水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

「群盗」

2019-02-18 | 宙組
先週になりますが、宙組DC公演「群盗」行ってきました。
昨日楽でしたね。おめでとうございます。東京公演も頑張って下さい。

ネタバレ少しあります








情報ほぼゼロで観ました伯爵の跡取りキキちゃん(芹香斗亜)が、若気の至りから、転落していく悲劇とだけ。

直前に観た公演が、私的に残念な作品だったせいか、もの凄くいい作品に見えました
正直そんなに期待してなかったんですけどね
セットにしろお話の展開にしろ、かっちりと締まった作品だなぁと思いました。
下級生が多い印象ですが、頑張ってましたね。宙組の下級生に詳しくないのが残念でした


いくら若気の至りでも、犯罪はダメでしょ、と思っていたのですが、そこに至る過程に陰謀があったり
啓蒙主義があったりして、ちゃんと説得力があったと思います。
シラーの戯曲処女作だそうですが、さすがですねぇ面白かったです

なんだか切ない話でしたね。嫉妬とか、誤解とかが無ければ
それぞれの役の行動に必然があって、単純に悪とも善とも言い切れないところが、文学作品だなぁと思いました。
悲劇のラストに向けて驚かされる展開でしたが、一番驚いたのは、もえこ(瑠風輝)フランツの最後の行動で、意外でした。
あれ、原作も同じなんでしょうか


とてもいい作品だと思います。

ちょっと残念だったのは音楽かな
キキちゃん始め、じゅりちゃん(天彩峰里)、もえこと、歌える人が多いのに、単純な曲が多かった気がします。
国と時代的に、ベートーベンとドイツの民謡を使ったのはイイと思うんですけど。
なんか勿体ない気がしました

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かなとくんが美弥ちゃんのD... | トップ | 組替えと振り分け »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宙組」カテゴリの最新記事