昨日は地元のお散歩コースで今見られる在来種をご紹介しました。
今日は、同じコース+αで見つけた、ちょっと目を引く外来の花と実をご覧くださいませ。
最初はこちらです。
なかなかこんな様子を見ることは出来ません。
小さくて黄色いのが花で、赤いのは実です。
引いて見たら、こんな感じの円錐花序。葉は奇数二回羽状複葉です。
この1週間くらい前に見たときはこんな感じでした。あれ、どこかで見たような花?
そろそろ答えを・・
こちらはオオモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)です。
中国原産で庭木にされていたものが逃げ出してあちこちで野生化しているようです。
地元でも、この写真を撮った場所のほかに、宇治川沿いでも2か所生えているのを確認済み。
花はモクゲンジより小さいですが、実ははるかに美しいです。
いつまでもピンク色の実が残っていて遠くからでもよく分かります。
お次はこちらです。実ですね。
すごく見慣れた感じの実なのですが、とにかく実付きが半端じゃないです。
プリベットに似ていますが、葉の感じが違います。
ネズミモチにも似ていますが、葉も実も小さめでとにかく多いです。
こちらはコミノネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)だと思います。
というのも、5月頃に咲いた花を覚えていたから。
ブロ友さんに、雄蕊の葯が紫色なのはネズミモチではなくコミノネズミモチと教わりました。
その花が咲いたときの光景がこちらです。
ね、すごいでしょ。
いつのまにかこれだけ増えていました。
実もすごくたくさん生ってるので、あちこちで野生化する予感が・・・
ここからは草本です。こちらの花を覚えておられるでしょうか。
花に記憶はなくても後ろの葉は見たことがあるのでは。
傘のような葉の陰に隠れるように、花が咲いていました。
ぱっと見、チドメグサのように見えますが、葉がはるかに大きいです。
ウチワゼニクサ(ウコギ科チドメグサ属)、北米原産で観賞用として持ち込まれたのが逃げ出したそうです。
確かに大きくて見栄えがするので、水槽に入れたら綺麗でしょうね。
お次はこちらです。
空色のツユクサ?
そうなんですけど、数年前から大繁殖しています。
この写真は、山科川の土手でクズに埋もれるように咲いていたツユクサの仲間です。
色は、先日ご紹介したオオボウシバナとそっくりですが、葉が違うようです。
「ツユクサ 水色 群生」で検索してみたら、「シュッコンツユクサ」というのがヒットしました。
説明を見てみると、
・熱帯アメリカ原産
・通常のツユクサは一年草だが、こちらは宿根草なので翌年同じ場所に生える。
・群生するのが特徴
とのことで、ピッタリ!あなたは宿根露草だったんですね~
それにしてもやっぱり山科川は外来種のアンテナショップです。他の場所では今のところ見られません。
最後はよく知っているお花でのんびりと・・・
オシロイバナですね。ベーシックな色ですが、朝日を浴びて蛍光色に見えました。
こんな色も・・・
白にピンクのタイプは、一つとして同じ花がありませんでした。
南米原産で江戸時代に観賞用として輸入されたようです。
一年草ですが、温暖化で多年草になっているものも多いとか。
近所やわが家では、まだ今のところ一年草です。
外来の植物たちも、近年若干様変わりしているように思います。
今度は何がでてくるのやら・・・
【撮影:2024/9上旬 宇治市】