カサ・バトリョにて
カサ・バトリョの見学を終了し、次の目的は、ダリの美術館でした。
ゴシック地区にあり、宿のそばでした。
地下鉄でパセジ・ダ・グラシア駅から2駅目のジャウマ・プリメ駅ヘ
だが、何故だかわからないが、あるべきところにダリ美術館がありません?
???
その時はわからなかったんですが、運悪く、丁度そのころに(正式には2017年3月をもって)美術館は閉鎖されていたんです。
その情報も全く知りませんでしたので、アチコチ探してしまいました。
たぶん、スペイン語で閉鎖された旨の案内が掲示されていたのだと思いますが、自分には解りませんでした。
バルセロナの近郊で、電車で2時間ほどにあるフィゲラスというところに大きなダリ美術館があるので、そちらに統一したんでしょうかね?
その時は、訳が分からないまま、その辺りをぶらぶら彷徨いました。
これは、結構体力を消耗したと思います。
美術館の近くにはカテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)があったんで、気休めに外からチョイと見学しました。
ただ、ちょっと、カテドラルは今までにアレコレ見すぎて食傷気味だったので、中は見学しませんでした。
近くの建物に、ピカソの壁画がありました。
これをみて、急遽、ダリを諦めピカソ美術館に行くことにしました。
地下鉄を利用するまでもなく歩いて行ける場所にありました。
中に入るのに行列!
20分ほど待ったかと思います。
ただ、館内は混んでいません。
ゆっくり見られるよう人数を調整していたんですね。
ミロ美術館と違い、館内は写真撮影禁止!
館内は中世の貴族の館を改装したものらしく、それなりの雰囲気がありました。
美術館の壁に張り付いていた何かのオジサンの裸像
作品は青い時代のものが多かったように思います。
中の作品で印象深かったのは、マドリッドのプラド美術館でみたベラスケスのラス・メニーナスを基にしたピカソの作品群(58作品)でしょうか。
ベラスケスのラス・メニーナス
ピカソのラス・メニーナス
構図は両者とも同じです。
ひとつひとつの人物を見比べると面白いです。
58枚もの連作を作るなんてピカソはベラスケスを尊敬していたのでしょうね。
美術館を出てから今日は朝食をとって以来、食事をしていないことに気がつきました。
ミロ美術館→カサ・バトリョ→ダリ美術館探し→ピカソ美術館、と時間を忘れてしまう時を過ごしていました。
時間はすでに午後4時を回っていたと思いますが、そろそろビールが恋しくなる時間です。
そこで、サン・ジュセップ市場までゴシック地区を歩いていき、そこで夕食を兼ね、タップリ食事をとることにしました。
ぶらぶら、ショーウィンドウを観ながら歩いていきましたが、バルセロナのお店は面白い!
じっくりと丁寧にみていたのでは前に進みません。
さらり、と大雑把に眺めながら、歩くのですが、・・・
こんなのを見てしまうと、止まらないわけにはいきません。
お土産にいいなぁと思うのですが、市場内バルは夕方は混むので早めに行くべきとガイドブックに書かれていたような・・・
だから、前に前にと歩き進めるのでした。
この、左右のずらりと並んだ酒瓶の見事さ。
いっそのこと、ここに入ってしまおうかと思いながら、やはり観光名所のサン・ジュセップ市場に行かなければと思う俺でした。
まぁ、なんとか市場に到着!
あれこれと場内バルを探し、結局最初に見つけたバルに行くことにしました。
もう、かなりお腹が空いていましたのでバンバン頼みました。
店員さんはかなり忙しそうでしたので、俺の拙い英語で注文するより、忖度して指さし注文としました。
材料や人の注文品を指さして頼みました。
大体がメニューなんてなかったと思います。
いつものように、食事に集中するため、写真も動画も撮るのを控えました。
下の写真は、何とか合間に撮ったものです。
スペインでは俺は、完全にシェリー酒(スペイン語でへレス)にハマっています。
ビールは最初の一杯だけで、後は全てシェリー。
すべて、白ブドウから作られていますが、そのうち、赤いシェリーは甘口で、「収穫したブドウを天日干しして甘みを凝縮させた干しブドウ」を原料にしていることを知りました。
白いというより、黄みがかった麦わら色のシェリーはサッパリした辛口ですね。
シェリーの熟成度合いをチェックするテイスターはベネンシアドールと呼ばれていて、独特な注ぎ方をします。
なぜこのような大げさな注ぎ方をするかというと理由がありました。
シェリーの作り方に、その理由があるのです。
------ウィキペディアよりシェリー (ワイン)から一部抜粋
ヘレスでは9月上旬頃にブドウの収穫が行われ、そのほとんどは機械収穫ではなく手積みで行われる。除梗破砕機で果梗(房の木質部分)を取り除き、果実をプレス機に移して果汁を絞る。かつてはラガールと呼ばれる木桶の中で足踏みをして果汁を搾っており、現在でも秋祭りなどでは儀式として人力での果汁絞りが行われる。
その後、主にステンレスタンクで1か月程度の発酵を行い、糖分がアルコールに変わってアルコール度数11-12%程度の辛口白ワインができる。(中略)
11月頃までそのまま保管され、ワインの表面にフロールと呼ばれる産膜酵母が浮き上がる。スティルワインであれば産膜酵母の発生した場合は失敗とみなされるが、スペイン語で「花」を意味するこのフロールがシェリー独特の味わいをもたらす。澱を除いてから酒精強化を行い、フィノは15%まで、オロロソは17%までアルコール度数が引き上げられる。
-----
ベネンシアと呼ばれる柄杓状の道具を用いて注いでいますが、フロールの膜をできるだけ壊さずに少量のシェリーを取りだすためなんですね。
今回は、飲むより食べるが主になりました。
もう、お腹が一杯!
どうも、この店は人気があるらしく、席が空くのを待っている人たちがいましたので、適当なところで〆、ホテルへ帰りました。
市場からホテルまでは近いので、これまた歩きです。
戻る途中のスーパーでビールを購入。
ゲストハウスに冷蔵庫がないので、洗面台に水を張りビールを冷やしました。
一缶飲んだら、あっという間に眠くなったとさ、・・・おしまい。
明日は、いよいよサグラダファミリアです。
(つづく)
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カサ・バトリョの見学を終了し、次の目的は、ダリの美術館でした。
ゴシック地区にあり、宿のそばでした。
地下鉄でパセジ・ダ・グラシア駅から2駅目のジャウマ・プリメ駅ヘ
だが、何故だかわからないが、あるべきところにダリ美術館がありません?
???
その時はわからなかったんですが、運悪く、丁度そのころに(正式には2017年3月をもって)美術館は閉鎖されていたんです。
その情報も全く知りませんでしたので、アチコチ探してしまいました。
たぶん、スペイン語で閉鎖された旨の案内が掲示されていたのだと思いますが、自分には解りませんでした。
バルセロナの近郊で、電車で2時間ほどにあるフィゲラスというところに大きなダリ美術館があるので、そちらに統一したんでしょうかね?
その時は、訳が分からないまま、その辺りをぶらぶら彷徨いました。
これは、結構体力を消耗したと思います。
美術館の近くにはカテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)があったんで、気休めに外からチョイと見学しました。
ただ、ちょっと、カテドラルは今までにアレコレ見すぎて食傷気味だったので、中は見学しませんでした。
近くの建物に、ピカソの壁画がありました。
これをみて、急遽、ダリを諦めピカソ美術館に行くことにしました。
地下鉄を利用するまでもなく歩いて行ける場所にありました。
中に入るのに行列!
20分ほど待ったかと思います。
ただ、館内は混んでいません。
ゆっくり見られるよう人数を調整していたんですね。
ミロ美術館と違い、館内は写真撮影禁止!
