電脳くおりあ

Anyone can say anything about anything...by Tim Berners-Lee

飯能まつり

2004-11-07 22:23:07 | 生活・文化
 「飯能まつり」は、毎年、11月の第1土曜と第1日曜に行われている。昨日が前夜祭で今日が本祭。今日は、親子3人で10時半に家を出た。駅まで自転車で行き、駐輪所に自転車を預け、駅前から歩く。駅の近くの銀座通り商店街に面した広場では、役所や青年会議所関係の出店があり、新潟中越地震の募金活動をしていた。この秋晴れの空を、遠く、新潟の被災地の方々はどんな思いで眺めているのだらうかと思うと、浮かれていられないような気がした。今日はできるだけ食べ物は買わないようにして、その分見舞金にまわそうと決める。妻がその方が身体のためにもいいのよと言う。
 「銀座通り商店街」から「大通り商店街」に行き、出店を冷やかしたり、山車をみたり、子供会や幼稚園の演技を見たりした。飯能まつりの本祭りに出てくる山車は10台であり、大きく分けると上部に人形を乗せた「江戸型山車」と、唐破風屋根になっていたり彫刻がされていたりする「屋台型山車」の2つになる。 10の旧町内会がそれぞれ山車を持っており、それぞれ、双柳、1丁目、2丁目、3丁目、河原町、宮本町、原町、前田、柳原、中山といい、今年の当番町は前田囃子保存会である。

 私の住んでいるところは、旧柳原地区に属しており、柳原囃子保存会がある。夕方家に帰る途中に柳原自治会館があり、そこで練習している小中学生をよく見かける。4月、7月、11月の祭りの他に発表会などがあるようで、月2回の定期練習をしている。平成14年から飯能市立加治小学校の教育の一環として5年生が柳原囃子保存会から囃子指導を受けている。加治小学校では「底抜け屋台」も地元の方の製作で寄付され、外で演奏する時に使用しているそうだ。我が息子は残念ながら、参加していない。5年生になったら経験することになるはずだが、今のところは、祭りを見に行くのは好きだが、自分で演ずるのはいやなようだ。

 今日は、感心なことにその息子は、150円のチョコバナナを1本買い、300円のくじ引きを1回やっただけだ。12時少し前に、昼食を食べる。飯能にきて3年だが、毎年飯能まつりの時は「大通り商店街」にあるビジネスホテルの前の庭でカレーライスを食べている。6人がけのテーブルが4つ並んでいるだけの簡素な場所だが、通りから少し入ったところで、山車が通るのを見ることができる。メニューはカレーライスと山菜そばと山菜うどんとコーヒーしかない。カレーライスはお祭り価格で350円。田舎風のカレーで、子どもも私も気に入っている。不思議なもので、沢山の出店があり、そこでいろいろな食べ物を売っているが、ここにも何人かやってくる。

 食後、「原町商店街」、「中央通り商店街」を見て、飯能駅に戻る。飯能駅の中に、「ユニクロ」があり、そこで子どもの洋服を少し買ってから、本屋に寄り、自転車に乗って帰る。家に帰り着いたのは、2時だった。人通りの多い中を歩くのは、さすがに疲れた。でも、飯能市民になって、なんだかんだ言いながら、飯能まつりには必ず行っている。何となく、市民としての義務のような気になってきたのは、ここを終の棲家と決めたからかもしれない。

コメント
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