咲くやこの花館の熱帯雨林植物室の次のエリアは熱帯花木室です。
どう違うねん、ですが熱帯雨林室の方がまさにジャングルの植物であるのに対し、熱帯花木室には、
「ハワイやタヒチの美しい風景を連想させる」花々が沢山植えられている・・・
と、咲くやこの花館のホームページには書いてありました。
御託並べるより、まずは実際に咲いていた花をご覧くださいませ。
この炎のように燃える赤の花は、その名もカエンボク(火焔木:ノウゼンカズラ科)。
西アフリカ原産の世界三大花木の一つです。
花が美しいことから、世界の熱帯地域で街路樹や公園樹にされているそうです。
上に開いた大きな花の花粉を運ぶのは虫ではなく、コウモリや鳥なんだとか。
続いて見たのはこちらです。
名前は分からなくても何の仲間かはわかるのでは。
こちらはベニバナクサギ。熱帯アフリカ西部原産で、シソ科クサギ属です。
熱帯には情熱の赤い花が多いのでしょうか。
お次も温室のお馴染みさん。
ベニヒモノキ(トウダイグサ科エノキグサ属)です。マレーシア原産。
それにしてもエノキグサ属だったとは!
言われてみたら、エノキグサの雄花に似て・・・ないか。
赤が続いているのでもうひとつ赤を。
こちらは原種ポインセチア(トウダイグサ科トウダイグサ属)。
メキシコと中央アメリカ原産です。
園芸種より地味ですが、苞葉が良く目立ち、花は中央の小さい部分と言うのは同じです。
お次は可愛らしいピンクの花。
フリフリドレスのような可愛い花は、ドンベア・ワリッキー(アオイ科ドンベア属)。
あまり可愛いので、ドンベアコール!・・なんて昔書いて投稿したなあ・・・(遠い目)
ドンベアちゃん、もう一種類咲いていました。
少し赤みが濃いこちらは、ドンベア・バージェシアエ、セミノールです。
こちらも可愛いですね~
赤いのまだあるよ!
やる気のない写真ですみません。こちらはご存知ブーゲンビレア(オシロイバナ科)ですね。
中~南米原産で、あちこちで植栽されています。
赤系ラストはこちらです。
花はわずかで、ほとんどがこんな実になっていました。
ご存知トックリキワタ(アオイ科セイバ属)ですね。
綿はふわふわで、実物を触れるように置いてありました。
ここからは赤系以外の花。
最初は見慣れたこちら。
カリアンドラ・ハエマトケファラ(白花)です。マメ科。
南米原産でどこの温室でも咲いているおなじみさん。
赤(大紅合歓)は残念ながら咲いておらず、白もこの一輪だけでした。
次も温室の常連さんです。
ベンガルヤハズカズラ(キツネノマゴ科ツンベルギア属)です。
よく似たコダチヤハズカズラも咲いていましたが、写真大失敗・・・
お次は京都府立植物園でも見たことがある花です。
アリストロキア・トリカウダダ(ウマノスズクサ科)です。
実に奇妙な姿ですが、ウマノスズクサと言われたらなんとなく納得。メキシコ原産。
お次はあまり見たことのない花でしたが・・・
ロスマニア・ロンギフロラ(アカネ科)です。
ちゃんと説明板があり、イチオシの花のようです。熱帯アフリカ原産。
おっと、あまり見たことがないというのは間違いで、京都府立植物園で何度も見ていました。
あまりにも大きさが違うので気づきませんでした・・・
最後はこちら。
バナナが一杯生ってる!でも下にはちゃんと花が残っていました。
バナナ(バショウ科バショウ属)は開花後枯れてしまうそうですね。
は~い、ここまで熱帯花木室の花をご紹介してきました。
熱帯原産ではありますが。なんとなく街路樹や公園樹、園芸種として親しまれている花も多い気がします。
ここで問題です。
ご紹介した木はどれも花木かと思いましたが、2つだけ草がありました。
さて、それは何と何でしょうか? 答えは明日の記事で。
【撮影:2024/12末頃 大阪市咲くやこの花館】