
(やっとタイトルに辿り着けました

私の場合は冷房漬けの毎日が相当体にダメージを受けていたようだ。









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