旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・島田～浜松・その7（どまんなか）

築土神社旧蔵の平将門像

（つづきの始まり）
　　　

　

掛川の常夜灯と逆川の橋をわたった景色

このあたりに平将門十九首塚があるのだが、またして見つけられずに通過して逆川を渡ってしまった。
（この逆川にそそぐ小川が流れていて、由緒書には、それを「血洗川」と呼び、平将門と一門の家臣合わせて十九首の血を洗い流した。）


（写真は街道を歩く旅よりコピペしました。）
旧東海道をラン旅して、この手の首塚とか首洗い井戸とかの数々の名所に行けたことがないのだ。
必ず、迷ったり、見過ごしてしまったり・・・
不思議なことなり。

写真の通り、将門さんの首塚を取り囲むようにして18基の首塚がある。
なんとなく、塚が晒し首を想像してしまう。

それじゃ、
東京の丸の内の将門の首塚はなんだろう？
と思うのだが、ウィキペディア（平将門の首塚）で調べたら以下だった。
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伝承では、将門の首級は平安京まで送られ東の市、都大路で晒されたが、3日目に夜空に舞い上がり故郷に向かって飛んでゆき、数カ所に落ちたとされる。伝承地は数か所あり、いずれも平将門の首塚とされている。

＜おまけ＞
お笑い芸人の爆笑問題・太田光はブレイク前、この首塚にドロップキックをしたことがあり、そのせいでしばらくの間まったく仕事が来なかったという噂がある
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京都で晒（さら）された将門さんの首

平将門の首塚は魔都東京一のパワースポットよりコピペ

この辺の町名はなんと「十九首」なのだ。
これを、「じゅうくしょう」と読む。
八つ墓村を思い出してしまう地名だが、この辺ではこの塚が鎮守の神である。

掛川では藤枝と同じような掛川大祭というのがあるのだが、その時、この辺の十九首地区ではその祭りの名を神田祭というらしい。

そう、東京の神田と言えば、平将門さんを祀る、あの神田明神である。
将門で神田とつながっているのである。


（動画最後の方に、山車を引きながら「ソイヤッ、ソイヤッー」と掛け声がかかるから最後の方だけでも見てほしい）
ちなみにワッショイ→ショイワッ→ソイワッ→ソイヤッと業界言葉的に変化したものだと俺は酔察？する。

それにしても、首だけで旧東海道上空を一跨ぎして飛ぶのだから、将門さんのエネルギーは凄い。
私の住む東京には将門に由来する神社があり、その神社を線で結ぶと北斗七星になるというから、またまた不思議だ。
特に鎧神社や水稲荷神社にはよくランニングで寄る場所である。

（川崎たぬきの記憶・散策よりコピペしました。）

なお、茨木県坂東市には『いわい将門ハーフマラソン』というのがある。
将門さんのレースだから、激しいタイムレースなんだろうなぁ。


嗚呼！
ついに太陽の重みがまして赤みを帯び、もうポタリと地面に落ちそうな様なのだ。
電灯など無く、これでは星明りやまばらな家々の明かりのみで走らなければならなくなる。
もうすこし、我慢して頂戴！おねげぇしますだ、おぉ太陽！

なお、自動販売機もコンビニもない情け無用の松並木が延々と続く・・・。


花茣蓙（はなござ）公園で、俺の長ぁ～い影


街道沿いの側溝の上の歩道を走る。
これが、延々と続く。
天気が良い日が続いていたのに側溝にはかなりの水量があって、
ゴォゴォ
と流れていた。

　


富士浅間宮の入り口だが、すぐ行き止まり？
意味が解らん？

　
久津部一里塚ととなりの袋井どまんなか東小学校
どまんなか？



また、どまんなか？
この辺りは道に迷いやすい。
ガイドブックと実際の地図がちょっと違う。

これが正しいのだが、袋井宿だというのに道路は寂しくて、本当かどうか迷ってしまう。
　　　　　



ついに到着、
門だけの袋井宿本陣である。
今日の宿は、このそばなはず。


ここで「どまんなか」の意味がようやくわかった。
東海道五十三次の真ん中の宿だったのだ。
日本橋から走り始めて、ようやく真ん中まできたのである。
明日からは京都の方が近いことになるのだ。


薄暗くなった袋井宿でスマホの地図をたよりに今夜の宿に向かった。


袋井宿常夜灯


袋井プリンセスホテル

今夜の宿「袋井王女の館」である。
今日は約３４キロぐらい走ったのだった。

（つづく）



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