水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

静かにスルーするのが思いやりではないでしょうか

2019-08-25 | 宝塚

ファン歴10年超になりましたが、正直“すみれコード”について誰かに教えられたことはなく、良く知っているわけではありません。

すごく漠然としていて、ふんわりしているどこからどこまでがOKでどこからがOUTなのか‥‥‥

 

今回の件で考えてみたのは、“すみれコード”って

「夢を壊さないための思いやり」

なのではないかな、ということです。

生徒さんの本名や年齢を公にしないことや、男役さんがスカートをはかないことも。

以前は人前で食事をするのもNGでしたね。“霞を食べて生きているフェアリーだから”

さすがに今は非現実的すぎるからか、無くなりましたけど

 

「おとめ」に載っている愛称は本名由来のことが多いですし、長く応援していれば、

どこかの時点でいつのまにか本名を知ってしまうものです。年齢もその気になれば、計算すればわかります

それでもおおっぴらにはしない、というスタンスです。夢が壊れるから。

 

以前の記事に書いたように、すみれコードは法律ではありません。

でもこの特殊な夢の世界を守るために、幅広い年齢層の男女が楽しめるように、劇団とファンがお互いに協力しあい、思いやる。

それがすみれコードではないでしょうか。

それはたとえば、推理小説の真犯人をバラさないことや、外出先から自分のゴミを持ち帰ることのように。

観劇中に前のめりにならないことや、携帯電話の電源を切ることみたいに。

みんなが気持ちよく生活できるような、みんなが気持ちよく観劇できるようにするための、

ちょっとした思いやりと同じではないかと思うのです。

 

昔は男役さんもスカートをはいて楽屋口から出て来るのが普通だったと聞きます。

いつ頃から常にパンツスタイルになったのかは知りませんが、ファンの気持ちを考えてくれたのが定着したのでしょうね。

 

生徒さんがファンのことを考えてくれるように、ファンも生徒さんのことを考えて行動したい。

知っていても、知ったとしても表面上スルーする声高に話したりしない。別に知っていることが凄いわけじゃないですから。

街中やお店で見かけても、プライベートな時間ですから騒がない。見なかったフリをする

劇場に観劇に来てても押しかけて写真を撮ったりしない。

開演直前に、他のお客さんにも迷惑ですよね。そして当の生徒さんの評判を落とすことにもつながりかねません。

ただ、同じ宝塚の公演なら、拍手で迎えるのは私はアリかな、と思います。

自分の座席から離れるわけではないですし、ご一緒に観劇できるのが嬉しいです、という意思表示になるので。

 

 

今回週刊誌に載ってしまったのは残念なことだと思います。

でもその件に関して、ブログの記事のタイトルに名前を出したり、

ツイッターに#をつけて○○ガンバレとか、応援しますとかっていうのは、どうかと思います

実はアンチなのか、アクセス数を稼ぎたいのか、面白がってるだけなのか、と疑ってしまいます

知らなかった他組ファンや一般の人に興味を抱かせ、拡散して騒ぎを大きくしているだけでは?と。

 

この一件でここぞとばかりに叩いている人も、他人事ではないのでは?

いつ自分の贔屓にふりかからないとも限りません。

他人の贔屓を叩いて嗤う前に、ご自分の行動を振り返って、自分の贔屓に迷惑がかからないようにして頂きたいなと思います。

コメント
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