奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝と昼の虫探し トンボ、チョウ、甲虫

2021-05-25 19:53:55 | 奈良のむし探検
奈良のむし探検 第17弾


5月23日は朝と昼に散歩に出かけたのですが、結果として、虫探しになってしまいました。田んぼの畦道には花がいっぱい咲いていて、そこにハチやアブなどがやってきて、また、葉には甲虫がいたりして、虫探しには最適でした。この日は全部で30数種を見つけることができました。まずは、トンボとチョウ、蛾、それに甲虫です。



まずはアオモンイトトンボ。これは一眼レフのマクロで撮りました。



そして、コフキトンボ。これはコンデジで撮りました。



それからシオカラトンボ



それに、ハラビロトンボ



次はチョウです。これはヒメジャノメ



それから、キタキチョウ。キタキチョウの数が少ないです。滅多に見つけられません。モンシロチョウは山のようにいるのですが。





チョウ目なので蛾も載せておきます。これはキアヤヒメノメイガ。この日は2匹見ました。(追記2021/05/30:うろ覚えで書いてしまいました。たぶん、シロアヤヒメノメイガの方だと思います







ここからは甲虫です。最初はジュウサンホシテントウ。最初はハムシかなと思ったのですが、何となくテントウ風です。家で調べてみて、名前が分かりました。初めて見ました。





うまく写っていないのですが、これはたぶん、ヨモギハムシだと思います。



これはアルファルファタコゾウムシ



それから、ヒメマルカツオブシムシ





最後はモモブトカミキリモドキでした。このほかにもカメムシ、バッタ、ハチ、ハエなどがいるのですが、次回に回します。

朝と昼の散歩 鳥、植物

2021-05-25 07:42:50 | 奈良散策
奈良散策 第99弾


5月23日はムスジイトトンボの写真を撮ろうと、朝と昼の二回、いつもの養魚池付近を歩きました。結局、ムスジイトトンボはおろかイトトンボ自体がほとんど見つかりませんでした。それで、田んぼの畔を歩いて、虫の撮影を始めました。これがなかなか面白くて、結局、関係ない虫の写真ばかり撮ってしまいました。虫の名前調べがまだ終わっていないので、残りの鳥と植物の写真をまず出します。









まずは朝の散歩から。散歩に出かけるとすぐにオオヨシキリの声が聴こえてきます。畑の間に残っているヨシ原で鳴いているのです。この日は鳥は撮らないつもりだったのですが、電線で鳴いていたので、思わずパチリ。オオヨシキリも鳴き声を聞き始めたころは、夢中で撮影したのですが、あまりに数が多いので、最近はスズメと同じレベルになってしまいました。つまり、見てもあまり感動しないという意味です。



いっぱい咲いていたので撮りました。茎を折ってみると中空なので、ハルジオンだと思われます。



畑の間には水をいっぱい張った金魚の養魚池がちらほら見られるのですが、鳥除けに細い糸をたくさん張っています。それに朝日が当たって輝いていたので撮りました。



これも養魚池ですが、なぜか、ここだけ草が生えてきています。最近、畑でよく見る帰化植物のホソバヒメミソハギかもと思っているのですが、大きくなる前に取り除かれるので、確かめることができません。双眼鏡で探し回ったのですが、イトトンボはまったく飛んでいませんでした。







仕方なく、田んぼの畔で虫探しをしました。これが意外に面白く、こちらにはまってしまいました。オオバコがあったので、写しておきました。花を拡大して見たのですが、どれが花やらさっぱり分かりません。「牧野 新日本植物図鑑」を見ると、「花冠は漏斗形で先端は4裂する」とあるので、一番下の写真の矢印の部分が花冠のようです。そこからたくさん飛び出しているのは雄蕊です。こういう細かい観察をするときは手書きの図鑑がいいですね。





