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甲州街道で唯一ここだけではないか?
と思うのですが、暗渠でない開渠の玉川上水が見られる場所に着きました。
代田橋駅そばのあたりですね。
名前の通り、昔は甲州街道が玉川上水を渡る地点に橋(大多橋)があったそうです。
甲州街道は江戸を出てからの道はというと地形的に尾根筋みたいなんですよ。
分水嶺だから、街道には橋というものがあまりないんです。
ですから、人工的な玉川上水にかかる橋は、ちょっとした名所であったようです。
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水は全く流れていませんね。
この甲州街道の代田という地名は巨人のダイタラボッチ伝説と関係あるみたいです。
→参考:「だいだらぼっち」の川(北沢川下北沢西支流)
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画像はウィキペディアのダイタラボッチより
まんが日本昔ばなし 1276【だんだらぼっち】
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何処にあったか忘れましたが、街道らしい石像。
青面金剛像かな?
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京王井の頭線
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塩硝蔵地跡?(明治大学の校舎の前にありました)
なんか、字が良く見えませんでした。
調べてみると以下のように書かれてあったみたいです。
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塩硝蔵地跡
現在、明治大学和泉校舎および本願寺派築地別院和田堀廟所となっているこの付近は、江戸幕府の塩硝蔵(鉄砲弾薬等の貯蔵庫)として使用された跡です。
当初は、多摩郡上石原宿(現調布市)にあったと伝えられ、宝暦年中(一七五〇年代)に「和泉新田御塩硝蔵」としてこの地に設置され、敷地はおよそ一万八千八百九十六坪(約六万二〇〇〇平方メートル)あり、御蔵地(貯蔵庫)は、五棟・二町二反九畝五歩(約二万三〇〇〇平方メートル)の規模であったといわれます。
当時、塩硝蔵 は、御鉄砲玉薬方同心三人が年番で交替居住し、警備や雑用には付近の十六ヵ村に対して、昼夜交代で三人づつの課役が徴せられました。
明治維新の際、塩硝蔵は官軍に接収され、その弾薬は上野彰義隊や奥州諸藩の平定に使用され、その威力を発揮したといわれます。
その後当地は、兵部省を経て、陸軍省和泉新田火薬庫として再開され、中に当番官舎、衛兵所等が設けられ、麻布の歩兵連隊が警備を任されておりましたが、大正の末期に廃止されました。
明治の末頃までの火薬庫周辺は、雑木林や欅が生い茂り、鬱蒼とした森となっていて、多くの狐や狸が棲息し、余談に人を化かした話等も伝えられています。
昭和五十九年三月
杉並区教育委員会
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塩硝蔵は千駄ケ谷と、ここ和泉新田の二箇所にあったみたいです。
しかし、塩硝って何なんでしょうか?
調べると、
「塩硝は硝酸カリウム「KNO3」であり,そのままでは発火しない。火のなかにくべれば溶融するだけだから,全く危険性はない。これを細かい粉にしてから,炭と硫黄の粉をまぜるとはじめて黒色火薬になる。」
という物らしいです。
塩硝は加賀藩(五箇山)が有名みたいなんで下の動画を用意しました。
三百年の遺産〜加賀藩が遺した国史跡
硝酸カリウムが天然に産出する形態が硝石なのですが、中国や東南アジアなどの乾燥地帯でしか採れず、
日本では硝石は産出しません。
そこで、
一般家庭や家畜小屋の糞尿が長期間染み込んだ土
で硝酸カリウムを取ったようです。
昔のバイオテクノロジーですね。
糞尿の中のアンモニア、硝酸バクテリア、土中のカルシウム等が化学反応を起こして硝石が取れるまでには、年単位の時間がかかりました。
(ちなみに硝酸カリウム自体が優れた肥料になります。
何故なら、学校で習った植物の三大栄養素、「窒素、リン酸、カリウム」のうちの窒素分とカリウム分が含まれているからです。)
五箇山の塩硝などは蚕の糞を利用したみたいです。
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図は国指定重要文化財 村上家よりお借りしました。
以下、ウィキペディアの硝石より抜粋、参考
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フランスでは硝石採取人という職業があり、国王からあらゆる家に立ち入って床下を掘る特権を与えられていた。古土法による硝石は別名「ケール硝石」と呼ばれていたが、輸入物に比べて品質は低かった。
生産量は年間300トンほどであり、需要を満たすには足りず、インドなどの輸入が大きな割合を占めていた。
フランス革命の時代になると、イギリスとの外交事情からインドからの輸入が困難になった。
そのため、風通しのいい小屋に窒素を含む木の葉や石灰石・糞尿・塵芥を土と混ぜて積み上げ、定期的に尿をかけて硝石を析出させる「硝石丘法」が発明される。
硝石丘法は採取まで5年余りを要するが、土の2 - 3%もの硝石を得ることができたため、ナポレオン戦争の火薬供給に大きな役目を果たした。
硝石丘法は他の国でも行われ、幕末の日本にも伝来している。
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昔読んだマンガの中に「忍者がある村を救うために、村人の家の糞尿の染み込んだ土で火薬をつくり、武器をつくって戦った」というようなストーリーがあったような気がするのですが、全く思い出せません。
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広大な本願寺派築地別院和田堀廟所
墓、墓、墓、…
走Run会の旅ランで度々、樋口一葉にゆかりの場所を訪ねることがありましたが、ここに一葉の墓があります。
合掌
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甲州街道沿いの玉川上水緑道というか、公園ですね。
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竹細工竹清堂
竹籠屋に象の看板がありました。
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古そうな民家の床屋さん
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若林煎餅店
頭上の高速道路と国道が分かれるあたりに一里塚跡の案内板があり、さらに環八を渡ると旧甲州街道は上高井戸にて国道20号線と別れます。
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長泉寺参道脇の石仏群
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芸術的な外階段です。
なんというか、メカニカルなレジェの絵にでてきそうな感じです。
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何屋さんでしょうか?
でも明るそうで素敵な家ですね。
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農機具屋
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芦花公園で昭和の雰囲気たっぷり、超レトロなアーケドのある商店街を見つけました。
今は店舗は殆ど閉まっていてシャッター街になっているのが残念です。
商店街は凄く短いです。
下の動画をみると商店街の様子が見れますよ。
(商店街の動画を撮ったつもりでしたが、撮れてませんでした。)
大都市の小さな商店街 ―アイバンラーメンと丸美ストアの人々―
こういう商店街が消えてしまうのは寂しい限りですね。
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夜の丸美ストア(写真は 空も山も風も からお借りしました。)
写真右手にあったアイバンラーメンは閉店されていました。
宣久というラーメン屋に代わってました。
アイバンさんは2012年に米国に帰国。
ニューヨークの商業施設内に「Ivan Ramen Slurp Shop」をオープンしたそうです。
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看板のデザインが面白いですね。
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橋の欄干をデザインしたモニュメントのある大橋場跡と石仏と下山地蔵尊(真ん中)
確かに小川(烏山川)の暗渠がありました。
そして、この先の成城消防署のあたりでランを終えることにしました。
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近くに銭湯があるはずですので、そちらへ向かいましたよ。
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なんと、まだ
開いてない!
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早すぎました。
それじゃ、風呂無しで飲みにいこっと!
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開いてない!
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ということで、千歳烏山駅から電車で帰ることになりましたとさ。
(おしまい)
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