晴れて結婚式を迎えるが やがて彼は母国へ帰った
それから3年 ひたすら帰りを待ちわびる彼女に彼を乗せた船が見えた
彼の横には 新しい妻が寄り添っていた
彼女には子供が出来ていたが 引き取って育ててくれると言う
すべてを察した彼女は 子供に言う 坊や お往きなさい
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プッチーニが作曲した歌劇 蝶々夫人の最終場面である
遙かに見下ろす長崎湾に モデルとなったグラバー邸がある
園内には 三浦環の名唱 ある晴れた日にが流れてくる
子供を渡し 部屋の襖を閉めて 蝶々夫人は喉を懐剣で突き立てる
それでも もう一度 子供の姿を求めて 襖を開けて手を差し伸べて倒れる
悲劇の幕引きでもある
なお 名画 慕情のテーマ曲は この ある晴れた日にが元になっている
香港の忘れじの丘へ行くと この映画のシーンが眼に浮かぶ
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オペラのアリアの中でも この歌は多くの方に愛され 私も好きな歌である
昨日は 墨田区民音楽祭で 豪華なトリフォニーホールで聴いた
主は合唱団のプログラムであるが 久し振りにソプラノ歌手の歌を聴く
椿姫の前奏曲~乾杯の歌 ホフマン物語の舟歌 アイーダの凱旋行進曲など
普通 オーケストラで聴くが 合唱用に見事に編曲されていた
因みに この合唱団は シューベルト・コーアという 女性合唱団だった
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すみだ男声合唱団は 世界の歌から数曲 日本の唱歌を数曲 歌った
メンバーは中高年 しかし この歌唱力は 素晴らしいものである
女性合唱団は 混声合唱のための 土の歌 七つの楽章であった
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約2時間弱 3つのプログラムを連続して聴いた
合唱の伴奏も 最近はピアノだけでなく エレクトーンやパイプオルガンもある
この迫力は オーケストラを思わせる 迫力があった
先週はジャズ 今週は合唱とソプラノを聴く
昨日も 豪華なホールであるが 入場は無料である
良い音楽を聴くことは 感性を磨き 心を豊かにしてくれる
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