越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

チェ・ゲバラ没後40年記念のイヴェント

2007年10月28日 | 小説
27日(土)夜7時から、台風のなか、原宿の東京ヒップスタークラブで、若手詩人のポエトリーリーディングと、トークイヴェントがあった。若手詩人とは、田口犬男、水無田気流、杉本真維子、キキダダマママキキ、蜂飼耳の五氏。それぞれが個性を活かした朗読を行なった。まるで舞台で繰り広げられるいろいろな話芸を見ているようであった。

つづいて、伊藤比呂美さんとわたしがトークを行なった。伊藤さんが『ギターを抱いた渡り鳥』の中から、いくつか訳詩を朗読してくださったので、わたしとしては楽チンだった。朗読なんて、下手だから。おしゃべりだけで済んでよかった。

その後、11時すぎまで打ち上げをやった。揚げたトルティージャチップスと、肉入りのケサディージャが美味しかった。比呂美さんは萩原朔太郎賞の関係で、高崎にいくという慌ただしさで、飲まずにすぐに上野に向かった。

原宿までの帰り道で、編集者のKNDさんが明治通りで、面白い道路表示を見つけた。電気点滅式で、車の運転手に警告していた。<前方注意 歩行者寝込みあり>と。この場合、歩行者とはホームレスの比喩か? 

そういう風にクールに書いて知らん振りをするなよ、と思う。トークのときに、比呂美さんがサンディエゴの州間ハイウェイ5号線にある道路標識<ハイウェイを渡る難民に注意>について触れていたが、日本にも同じようなものがあるとのKNDさんの指摘、するどい。


コメント
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