Mac を使い始めてもうかなりになる。
え~っと、大体3年ちょっとかな?。
と言うことで、これまでの感想のまとめなどを・・・。
そもそもなんで Mac を買うことになったかって言うと、これまでモバイル用の小型ノートパソコンばかり買っていたのだが、実際にはほとんど外に持って出ていないという事実と、寝モバをするための実用的なノートパソコンが欲しいなって思いが重なっていた頃、ふと立ち寄った電気屋さんでノートパソコンを見た時にふらふらとMac に惹かれていってしまったのだ。
いや、初めは買うつもりは無かったんだけどね。
まあ、元々 Mac と言うか、apple のコンピュータが欲しいといった気持ちはあった。
apple Ⅱ の頃から憧れはずっと持ってはいたのだが、今まで買えなかったんだよ。
高かったからね。
俺の中での apple のコンピューターって、「お金持ちのコンピュータ」という評価だったし。
「良さげなコンピュータが無いかな。」と、ネットで Windows 機を見てみてもこれといって気に入った機種が無いなと思っていた頃に電気屋で何気なく見た Mac がすごく格好良かったのだ。
メモリーが 8GB しかないのがちょっと気にはなったが、その他の能力的には問題がなく、スタイリッシュで何より Retina ディスプレイがえらく綺麗だったのが気に入ってしまった。
それで、電気屋のお兄さんと話しているうち、気が付けばついつい購入することに・・・ (口車に乗ったとも言う) 。
まあ、後悔はしてないけどね。
持って帰って早速セットアップ。
正直最初はめっちゃ戸惑った。
Windows と操作方法というか、作法というかが全然違ったから。
取りあえず OS X の解説本を買い、Mac の雑誌を購読して勉強した。
それでも載っていないことも多くて結構苦労したけどね。
周りに Mac を使っている人はいなかったからなぁ。
今でもいないけどさ。
実際使ってみて能力的には当初思った通り全く問題は無かった。
さすがに画像処理やら何やらの重たい処理はさせる気が起きなかったが・・・。
重い処理にはメモリー 8GB じゃ不足だし、 CPU 能力が不足してるしね・・・、と思っていた頃が私にもありました。
大丈夫だったよ、重たい処理。
とまあ、その話はあとにして、使い慣れて Mac の作法がわかってくるとどんどん使いやすくなってきた。
Windows と比べても、よりユーザーフレンドリーにできている。
その分、ユーザーレベルで手出しができる部分が Windows と比べて少なくはなっているのだが、それはそれで良いんじゃないかと思えるのだ。
少なくとも、Windows のように排他的にはなって行って無いからね。
Windows って、「これはこう使うべきで、それ以外は認めません!」という感じの押しつけがましさが有り、そこが一番気に入らないところでもある。
技術者至上主義で、ユーザー側からの観点があまり入っていない気がする。
バージョンアップする度、そんな感じが強くなっている。
Edge なんかがその典型だよね。
もっとも、互換性の無さはさすがに気になったらしく、IE を残してはいるが、それでも早期の Edge への切り替えを画策しているような感じだよね。
それが上手くいかず、社外ブラウザのシェアがどんどん上がっていってるみたいだけど・・・。
Mac はと言うと、Windows よりかなりユーザーフレンドリーだと思う。
「どうすればユーザーがより使いやすいか。」と言うのを Windows より考えられている気がする。
技術者からの押しつけがあまり感じられないのだ。
だから、ブラウザも Windows 機は Chrome に替えたけど、Mac は Safari のままだ。
あえて替える必要性を感じないからね。
実際使っていて、Windows だと「ここをこうしたい!けど変えられない!!若しくはやりにくい!!!」って所がポロポロ出てくるのだが、Mac だとそれがほとんど無い。
有っても、「ん~、別にこのままで良いか・・・。」と思えてしまう。
むろん、ある程度制限は有るが、希望に添うよう変更できるようにはなっている。
ユーザー目線での使いやすさが盛り込まれているのだ。
まあ、最初は Windows との作法の違いで苦労はしたが、それを飲み込んでしまえばすごく使いやすくなる。
今、Windows と Mac を併用してみると Mac のユーザーフレンドリーさがほんとによくわかる。
とは言っても、Windows の膨大な量のフリーウェアを使えるって利点はすごく魅力的ではあるのだが・・・。
ただね、Windows 10 を見ていると、Microsoft はその利点さえも切り捨てて、自ら運営するストアへの取り込み、利益誘導を謀っているよう見受けられるんだよね。
その辺も気に入らない所なんだけどさ。
ハードウェアに対する考え方も Windows 勢と apple で違うような気がする。
