浄瑠璃寺から岩船寺、岩船寺から浄瑠璃寺の往復は、いつもの石仏の道です。
この季節、花はあまり期待できませんが、お天気も良く気持ちのいいウォーキングになりました。
車を止めた駐車場前のカラスウリに見送られて出発です。
あたご灯篭前から山道に入ります。
カキノキの巨木と下にある穴の開いた岩(これがあたご灯篭)が目印。
小春日和に誘われて、虫たちもタンポポに集まっていました。
名残のコスモスも。淡い色が秋の終わりの風情。
ずんずん歩いて行くと、ほどなくカラスの壺に到着。カラスは烏ではなく唐臼だそうです。
巨石の正面に阿弥陀如来、側面に地蔵菩薩が彫られています。
いつも前に季節の花が供えられ、大切にされていることがうかがえます。
いつもは歩く人もまばらなのですが、紅葉シーズンだからでしょうか、大勢の方々と行き会いました。
山の中ということでマスクを取ってあるいていたので、「こんにちは」も控えめに・・・
新日常は面倒ですね~
コナラの紅葉はオレンジ色。
さらにずんずんずん。スギとアラカシの間の道を進みます。
左岩船寺の道標を行き過ぎてすぐのところに、一番有名な笑い仏。
なんども投稿しているので、ハゼノキの紅葉と一緒に小さく・・・
少し戻って岩船寺方向への急な登りです。この辺り、巨石が多く、なかなかの迫力。
万一落ちてきたら、完全にぺっちゃんこになりますね。
岩一面の緑はマメヅタです。それだけでも岩の大きさがお分かりいただけますでしょうか。
岩船寺を参拝、元の道に戻ります。
急坂は最近手すりが出来たので下りられないことはないのですが、折角なので途中で別の道へ。
道標に従って、ミロクの辻・笑い仏方面に向かいます。
山道を抜けるとゆるやかな山裾の道に出会い、そこを少し行ったところがミロクの辻。
やはり、大きな岩に弥勒菩薩が刻まれていますが、年月で風化したのでしょうか、
目を凝らしてやっと見えるか見えないかでした。
(写真は全体の雰囲気なので、弥勒菩薩のお姿は写っていません・・・)
この山裾の道は色々な草花が咲くのですが、さすがに今の時期はほとんど見られませんでした。
わずかにノギクの仲間(ヤマシロギク? シロヨメナ?)のほかは、名残のキツネノマゴのみ・・
後は戻るだけ~
笑い仏で元の道と合流、カラスの壺まで戻ったところで分かれ道に気づきました。
しかも、以前は見かけなかった新しい道標が(残念ながら写真を撮り忘れました)
ナントカ仏まで260mと書いてあったので、行ってみることに・・・
最初は普通の山道だったのですが、段々歩きにくくなり、イノシシの掘った後なども現れました。
しまいには右がすぐに山の斜面、道幅はやっと通れるくらいになってしまい・・・
木が沢山生えていたので、その枝をつかみながらやっと通り抜けましたが、その先はなんと行き止まり。
途中までピンクのリボンが木にくくってあったので間違いないと思うのですが。
左手の方にわずかに見える崖のような登り道を行くのかもしれませんが、さすがに挫折。
泣く泣く元の道を戻りました。
途中で見た赤い実。サネカズラの実が落ちた後ですよね。
特徴のあるカキの落葉。
これも落ち葉?と思ったら、タテハチョウの仲間でした~
本当に枯葉そっくりです。
ということで、最後はちょっともやもやが残りましたが、今回も石仏ウォーキングを楽しみました!
明日は番外編です。
お楽しみに!
【撮影:2020/11/14 木津川市当尾】