のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

歯医者が怖くて50年

2014年01月17日 08時40分34秒 | うたごえ
あれは20代半ば 虫歯を抜くのに御茶ノ水の医科歯科大学へ行った
普段の治療に余りにも緊張するので 町医者が紹介状を書いたのである
今日はここで抜歯と聴くと それだけで怖く緊張で張り詰めていた

いよいよ椅子に座り 医師が歯茎に麻酔の注射をした
その途端 私の意識は遠のいた
微かに看護婦さんたちが騒いでいるのが聞こえている

気が付くと酸素マスクをはめられている
少し朦朧としている間に いつの間にか歯が抜かれていた
だらしないことに 極度の怖がり屋である



多分 盲腸といえど この身体にメスが入れられるとしたら恐怖である
それ以来 眼で一度 医者に通ったほかは 幸いにも病気も無かった
健康な毎日で 保険証も使わないし 健診の他は医者にも行かない

ただ一つ 歯だけは着実に衰え 数年前から動き出したのもある
でも歯医者に行くのは怖い 行かねばならぬと思いつつ前を通り過ぎる
毎日 自分で少しづつ動かして 遂には 思い切って抜いてしまった

やれやれと思っていたら その抜いた分だけ両端の歯が寄って来る
空けておいてはダメなんだと思うが そのままにしていた
そうしているうちに もう1本が動き出し これも自分で抜いた

見てくれも悪いが問題が出て来た
それは言葉を発声するのに きれいに発音が出来ないのである
空間から息が抜けていくとは思わなかった

これでは聴く方も聴きづらいだろう そして私はしゃべり辛い
歯医者へ行こう 歯医者へ行こう こう思いつつ数ヶ月経った
やはり怖いのである トラウマになるとは こういうことだろうか



ようやく大げさだが決断して!先週 歯医者の戸を開けた
昨日 一本抜いた 医師も笑っていた 子ども以上に緊張が可笑しい
昔はね 麻酔の針も太かった 今は半分の細さですよ

あっという間に終わった こうしてトラウマは消えた
支払いも大変だろうと思っていたら レントゲンも入れて千円一寸だ
後は 空いた所に入れ歯をするのに時間が掛かる

しばらくは 発音も悪いだろうけれど みんな勘弁してね
私の不摂生で健康な歯もダメにしてしまった あれもボツ これもボツ
隠しておきたい 私の秘密でもある


  最後までお読みくださいまして有難うございました 
        ブログランキングに参加しています  
   ご支援に下のボタンをクリックして頂ければ励みになります 
    
             にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳以上へ 

   メントは 伝言コーナー  ここをクリックして 

        のびたのホームページ ←

       
         

          
今日の誕生花 こちょうらん
          花言葉  あなたを愛します


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする