透水の 『俳句ワールド』

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石田波郷・「波郷句自解」(八)(九)         高橋透水

2014年07月28日 | 俳句・短歌・評論・俳句誌・俳句の歴史

春の街馬を恍惚と見つゝゆけり      波郷

昭和十年。「恍惚と」といふ言葉をどうやらこなし得たと思つた。

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ひとゝゐて落暉栄あり避暑期去る       波郷
昭和十年。前年夏、辰之助と軽井沢、神津牧場に遊んだ折の印象によって、やゝ小説めいた創作をやった。典型的な青春俳句といふべきか。  

「波郷句自解―無用のことながら―」(有)梁塵社 より


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