この三連休、暇だったので映画版の「今夜、ロマンス劇場で」を見ました
ビックリするくらい原作映画そのまんまのところもあり、役や場面、セリフを増やしたり削ったり入れ替えたり。
映画もとっても面白かったですし、そしてやっぱり普通に泣けました
白黒映画の幕開きの舞踏会に使われていた曲、クラシックの曲っぽく新しく作った曲なのかと思ってましたら、
シュトラウス2世の「加速度円舞曲」という実際にある曲なんですね(曲名に“加速度”って何?って感じですけど)
原作映画の中でも使われてました。他にも三獣士の曲や、妖怪ミュージカルの曲もそのままでした。
三獣士と言えばエンドクレジットを見ていたら狸吉が竹中直人さんでびっくり
オファーを出す方も出す方ですが、受ける方も受ける方でメチャクチャ贅沢で笑いました
年老いた健司は加藤剛さん。まさかこれが遺作だったとは
私のお奉行様(大岡越前守)は加藤剛さんなのでそして「剣客商売」の大治郎も加藤さん(古っ)
そして大蛇丸映画にはチラッとしか出て来ないとは聞いてましたが
まさかアレ小柳先生マジ凄い
気になる方は是非映画の方も見て下さい
プログラムでは映画のプロデューサーさんが、「決して大ヒットした映画ではない」と謙遜されてましたが、
いえいえ脚本はしっかり練られてるし、キャストさんも素敵な方ばかりだし、作品への愛や映画への愛が伝わって来ました
派手な大作映画では無いかもしれませんが、後々まで愛される作品だなと思います。
映画からテレビ、そしてネットの時代になり「物語が消費されるスピードは加速度的に上がった」かもしれませんが、
それにより、もしかしたら人の目に触れる機会が増え、また時を超えて掘り起こされ、
結果的に作品の寿命が延びる可能性もあるのではと思いました。
一つだけドヤらせて頂くと、ドレスの着こなしと裾さばきだけは宝塚の娘役に勝てる人はいなさそうだなと思いました