天才監督 木下惠介新潮社このアイテムの詳細を見る |
以前、このブログで書いた様に、今は「泣いて元気を出す時代」である。
前から、言っている様に、「日本人の本来持つ感動や泣きの感性」をビビッドに描いた映画監督は「木下恵介」だ。
今後、「木下恵介」は注目されるに違いないと思うし、そうであって欲しい。
その「木下恵介」の素晴らしい評伝が出版された。
読み始めると止まらない。「日本映画の歴史」も分かるし、大正から昭和にかけての「日本人の生き方・考え方」も同時に想像させられる名著だと思う。
ようやく、「松竹」が木下恵介監督作品をDVD-BOXで発売し始めた。僕はビデオでかなりの作品を見ているので、バラ売りになった時、未見の作品を買おうと思っている。特に、セットだけで撮られた「楢山節考」を見たい。
後に、今村昌平監督が再度映画化しているが、木下版の方が凄いという話を聞いて、うずうずしている。
この本、日本映画・・・いや、映画が好きな人ならメチャメチャお薦めの本。