みずの森に車を止めたまま向かったのは琵琶湖岸。
(余談ですが、最初反対側に向かって歩き出しました。どれだけ方向音痴やねん)
約3分で湖岸に到着です。
久しぶりです。手前にびっしり生えているのは・・・
ご想像通り、ヒシです。
(奥の橋は琵琶湖大橋ですね)
2016年、ハスの終焉を目撃した時にも、かなりたくさんのヒシが生えていました。
ハスは消えましたが、ヒシは元気もりもりです。
ヒシはミソハギ科ヒシ属の一年生の水草です。
ヒシは暑さに強く、猛暑大好き。
近年の温暖化に適応して、全国の湖沼でここぞとばかり大繁殖しているようです。
琵琶湖でも例外ではなく、ますます勢いを増しているように見えました。
在来種なので、今のところ駆除対象にはなっていないようですが・・・
花は両性花で、小さいですがよく見ると可愛いです。
花が終わると、花から想像できないカチカチの実ができます。
三角錐の先が硬い棘になったような形で、忍者の撒菱に使われたとか。
こんな硬い実の中には豊富なでんぷん質があり、食用にされたそうです。
ヒシの実(左)と、ひっくり返った株(右)です。
根と茎が膨らんだ浮袋が見えています。
落ちていた実を一つ持って帰って玄関に飾りました。
雲が綺麗なので同じような写真を何枚も撮ってしまいました。
いや~何枚撮っても、ヒシばっかりですね(笑)
おや、湖にだれかいる?
ダイサギさん、止まりにくい所にわざわざ止まって何してるんでしょう?
目立ちたがり?
この辺りで目を湖岸の陸地に向けてみます。
コンクリで固めた歩道と湖の細い隙間に意外と花が咲いていました。
こちらはシロバナサクラタデですね。
地元ではまだぽつぽつですが、ここではまあまあ咲いていました。
お馴染みトンボくんです。体節の濃い色の部分が多いので、オオシオカラトンボでしょう。
うわっ、あまり見たくない花も少しですが咲いていました。
こちらは、ナガエツルノゲイトウ。特定外来生物です。
でも、昔行った時に比べたらずいぶん少ないです。
あの悪名高いオオバナミズキンバイに至っては、駆除に成功したのか一輪も見かけませんでした。
ホッ
倒れかかった草ですが、よく見ると葉の腋に白い花が付いています。
こちらはシロネ(シソ科シロネ属)。
日本全土の湿地に分布する在来種です。今年も見られて良かった!
ノブドウの実が色づき始めていました。
朝夕の気温差があるのかもしれませんね。
アカメガシワの実もすっかり陀羅尼介のように黒く熟していました。
それにしても暑いです。そろそろ本当に帰ることに。もう一度湖に目を向けて・・・
この場をあとにしました。
帰りは、道の駅グリーンプラザからすまに立ち寄り。
名物の青花ソフトをいただきましたよ~
友禅の下絵用の青花の色は綺麗なブルーですが、こちらはどうみても草の汁っぽい色・・・
でも美味しかったですよ!
ということで、今回はこれにて終了~
【撮影:2024/8/24 滋賀県草津市】