少し時間が経ってしまいましたが、もえこ(瑠風輝)のバウを見てきました。
しばらく引きずってました
ネタバレは少しだけ、かな。
これはもう好みの問題ですね。駄作というわけではないので。
かなり苦手な方の作品でした。元々キムシン作品がダメな時があるので。
ファンタジーというより、教訓的寓話。キムシン好きですよね、こういうの
それももの凄くブラックで「ほんとは怖いグリム童話」みたいな感じです
私にとっては、ほぼホラーでゾッとしました苦手なんですよ、ホラー映画とか
活字で読む分にはそれほどでもないかもしれないんですが、舞台だとよりリアルになるので。
真ん中二人を中心に考えれば“ロマンス”なんでしょう。
キムシン作品で同じようにラストが、しがらみから解放されて旅立つ二人、なのは「蘭陵王」も同じなんですよね。
蘭陵王は悲惨な子ども時代のせいで、感情が無く他人を愛せない性格になってしまっていたのが、
本来の自分を取り戻し、愛してくれる人を見つけて、ささやかだけど本当の安らぎを得る。
戦争はあるし、権力闘争もあるし、山賊がいたりとかなり殺伐とした時代なのに、不思議と後味は悪くなかったです。
それで「リッツ・ホテル~」の方が、後味が悪いように感じるのは、なぜなんだろう?って考えてました
思い出したのは「一人殺せば殺人者だが、100万人殺せば英雄になる」なのかなと。
お屋敷で殺されたのは一人じゃないでしょうけど
お屋敷の人間全てが共犯者だということに寒気がしました
そしてそれを当然のこととしてキスミン以外疑う人はいず、受け入れられている世界が怖すぎました。
キスミンはあんな世界に育ったのに、常識的な道徳観から外れなかったのはある意味スゴイ
大概の人は染まっちゃうでしょうからね
ファンタジーの形をとってますが、いろんな意味で考えさせられる深い話だなと思います。ツッコミどころはありますけど
セットはイマイチでした期待しすぎたかもしれません
いつものキムシンの虚仮威しセットでしたし、面白い道具とかも出てきましたけど、ひねりが足らないわ
テンポ感もイマイチでしたけど、楽までにはもっと良くなってるでしょうね。
それにしても、もえこの足の長さよ顔小さいし、スタイル良すぎてビビリました宙組見てるわ~な感じがしました。
にしてもあの顔の小ささは、相手役泣かせだわ
夢白さんも、こってぃ(鷹翔千空)も別に顔が大きいわけじゃないと思んですけどね
そして、もえこも、こってぃもホントに歌が上手いです。お芝居も悪くない。ちょっと地味な感じはありますが
夢白さんは、歌もお芝居も普通かな。下手ではないです。まぁ頑張って
期待したほど可愛くなかったなぁポニョ顔なので、メイク頑張ったらもっと可愛くなると思うんですが。