のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
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野菊の如き君なりき

2010年08月18日 10時15分34秒 | 旅行

亀戸天神の手前の道を少し入ると 普門院というお寺さんがある

ここに あの『野菊の墓』を書いた 伊藤左千夫さんが眠っている

山門をくぐると 優しい顔と姿の観音像がある

とても慈愛に満ちて それでいて艶かしい

墓地は塀の中にあるが 山門の前に小さく表示かある

出身は千葉・成東 上京して 現在の錦糸町駅前あたりで搾乳業を営む

現在の駅前からは想像できない

ここですら再開発されて 以前は雑然とした街だった

庶民の楽しみ 楽天地 ここに映画街があり名残をとどめている

亀戸の城東高校あたりに 牧場も拓いた

牛飼いので始まる有名な短歌は ここから出来た

『野菊の墓』 野添ひとみさんで映画にもなって記憶がある

大きな農家の政夫と民子 彼女が好きという野菊

政夫にとっては 民子こそ 野菊のようだった

親に反対され 民子は他家に嫁ぎ やがて病死する

東京の大学にいた政夫に訃報が届く

民子の固く握られた手の中に 政夫の写真があった

二人の純愛の舞台が 江戸川のあたり

矢切の地に立つと あたかも二人が ここにいたような気がする

西蓮寺という お寺さんには 野菊の墓文学碑がある

ここから眼下に江戸川の流れと 遠くに柴又や東京の街並みがかすむ

歌にもなった矢切の渡し舟に揺られて 柴又を散歩する

ここにも 寅さんがひょっこり現れるような 下町がある

 

西蓮寺境内の野菊の墓文学碑

松戸市ホームページから

江戸川の のどかな風景が望める

 

 

   矢切の渡し           伊藤左千夫生家

写真はそれぞれの観光協会ページから

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コメント (1)
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