昨日11月11日(土)東京流通センターで開催された「文学フリマ東京37」に行ってきました。
浜松町からモノレールに乗って、羽田空港の手前で降ります。
このまま羽田空港に行って、どこかの島に行きたいなあとも思ったのですが、
文学フリマは外せない。
何しろ、明眸社が出店しているのですから。
流通センターで降りると、大勢の人たちが会場へぞろぞろ歩いていきます。
巨大な展示場2ヵ所が満杯になるほどのブースが設けられていて、
コミケも顔負けの盛況です(コミケには行ったことないけどTV等で見たことある)。
今回の参加者は歴代最多の一万人超えだそうです。
今時、紙媒体の「文学」に興味を示し、自らも執筆出版する若者がこんなに多いとは!
まずそのことにびっくりしました。
何しろ参加者の大半が若い人達で、私らのような高齢者はあまり見かけない。
午後2時をまわると会場は渋谷か新宿かと思うほどの混雑となってきました。
今回目に留まったのは、短歌を志す若い人たちが多いこと。
木下龍也氏の影響もあってか、短歌ブームが来ていることを感じました。
「あなたのための短歌集」(木下龍也著)
短歌ってこんなこともできるんだ、と驚いた歌集です。日本語ってとっても自由なんです。
だからこそ、俳句や短歌のような短い定型詩で奥深い表現ができるのですね。
あと、若い人たちのデザインセンスの良さにも驚きました。
何しろ自費出版の本たちの洗練されたデザインは、中身はともかく(買わないと読めないのでわからない)目を惹きつけるものがありました。
文学の世界でもデザインの世界でも、若い人たちの進化はすさまじい。
そうか、世の中はここまで来ているのか、私ら団塊の世代とはえらい違いだ、
というのが、今回実感したことです。
明眸社のブースは端っこの方だったので、ごった返した真ん中のブースとは混み具合が違ってちょっと残念でしたが、それでも多くのお客さんが訪ねてくださいました。
明眸社で歌集を出されている西巻真氏にお会いできたことも、とてもラッキーでした。
彼は木下龍也氏とも交流のある歌人です。
「ダスビダーニャ」(西巻真著 明眸社刊)
今回、明眸社の宣伝担当をされていて、私の詩集「ないない島」も写真入りで載せて下さいました。
明眸社を主催している市原さんと私は高校時代からの友人で、エッセイの会でも毎月会っています。
様々な想いを語り合いながら一緒に帰ってきました。
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