毎月末、道草日記を連載していますが、それぞれの花の説明をする余裕がありません。
そこで今日は9月上旬に見たちょっと気になるお花たちを在来種と外来種に分けてご紹介しますね。
場所は例によって地元の池の畔がメインです。
せっかくなので、写真、名前の順に載せてみます。良かったら当てっこしてくださいませ。
最初は南池の畔からこちらです。
やっと花が咲いてきました。
葉の形が分からないと区別できないですよね。こちらの写真をどうぞ。
このT字型の葉はサデクサ(タデ科イヌタデ属)です。
初めて見たのは2019年山田池公園です。地元でも見られることが分かりました。
何と準絶滅危惧種なんだそうです。
棘のあるタデ科の植物には、ママコノシリヌグイやヤノネグサなどがありますが、葉の形が違います。
お次はこちら。
あっという間に咲き広がるこちらの植物はクサネム(マメ科クサネム属)
なかなか花が開いているところが見られません。すぐにお豆さんになってしまいます。
近くにはこんな草も。
ツル植物で、自分のツルが絡まって三つ編みのようになっています。
花は小さいですね~
こちらはツルマメですね。
大豆の原種だけあって、花も葉も大豆によく似ています。
といっても、大豆の花の実物を見たことがないんですけど。
お次は北池からこちら。
分かるわけないですよね。
ではもうちょっと近づいて・・・
はい、ガガイモ(キョウチクトウ科ガガイモ属)ですね。
前にも書きましたが、今年は当たり年なのか、あちこちでバンバン咲いています。
なかなか興味深い草で、キョウチクトウ科なのに若芽は食用になるそうです。
実を見る機会は少ないのですが、熟すと中からすごい量の綿毛が。
その種は強壮薬に、綿毛は綿の代用や朱肉にと利用価値が沢山!
そして、日本神話で少彦名が乗ってきた船が、ガガイモの実の殻なんだそうです。
今は花を観賞に。ふわっと柔らかそうな花弁が素敵ですね。
お次はこちらです。
ご存知、サクラタデ(タデ科イヌタデ属)が前よりも沢山咲いていました。
お次のぶら下がり系はなんでしょうか。
葉がないと分かりませんか?ではこんな感じで。
花のアップです。
こちらはニガカシュウ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)です。
最近売り出し中のヤマノイモの仲間。地元ではヤマノイモやオニドコロより沢山生えています。
なかなか花を見られないのですが、こんな風に咲くのですね。
雌雄異株なのですが、こちらが雄花か雌花かよく分かりません。
急に増えてきたこちらの花。
ご存知、センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)ですね。
びっくりするくらいあちこちで咲いています。こちらも今年が当たり年みたい。
中池からも一つ。
草刈りでなくなるかと心配していましたが、何とか刈り残りから花が咲いてきました。
ゴキヅル(ウリ科ゴキヅル属)です。
ゴキは合器で、蓋つき容器のような実がなるから名付けられました。
草刈りのせいで、なかなか実見られません。
どれも朝のお散歩で見た光景です。
暑い夏はカタツムリも夏眠しているのかしら。
【撮影:2024/9上旬 宇治市】