花についているアブが気になりますが、今回は花に着目します。葉に深い切れ込みがあるので、たぶん、ヨシノアザミではないかと思います。





先日、べたがけ栽培をしているのは何だろうと気になっていたのですが、布を取り外してあるところがありました。イネの苗みたいですね。あちこちで布がかぶせて栽培しているので、たぶん、この辺は田んぼだらけになるのでしょう。





朝の散歩の帰りにマンション近くでクリの花を見つけました。栗の花を見ると、アカシジミのようなゼフィルスを思い浮かべるのですが、こんな田んぼばかりのところでは夢のまた夢でしょう。





ここからは昼前の散歩のときの写真です。イヌガラシやスカシタゴボウのような感じですが、何となく雰囲気が違います。





それで、花と実を拡大してみました。「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」を見ると、下の方の葉には切れ込みがあり、花には花弁がなく萼だけで、果実の長さが果柄より長いことから、ミチバタガラシという在来種のようです。(追記2024/0725:花あるいは果実が葉の腋から出るのは在来のコイヌガラシのようです





これはたぶん、セリ。今、花が咲いています。





最後のこの花、たぶん、栽培種が逸出したものだと思いますが、何だか分かりません。長い距があるのが特徴的ですが・・・。

朝の散歩 虫やら植物やら

2021-05-24 20:04:17 | 奈良散策
奈良散策 第98弾


5月22日朝の散歩のときの写真です。この日は朝ちょっと晴れたので、勇んで出かけたのですが、途中から曇ってきました。



まずは出かけるときにマンションで見つけた虫で、ビロウドサシガメです。





これはマツバゼリ





折角、接写を持って行ったので、花を拡大して撮ってみました。下はツボミです。



これはアオモンイトトンボ





これもにじり寄りながら、接写で撮ってみました。意外に逃げないですね。



これはこの間調べたクサヨシです。



久しぶりに蛾がいたと思って、ちょっと離れていたのですが、望遠で撮りました。たぶん、バラシロヒメハマキ





これはコフキトンボ♀。





この2匹は♂。数えたわけではないのですが、この辺りで一番多いのがコフキトンボ、次がシオカラトンボかアオイトトンボ。それから、ハラビロトンボ。そんな感じです。







この木はだいぶ迷いました。でも、葉の鋸歯の入り方や、花の特徴から、イヌツゲではないかという結論になりました。



金魚の養魚池にヘビが泳いでいました。本当はすぐ近くにいるときに気が付いたのですが、慌ててしまい、ピントがあわなくって、こんなに離れてしまいました。





これはアルストロメリア と呼ばれるAlstromeria属の栽培種で、ユリズイセン科だそうです。



これはナミアメンボだと思います。







最後はムシトリナデシコかな。

雑談)22日朝と23日朝と昼、天気がまあ良かったので、ムスジイトトンボの撮影に行きました。だいぶ探し回ったのですが、イトトンボ自体がほとんど見当たりません。結局、いつものアオモンイトトンボを撮っただけで終わってしまいました。ただ、水を張った畑の上をギンヤンマ、養魚池の上をクロスジギンヤンマと赤いトンボ(ショウジョウトンボかな)が飛んでいました。何枚か飛んでいる姿を撮ったのですが、どれもピントが合っていませんでした。飛んでいるときはピントを固定して撮っているのですが、池がかなり広いのでなかなかピントが合わないようです。

朝の散歩の続き 植物と虫

2021-05-23 20:43:05 | 奈良散策
奈良散策 第97弾


5月18日の朝の散歩の続きで、植物と虫の写真です。





水を張った田んぼの畦にヒエガエリが生えていました。ちょっと面白い感じだったので、撮りました。





この間から撮っているヤナギハナガサ。今頃はいっぱい咲いています。





ユキノシタ、また撮ってしまいました。





これはナワシロイチゴ





このイネ科、この間から気になっていたので、一株採取してきました。先日購入した、長田武正著、「日本イネ科植物図譜」に載っている検索表で検索してみました。詳細は次回に載せますが、たぶん、第9群に属するクサヨシでよいのだと思います。