館内は中世の貴族の館を改装したものらしく、それなりの雰囲気がありました。
美術館の壁に張り付いていた何かのオジサンの裸像
作品は青い時代のものが多かったように思います。
中の作品で印象深かったのは、マドリッドのプラド美術館でみたベラスケスのラス・メニーナスを基にしたピカソの作品群(58作品)でしょうか。
ベラスケスのラス・メニーナス
ピカソのラス・メニーナス
構図は両者とも同じです。
ひとつひとつの人物を見比べると面白いです。
58枚もの連作を作るなんてピカソはベラスケスを尊敬していたのでしょうね。
美術館を出てから今日は朝食をとって以来、食事をしていないことに気がつきました。
ミロ美術館→カサ・バトリョ→ダリ美術館探し→ピカソ美術館、と時間を忘れてしまう時を過ごしていました。
時間はすでに午後4時を回っていたと思いますが、そろそろビールが恋しくなる時間です。
そこで、サン・ジュセップ市場までゴシック地区を歩いていき、そこで夕食を兼ね、タップリ食事をとることにしました。
ぶらぶら、ショーウィンドウを観ながら歩いていきましたが、バルセロナのお店は面白い!
じっくりと丁寧にみていたのでは前に進みません。
さらり、と大雑把に眺めながら、歩くのですが、・・・
こんなのを見てしまうと、止まらないわけにはいきません。
お土産にいいなぁと思うのですが、市場内バルは夕方は混むので早めに行くべきとガイドブックに書かれていたような・・・
だから、前に前にと歩き進めるのでした。
この、左右のずらりと並んだ酒瓶の見事さ。
いっそのこと、ここに入ってしまおうかと思いながら、やはり観光名所のサン・ジュセップ市場に行かなければと思う俺でした。
まぁ、なんとか市場に到着!
あれこれと場内バルを探し、結局最初に見つけたバルに行くことにしました。
もう、かなりお腹が空いていましたのでバンバン頼みました。
店員さんはかなり忙しそうでしたので、俺の拙い英語で注文するより、忖度して指さし注文としました。
材料や人の注文品を指さして頼みました。
大体がメニューなんてなかったと思います。
いつものように、食事に集中するため、写真も動画も撮るのを控えました。
下の写真は、何とか合間に撮ったものです。
スペインでは俺は、完全にシェリー酒(スペイン語でへレス)にハマっています。
ビールは最初の一杯だけで、後は全てシェリー。
すべて、白ブドウから作られていますが、そのうち、赤いシェリーは甘口で、「収穫したブドウを天日干しして甘みを凝縮させた干しブドウ」を原料にしていることを知りました。
白いというより、黄みがかった麦わら色のシェリーはサッパリした辛口ですね。
シェリーの熟成度合いをチェックするテイスターはベネンシアドールと呼ばれていて、独特な注ぎ方をします。
なぜこのような大げさな注ぎ方をするかというと理由がありました。
シェリーの作り方に、その理由があるのです。
------ウィキペディアよりシェリー (ワイン)から一部抜粋
ヘレスでは9月上旬頃にブドウの収穫が行われ、そのほとんどは機械収穫ではなく手積みで行われる。除梗破砕機で果梗(房の木質部分)を取り除き、果実をプレス機に移して果汁を絞る。かつてはラガールと呼ばれる木桶の中で足踏みをして果汁を搾っており、現在でも秋祭りなどでは儀式として人力での果汁絞りが行われる。
その後、主にステンレスタンクで1か月程度の発酵を行い、糖分がアルコールに変わってアルコール度数11-12%程度の辛口白ワインができる。(中略)
11月頃までそのまま保管され、ワインの表面にフロールと呼ばれる産膜酵母が浮き上がる。スティルワインであれば産膜酵母の発生した場合は失敗とみなされるが、スペイン語で「花」を意味するこのフロールがシェリー独特の味わいをもたらす。澱を除いてから酒精強化を行い、フィノは15%まで、オロロソは17%までアルコール度数が引き上げられる。
-----
ベネンシアと呼ばれる柄杓状の道具を用いて注いでいますが、フロールの膜をできるだけ壊さずに少量のシェリーを取りだすためなんですね。
今回は、飲むより食べるが主になりました。
もう、お腹が一杯!
どうも、この店は人気があるらしく、席が空くのを待っている人たちがいましたので、適当なところで〆、ホテルへ帰りました。
市場からホテルまでは近いので、これまた歩きです。
戻る途中のスーパーでビールを購入。
ゲストハウスに冷蔵庫がないので、洗面台に水を張りビールを冷やしました。
一缶飲んだら、あっという間に眠くなったとさ、・・・おしまい。
明日は、いよいよサグラダファミリアです。
(つづく)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
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