出版社/著者からの内容紹介
著書『本当の学力をつける本』やプリント集『徹底反復「計算プリント」』などがベストセラーとなり、「陰山メソッド」という呼称とともに、その教育実践法が全国の注目を集めた小学校教師・陰山英男氏。しかし、氏は語る。「山口小学校の子供たちが伸びたのは、メソッドのおかげではありませんし、私の力というわけでもありません。もともと子供たちは伸びる力を持っていて、それを家庭、地域、学校の三者が協力してサポートしていったから、彼らは伸びたのです」
それらの実践記録は2002年1月に発刊された『子供は無限に伸びる』に描かれているが、以後、氏が愛する教え子たちとともに歩んだ山口小学校を去る決意をし、2003年4月に広島県尾道市立土堂小学校校長に就任するに至った背景には、多くのドラマがあった。本書では、その未公開話をすべて収録し、「どうすれば子供が伸びるか」を考えるヒントを提供する。「山メソッド」の神髄を綴った書。
内容(「BOOK」データベースより)
こうすれば子供たちの学力、体力、心は伸びる!「百ます計算」でおなじみの陰山英男氏が未公開話とともに綴る半生記。話題作『子供は無限に伸びる』に大幅加筆した決定版。
内容(「MARC」データベースより)
「陰山メソッド」の原点ここにあり! いまや全国の教育関係者、親から熱い注目を集め、TVドラマ化も検討されている著者の半生記。家庭ぐるみ、地域ぐるみ、学校ぐるみの三位一体の取り組みを紹介。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
陰山 英男
1958年兵庫県生まれ。岡山大学卒業後、兵庫県尼崎市立園和小学校を振り出しに、兵庫県城崎郡日高町立三方小学校を経て、1989年兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み書き計算」での徹底した反復学習を教師集団や地域との連携で実践し、子供たちの学力をみるみる向上させた。インターネットの活用、体育科の指導、科学実験などの授業でもユニークな指導を展開。学校ぐるみの実践がNHK『クローズアップ現代』でも紹介され、全国の学校や教師、保護者のあいだで大きな反響を呼ぶ。「学力の基礎をきたえ落ちこぼれをなくす研究会」常任委員。2003年4月より、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品の説明
学力低下を克服する本 小学生でできること中学生でできること
30万部を超えるベストセラー『本当の学力をつける本』の著者による第2弾。今作はベテラン中学教師の協力を得て、中学生からやり直せる学力再生法も提示。前作以上に実践的な内容になっている。「子供は努力すれば確実に伸びる」と著者は熱く主張する。 (聞き手は富岡 修)
生活改善で学力も向上
──1970~80年代、校内暴力が蔓延して学校崩壊が叫ばれていた時期と比べ、最近の子供たちの状況は好転しているのでしょうか。
陰山 残念ながら、逆に悪化しています。文部科学省の統計を見れば一目瞭然ですが、校内暴力の発生件数は実は現在がピークです。かつてのように学校のガラスをすべて割るような悪質さはなくなったものの、広く深く浸透しているのが実情です。
小河 当時の学校崩壊状態も深刻でしたが、唯一の救いは、子供たちが「教師は敵だ」と思えるほど爆発するエネルギーを持っていたことでした。ところが、今の子供はその気力もない無気力状態です。
──原因は何でしょうか。
陰山 それは簡単です。寝る、食べるといった生命活動の根っこが希薄になっているからです。実は学力低下も生命力が低下することで起きる現象の1つです。
小河 本書では、学力向上メソッド以外は「早寝早起きをして、朝ご飯を食べよう」「テレビやゲームをやめて、家族で会話を楽しもう」といったごく基本的なことを中心に書きました。学力向上メソッドも読み書きや計算などの反復練習がほとんどです。当たり前のことをきちんと実行することが重要です。
──学力再生のコツは何ですか。
小河 学力低下は、小学生時代の読み書き計算の習熟不足が原因です。きっかけは1968年の指導要領改訂です。高学年で学んでいた項目を低学年で学ばせるように変えたこの改訂は「詰め込み教育」と一斉に批判を受けた。
しかし、問題はその批判への対応の仕方でした。生きる力を養う名目の下で「総合学習」「ゆとり教育」が推進されたのはよかったものの、読み書き計算の練習は軽視されたままでした。
私が教える中学校では、毎朝、簡単な加減乗の計算を100回繰り返す「百マス計算」をさせています。当初は中学生にそんな簡単なことをやらせていいのか半信半疑でしたが、やらせてみると効果はてきめんでした。基礎的な計算を反復させ、各自がつまずくポイントを明らかにして、一つひとつを地道に克服させる。そうすることで、中学生の学力再生も十分可能です。
陰山 子供にとって最も大切な時期は小学校への入学当初です。子供によって家庭環境や成長過程が大きく異なるので、「私は勉強ができない」というコンプレックスを抱く子供が出てきやすい。だから、まず大切なのは、勉強すると楽しい、気持ちが良いという実感を持たせることです。それができれば、後は多少の詰め込み勉強をさせても大丈夫です。
──最近、教師の無気力化も問題になっていますが、両先生からは大変なエネルギーを感じます。その源は何ですか。
陰山 教えることが面白いからです。教育はやればやるだけ結果が出ます。やることをやりさえすれば、子供の学力は絶対に伸びる。この事実こそ、モチベーションが保たれる最大の理由です。私はもともと教師になりたいわけではなく、理想の教師像なんていうのもなかった。ところが、それが良かった。自分で考えて試行錯誤するうちに教える面白さに気づいたからです。
( インタビュー富岡 修・・・日経ビジネスより)
出版社/著者からの内容紹介
尾道市立土堂小学校長就任一年目の全記録!
今や教育改革の象徴的存在でもあり、家庭教育現場の救世主でもある 陰山英男校長が多忙な公務の合間に書きとめ、あるいは口述した貴重な「校長就任1年目の記」を、一挙公開。様々の悩みを抱えつつも、多くの成果を上げ、見事に校長1年目の年度を勤め上げた陰山校長の奮戦の記録を、全国の家庭と教育現場に日記形式で報告します。
○山口小学校からの旅立ち
○校長就任までの苦労と動揺
○漢字前倒し指導への挑戦
○2003年度実践総決算の発表
○初めての卒業生を送り出す
○大村はま先生を土堂小へお迎えして…
などを、瑞々しく溌剌とした文章で綴った“教育文学”の誕生を告げる1冊! 併せて、講演、実践発表、テレビ出演、著書など多岐にわたる全活動記録も巻末一覧で紹介。
出版社 / 著者からの内容紹介
学力はこうして伸ばす!/今、あなたが子どもにできること/テスト力も立派な学力/「陰山メソッド」誕生秘話/基礎基本、その次は・・・/教師のお仕事/子どもの未知なる力を引き出すには/陰山学級で子どもたちに必ず教えること
出版社 / 著者からの内容紹介
「子どもを伸ばしたい」その思いを実現するため、何を考え何をしてきたか。陰山校長の教育理念を赤裸々に綴った1冊。学力低下を心配する保護者・教師等に向けた「子どもを伸ばすためのものの考え方を記した本」。学力向上キットCD-ROM付き。
内容(「MARC」データベースより)
学力づくりは、家庭づくり。HP「陰山学級物語」の掲示板に集う家族による家庭学習の実践記と、著者の提言で構成した学年別、課題別の実践&教材情報を掲載。
HP「陰山学級物語」の掲示板↓
http://ie-dedu.com/cgi-bin/yybbs/yybbs.cgi
家庭と学校・・・そして、子供達。三者が一体とならなければ、今、「教育」は成り立たなくなってきている。