Windows 機って、ほぼボリュームゾーンを狙っていて、フラッグシップ機でもなんとなく中途半端な仕様になっているモノが多い。
「なんか違う」感が拭えないのだ。
いや、ボリュームゾーンに力を入れるのは企業として正しいと思うし、そこを求めている方が大勢いるのだから当たり前だと思う。
ただね、それでもフラッグシップ機はちゃんと力を入れて作って欲しいと思うのだ。
メーカーとしては力を入れているつもりかもしれないけど、力の入れ方が間違っている気がする。
フラッグシップ機って、性能、機能が最高であるべきだと思うし、そうなるとどうしても高額商品になるから、それに見合った質感も欲しいと思うのだ。
CPU、GPU、メモリー、ストレージの性能、ディスプレイ、それに筐体の剛性、質感が高ければ所有する喜びがあると思うし、満足して長く使い続ける事が出来ると思う。
まあ、メーカーとしてはボリュームゾーンのモノを短い期間で買い換えてもらう方が良いのかもしれないが・・・。
実際 Mac Book Pro Ratina 15インチ mid 2012 は発売からもうすぐ4年になるが、未だに一級品の性能だし、筐体もアルミの削り出しで、剛性、質感ともに高く、スタイリッシュで全く不満が出てこない。
あまりにも気に入った為、調子に乗って mid 2015 も買っちゃったくらい。
CTO で仕様のカスタマイズが出来るのもポイントが高いよね。
dynabook T95 とは比較にならない完成度である。
でも、今回の VAIO Z は Mac と同じにおいがした。
むろん、モバイル機としての割り切りはある。
それは、モバイル機を標榜している以上必要な事だし、その割り切り方も納得できる物だ。
例えば CPU は、i7 と言っても A4 ノート用の 48W 4 コアの物では無く、28W の U シリーズ、2 コアの物を使っているのだが、これはモバイル機の用途を考えれば当然であるし、それでも十分以上の性能を持っている。
また、電力を消費する GPU は搭載していないが、その分内蔵グラフィックが iris pro になっており、これもモバイル機の用途としては十分な能力を持たせている。
筐体もアルミ天板とカーボンの複合としてスタイルと剛性の両立を果たしているし。
ホントを言えば、CPU は i5 でも能力的に大差ないんだよね。
でもさ、オプションの勝色天板が i7 にしないと選べなかったんだ。
メモリーも 16GB が選べるようになっていたし・・・。
つまり、割り切るべき所は割り切って、こだわりたい部分はちゃんとこだわれるようになっていたのさ。
筐体がスタイリッシュで、剛性も十分ってのもポイント高かった。
質感が高く、所有する喜びが感じられる物だったのだ。
うん、思わず買っちゃったよ・・・。
まじめな話、構成的には Mac Book Pro Ratina 13 インチと大差なかったんだよね。
では、何故 Mac Book Pro の 13 インチにしなかったかって言うと、15 インチを使っている為、今更 13 インチを買ってもなぁと思ったのと、バッテリーの持ちが全く違っていた事、それに持ち運べる Windows 機が欲しかった (Mac は持ち運んでも良いけど、dynabook は持ち運ぶ気にならない。) からだ。
さらに言うと、iMac の 27 インチ 5K を買って母艦の入れ替えをしようかとも思っていたのだが、VAIO Z の魅力に負けてしまった。
まあ、母艦での作業が dynabook と Mac Book Pro でやれる見通しが立ったからって理由もあったんだけどね。
Windows 10 のビルドが上がった際、今まで使えていたフリーソフトがエラーを起こすようになって使えなくなってしまい、代わりのフリーソフトに良さげな物が有ったのだが、これの windows 版の安定性が悪く、同じソフトの Mac 版の方が安定動作したって理由があったりする。
処理時間は、母艦の方が短くてすむのだが、Mac は2台有るので1台処理をかけて放っておけば問題無いなと・・・。
と言う事で、母艦を立ち上げる事も無くなり、リプレースの必要がなくなってしまったのである。
かくして、立ち上げる事が無くなった母艦は、母親が使いたいとの事で一階の居間に移動。
モニター2台のうち1台は、dynabook のサブモニターとして活躍する予定である。
ああ、気が付けば使っているパソコンがすべてノートになってしまった・・・。
UPS の必要がなくなったと思えば良いのかな?
あ、でも外付け HDD には UPS は必要だなぁ。
買えないけど。
おおっと、話が逸れたか。
とりあえず、パソコンとして使いやすいのは Mac だなぁ。
ただ、VAIO Z もなかなか快適に使えてはいるよ。
Windows 10 に関しては、色々と不満も有るけどね。