透水の 『俳句ワールド』

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石田波郷・「波郷句自解」(六)(七)       高橋透水

2014年07月24日 | 俳句・短歌・評論・俳句誌・俳句の歴史
霜の樹々一樹歪みて崖に向      波郷

昭和九年、「霜の樹々影の流れの崖に向く」「霜の崖一刷毛の日がさしてゐる」「霜
の崖徹夜の仕事抱きて攀づ」の如き句と一緒に出来た。この頃の句は悉く窓
秋、辰之助に見せた。


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大阪城ベツドの足にある春暁      波郷

昭和十年四月、水原秋桜子先生と京阪に遊んだ。大阪馬酔木大会が当面の用
であつたが、この時山口誓子馬酔木加盟が決定し、氏の「射手の挨拶」を持
帰つた。堂ビルホテル朝の嘱目。


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