これはイグサ科のです。



ハラビロトンボがいました。感じは♀みたいですが、腹部末端の構造を見ると、これは若い♂だと思われます。







これは畦道の真ん中に生えていました。山渓の「日本のキノコ」を見ると、ヒトヨタケ科のヒメヒガサヒトヨタケ Coprinus plicatilisに似ている感じです。ヒトヨタケなら、溶けたようになるので、昨日様子を見にいきました。残念ながら、工事の車が何台も通って、この道の植物はみな踏みつぶされていました。



これはヒメジャノメ









これはコフキトンボ





それからアオモンイトトンボ





最後はイヌホオズキの仲間です。「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」を見ると、この仲間を見分けるには花と同時に実を見ないといけないようです。もう少し様子をみましょう。

雑談)コンデジのズームを最大にすると、最小撮影距離がかなり離れてしまうので、クローズアップレンズを付けたらどうだろうと思って、計算をしてみました。レンズの公式を用いて計算するのですが、Nikon P950について調べてみると、ズーム最大の時の焦点距離が327 mm、このときの最小撮影距離が5 mの場合に、焦点距離1 mのクローズアップレンズをつけると、最小撮影距離は833 mmに縮まることが分かりました。しかも、このとき、撮影倍率は実に0.42倍に。これは早速試してみようと思って、クローズアップレンズを注文しました。計算方法や結果をメモとしてブログに出しておこうと思ったのですが、式をどうやって入力したらよいか分かりません。そこで、ネットで探していたら、JavaScriptのライブラリのMathJaxを使うとよいと書かれていました。これだと、式はLaTeXの形式で入力すればよいので便利です。試しにhtmlファイルを作ってやってみると、結構、うまくいきました。そのうち出してみるつもりです。

朝の散歩 梅雨の合間の鳥・トンボ撮り

2021-05-22 20:33:46 | 奈良散策
奈良散策 第96弾


雨が上がったので、5月18日の朝、散歩に出てみました。空は曇っていたのですが、雨が上がって鳥たちも嬉しかったのでしょう。あちこちで鳴き声がしていました。





普段はヨシ原の中で鳴いているオオヨシキリが電柱のてっぺんで鳴いていました。





電柱に斜めに張っているワイヤの上でも鳴いています。







最近、まったく姿を見せなくなったヒバリもこの日は姿を見せました。





稚魚を入れている養魚池では相変わらず何か植物が生えてきていました。その間でイトトンボが飛んでいました。止まったときに撮ってみると、アオモンイトトンボでした。







電線にはツバメが止まっていました。











いつものヨシ原に行くと、枝の先端でオオヨシキリが止まっていました。オオヨシキリはやはり鳴いているときに撮りたくなりますね。



いつものヨシ原の横に座って、ヨシ原やその向こうにある木に止まる鳥がいないか待っていました。この日はモズが止まりました。





こちらはヨシ原の中にいたオオヨシキリです。



それからまた、モズです。







最後は養魚池で撮った写真ですが、どうやらアオモンイトトンボではなさそうです。初め、セスジイトトンボかなと思ったのですが、どうも違うようです。セスジイトトンボと同属のクロイトトンボ、ムスジイトトンボ、オオイトトンボとの違いは青木典司著、「神戸のトンボ」に詳しく載っています。それによると、この写真の個体は、肩縫線上にわずかに淡色部があり、眼後紋が小さい、それに、顔面の模様が「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」に載っているパターンに似ているというところから、ムスジイトトンボではないかと思っています。ただ、後方から撮った写真がなく、眼後紋も後頭条もはっきりとは写っていません。確認のためにもう一度撮る必要があります。そこで、ムスジイトトンボかどうかを確かめるために、今朝、もう一度同じ場所に行ってみました。残念ながら今日は見つかりませんでした。明日の昼、もう一度行ってみたいと思います。