春雷観に行ってきました
実際に観るまでは、ものっすごい不安で不安で


脚本・演出は原田先生なので、それなりにきれいにまとめてくるだろうとは思ってましたけど。
なにしろ2年前の「灼熱の彼方」がすごかったので




脚本がひどかった、というのもありますが…

どこの高校の文化祭?なレベルでした


それでも翔くんの華やかさには、目を瞠るものがありましたけどね
あれから2年、大きくなったね翔くん

おばちゃん感激



(親戚じゃないけど

)
一番心配だった歌が相当良くなってる

ホタテやあすくんに比べれば、
余裕もないし、まだまだなんだけど、発声の仕方を変えたのかな?
声が良く伸びるようになってたと思います。
お芝居は上手くなったとは思うけど、無駄な動きや
逆に棒立ちみたいなとこがあったりしてバラツキが目立ちました。
それでもその有無を言わさない華やかな美貌は、ホントに素晴らしいです


単独主演はまだ早いんじゃないかと思ってましたが、これからの成長に期待してます


原田先生の脚本も「キャパ」や「ニジンスキー」に比べれば良かったです。
キャパは周りがしどころのない役ばかりでしたし

ニジンスキーも真ん中の3人だけでしたものね
ゲーテとウェルテルの二役、というのはどうするのかな、と思ってましたが
なるほど~というまとめ方でした

それによって悲劇で終わらずに希望を持った終わり方になったのは、今の翔くんに合ってたかも

ただ、最初に出会って恋に落ちるとこは、スポットとかを使ってもう少し強調するとか、
出会った後で、惹かれている様子をもう少し出したら良かったのに、と思います。
演出はいつもながら、とっても綺麗。
セットは今公演中の花組と同じ方らしいですが、(未確認ですみません

)
自然の美しい田舎のワールハイムを象徴する大きな木(菩提樹だったかな?)と
都会で宮廷のあるワイマールの象徴の金と赤の、ちょっと毒のある感じの
釣りもののセットの対比が良かったです
役の中ではまなはるが儲け役ですね

真ん中3人の三角関係に加えて
まなはるとあゆみのカップルの話が絡むのが、厚みが出てよかったです。
ただ、あゆみはキャラがちょっと違うんじゃない?とは思いましたけど
大ちゃんは格好良かった


なんかカッコいいお芝居をする大ちゃんを初めて見たような気がする

せしちゃんはホントに綺麗



たま~に男役のなごりが出てましたが


娘役スキルをどんどん上げてきてて凄いです

大ちゃんと翔くんの間で揺れ動いて、葛藤するとこは良かったなぁ
ヒメのばあやはさすがです

うざくないばあやでした


でもフィナーレで踊ってるとこは、濃い~いつものヒメでした
ホタテの使い方はちょっともったいなかったかも

すごく上手くて、出る度にしっかり笑いを取ってましたが
あすくんのじいやも上手かったなぁ

でもずっとお爺さんはヤダなと思ってたら、
お爺さんは最初と最後だけで、間でちゃんと若くてカッコイイ役で出てました

良かった


最後にちょっと文句を

フィナーレの大ちゃん、男役と踊って女役とも踊ってるの、素敵で良かったです。
ここは皆、役というより普通に宝塚のフィナーレな感じ。
でも翔くんとせしちゃんのデュエットダンスは何故か役に戻ってた。
それも悪くはないんだけど、せしちゃんはダンサーだし、翔くんも踊れるんだから
せしちゃんはあんな重たいウェディングドレスじゃなくて、もっと踊りやすい衣装で
二人でガッツリ格好良くきめて欲しかったです

そこがちょっと残念でした
いろいろ書きましたが、良い作品に恵まれたんじゃないでしょうか


改めまして、翔くんバウ単独主演おめでとう

これからも頑張ってね
