水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

雪組バウホール公演「PR×PRince」

2019-04-07 | 雪組

月組公演中なのに、日帰り東京遠征を敢行し、バウ公演観劇を無理矢理詰め込んだので、先週から今週にかけて超ハードでした

おかげでこの寒さにもれなく風邪を引いて、感想記事が書けません

まぁぼちぼち行こう

ネタバレは少しだけ。

 

 

 

 

 

 

ポスター画像が出ると、綺麗な色味で夢々しくて、いかにも少女漫画チックで、若手のバウ公演にピッタリかも~と期待してました。

でもお稽古場情報や、初日映像を見ると、アラ?理系男子なの?環境問題絡み~?

それでまさかのダサ眼鏡取ったら、超イケメンのありがち設定?もしや「AーEN」ありちゃん(暁千星)ver.の二番煎じ?

新公卒業した男役にあれは無いぞ大丈夫か?と不安要素続出

 

でも大丈夫でした~

設定とか展開とか、ご都合主義でホントりぼんなかよしの少女漫画みたいでしたが

でもシリアスな文芸作品ではなく、軽いタッチのコメディ作品なので、全然OK楽しく笑えました

 

ダサくて気の弱い眼鏡の理系王子ひとこちゃん(永久輝せあ)

眼鏡を取ったらイケメンなので、誰かにビシバシしごかれて、イケイケプリンスに成長するのか?と思ったら、

なんと眼鏡を取ったら人格変わった~

一種の二重人格ですね。

それについては子ども時代のエピソードが語られたり、あとあと人格を統合するために出てくるエピソードでも笑かしてもらいました。

 

その二重人格の演じ分けが、なかなか良かったですよ

ダサくて気の弱い眼鏡男子が、眼鏡を取ったら超イケメンのキラッキラ王子で、無自覚にカッコつけてて、

世の中すべての女子をひれ伏させるカサノバみたいなキャラに変身するって

ひとこちゃんのヘタレキャラとキラキラ王子キャラの両方を楽しめました有難うございます

 

 

面白かったのはレオくん(煌羽 レオ )の扱い方。

なんと台詞が一言も無かった~のにメチャメチャカッコイイ凄いわアレ

ことある毎にペキエノ王国を陥れようと企む隣国の王女リリー(愛すみれ)の彼氏なのか忠実な部下なのか、いつもそばにいる存在。

長髪を一つに括って、ダークなスーツをビシッと着こなし、寸分のスキも無い感じ。

そして動きがいちいちカッコつけてるのがメチャメチャ決まってる~さすがレオくん研12

でも一言も喋らないリリーの耳元でひそひそ話をしたりはするんですが

レオくんなので目力あるし、悪役なのか?と思わせといて、実はそうでもなくて、意外とイイ奴みたいなのがまた良かったです。

 

観る前はちょっと心配でしたが、上手くまとめてて、楽しく観れました。軽くて楽しくて幸せになれます

音楽は吉崎先生って言ってたような。良く言えばとっても宝塚らしい、悪く言えば古臭い曲でしたが

意外と作品にマッチしてるのが面白いなぁと思いました。

 

ヅカオタ町田先生の次回作も楽しみにしてますよ

コメント
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