水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

チケットがある限り、劇場に行くのがヅカオタなのだ(We love AKIRA)

2016-09-25 | 花組
まぁ、どう頑張っても無理なものは無理、ってことも勿論ありますけどね
台風が迫る中「アイラブアインシュタイン」行ってきました


もしかして、台風最接近は公演が始まる頃じゃ
ヤ、ヤバイ~
チケットは一枚きり。これを逃したらもう見れない、あきらくん(瀬戸かずや)のバウなのに
そんなのイヤだ~
というわけで、電車が動かなくなる前に宝塚に着いてさえいれば、あとのことは知らんってことで、
カッパと着替えとタオルも用意して、朝病院に行ったその足で、宝塚に直行しました
(朝一に予約入れといてよかった
雨はかなり降ってましたが、風はそれほどでもなかったので、大して濡れずに劇場にたどりつけました

壮ちゃん(壮一帆)が来てました
嵐を呼んだのはあなたでしたか卒業して晴れ女に戻ったんじゃなかったのね
(大劇場には、ちーちゃん(蓮水ゆうや)が来てたそうですねちーかいやん


さて「アイラブアインシュタイン」。タイトルの意味は、今もわかりませんが、楽しかったです。
谷タカヤ先生のデビュー作。力入ってましたね
セットとか、フィナーレまで含めてお衣装も、好きなタイプです。
でもまぁ、なんでこんな難しいテーマを選ぶかなぁそこが中二病と謂われる所以かな
ネタバレあります。








面白かったですよ。人型ロボット、アンドロイド、サイボーグ、AIやら、クローン技術とかの定義が頭の中をグルグルして
頑張って、話の展開についていかないといけないので考えてる暇が無い
でも良く考えたら、矛盾がいっぱいあるはずよね、って感じでいつのまにか誤魔化されてしまったような

1幕の最後で終わっても良かった気がします。かなりインパクトあったし、盛り上がったのでね
よっしー(斎藤吉正)の、カラマーゾフの1幕最後を思い出しました
ただ1幕で終わっちゃうと、じゅんこさん(英真なおき)たちが片付かないし、べーちゃん(桜咲彩花)との絡みも無くなっちゃうからなぁ

じゅんこさんと亜蓮くんの関係はわかりやすかったです。思いっきり怪しい組織でしたけどね
やってることと矛盾してるんだけど、亜蓮くんは特別で、愛がある不思議。
それは、しぃちゃん(和海しょう)も同じで、事実を知ってしまっても最後の瞬間には
「総統が苦しむのを見たくない」って言う、しぃちゃんにちょっとキュンとしました

あきらくんもアンドロイドってオチじゃないよね?って言ってたら、その通りだったので笑いましたが
っていうか、怪しいのは当然じゅんこさんなんだけど、さらにその上を行く人がいて
それはマイティー~(水美舞斗) 君か~オベ様で、その上ラスボスで(ちょっと違うけど)
全ての鍵を握っていた男一人でやり遂げるなんて、凄い天才。でもイロイロ怖い~

この作品“サイエンス・フィクションラブ・ストーリー ”だそうですが、“サイエンス・ファンタジー”だなと思いました。
じゅんこさんと亜蓮くん、しぃちゃんの結末もそうだけど、あきらくんと、しろきみちゃん(城妃美伶)の愛、
そして最後もっと未来に、しろきみちゃんが別の女の子として出てきた時に
「ところで君は人間?それともアンドロイド?まぁどっちでもいいか」みたいな台詞で終わるのが、ファンタジー。

アンドロイドやAIが心を持ったら。自分の意思を持ったら。というか悪意を持ったら。
仕事を奪われる、なんてレベルではなく、世界が恐ろしいことになるんじゃないかと思わないのかな
囲碁のプロ棋士にAIが勝ったり、マイクロソフトが開発して公開したAIが、悪意に染まって
暴言を吐くようになったニュースとか見ると、ゾッとするんですが
でもこのパラレル・ワールドが、タカヤくんの理想の世界なんだろうか。この夢みたいな世界。
それとも宝塚だから、あんな終わり方にしたのかな。
いろいろ頭の中を、グルグルしてますスカステの放送で、もう1回見たら、腑に落ちるかしらね


有難かったのは、ちゃんとフィナーレを付けてくれたこと
何より黒燕尾少し高い所で、一人で立つ、あきらくんの立ち姿がメチャメチャ美しくて
そして反則だよ~な、あの黒燕尾の振り付け
だいもん(望海風斗)が号泣するはずだわ
あの黒燕尾だけでも、もう1回見たかった


それからもう一つ、たそ(天真みちる)と、いぶちゃん(梅咲衣舞)のアンドロイドコンビが鬼可愛かったです



結局千秋楽までに、書けませんでした
花組バウホール公演「アイラブアインシュタイン」千秋楽おめでとうございます
お疲れさまでした
コメント
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