世話人は、安保3文書の閣議決定で、戦争が始まる空気がつくり出されていると述べ、「心一つに戦争しない国に進めていけるように一緒に活動していきたい」と語りました。

2023-10-30 11:14:13 | 国民の暮らし向上最優先!

2023年10月29日(日)

平和・ジェンダー平等実現へ

婦団連 70周年記念のつどい

写真

(写真)婦団連創立70周年記念のつどいで主催者あいさつをする柴田真佐子会長=28日、東京都文京区

 23団体が加盟する日本婦人団体連合会(婦団連)は28日、東京都内で創立70年の記念のつどいを開き、憲法・女性差別撤廃条約にもとづく平和・ジェンダー平等の実現を呼びかけました。日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。(志位氏のあいさつ)

 主催者あいさつで柴田真佐子会長は、創立以来、平和と男女平等、ジェンダー平等の実現をめざして運動してきたと紹介。来年には国連女性差別撤廃委員会の審議が行われると述べ、ジェンダー平等実現に向けて運動を強めていく決意を語りました。

 来賓あいさつで国際婦人年連絡会の前田佳子世話人は、安保3文書の閣議決定で、戦争が始まる空気がつくり出されていると述べ、「心一つに戦争しない国に進めていけるように一緒に活動していきたい」と語りました。

 志位氏は、婦団連の70年の歴史について、「平和と平等を一体的に追求してきた」とのべ、「平和がなければ女性の権利、ジェンダー平等もありえません。同時に、ジェンダー平等を貫くことは、平和をつくる大きな力となると思います」と強調しました。

 また婦団連がジェンダー平等を国際的視野からとらえて促進してきた歴史にふれ、「女性差別撤廃条約の選択議定書を速やかに批准することは最大の焦点です。力を合わせて実現のために力をつくします」と語りました。

 さらに志位氏は、この数年、国内外でジェンダー平等をめぐる大激動ともいうべき大きな歴史的変化が起こっていることを実感するとのべ、「女性の世界史的復権」の時代が到来しているもとで、婦団連の発展を心から願うとのべました。

 市川房枝記念会女性と政治センターの林陽子理事長、全労連の小畑雅子議長、全国商工団体連合会の太田義郎会長があいさつしました。

 日本共産党の倉林明子副委員長・ジェンダー平等委員会責任者が出席しました。

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 同会の伊井野雄二理事長(69)は「気軽に参加して、奇麗な自然が身近にあることを知ってもらいたい」と話していた。

2023-10-30 10:52:47 | しらなかった

里山散策で元気に 

11月5日に名張・赤目地区で

情報紙ユウより転載 535
 

 三重県名張市の「赤目の里山を育てる会」(同市上三谷)は11月5日、赤目地区の里山を散策するイベント「コロナ禍を越えて里山散策で元気になろう」を開催する。申し込みは同2日まで。

 当日は、動植物や水生昆虫に詳しい同市富貴ヶ丘の本庄眞さんの案内で、午前9時30分から旧錦生小学校(同安部田)を出発。極楽寺を通って山道に入り、石切り場、トムソーヤ広場、トンボ池、赤目の森などを巡る約8キロの道のりを歩く。道中には里山の象徴として知られる絶滅危惧種のカワバタモロコを始め、サワガニ、カワニナ、ハッチョウトンボなどが生息しているという。

 参加費は300円(保険料など含む)。小学生は半額で、乳幼児は参加不可。定員は先着30人。

 当日は動きやすい服装で参加し、タオル、水筒、帽子、弁当、軍手、雨具を持参する。小雨決行。

 同会の伊井野雄二理事長(69)は「気軽に参加して、奇麗な自然が身近にあることを知ってもらいたい」と話していた。

 申し込み、問い合わせは同会(0595・64・0051)まで。

2023年10月28日付855号11面から

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 米国の情報の失敗の例も似ている。2001年の9・11同時多発テロ発生後に委員会が分析した情報の失敗の最も重要な原因は、中央情報局(CIA)と連邦捜査局(FBI)との協力の不在だった。

2023-10-30 10:31:04 | アメリカの対応
 

[寄稿]   極右はなぜ安保に無能なのか

登録:2023-10-30 01:46 修正:2023-10-30 09:11
 
 
情報の失敗は情報の収集ではなく、主に情報の分析過程で発生する。最も重大なのは偏見だ。偏見は他の可能性を排除し、自分の主張に有利な情報ばかりを積み上げるため、結局は確証バイアスがかかってしまう。(…)技術情報力がいくら上がっても、AI技術を導入したとしても、偏見を排除しなければ何の役にも立たない。分析の失敗はいつも機械ではなく人がおかすのだ。 
 
キム・ヨンチョル|元統一部長官・仁済大学教授
 
 
10月7日(現地時間)、パレスチナのイスラム武装組織ハマスによるものとみられるミサイルが、ガザ地区からイスラエルへと打ち込まれている=ガザ/EPA・聯合ニュース

 なぜイスラエルはハマスの奇襲攻撃を察知できなかったのだろうか。典型的な情報の失敗だ。情報機関は可能性を警告し、直前には動きをとらえていたし、周辺国からは関係する情報が伝えられていたが、ネタニヤフ政権はなす術もなくやられた。イスラエルの情報の失敗から教訓を得るべきだとの主張があふれているが、それらには肝心なものが欠けている。いくら予算を投資したとしても、技術情報の水準が高くても、政府が無能だったら何の役にも立たないということだ。

 情報の失敗は分裂からはじまる。イスラエルの極右政治が作り出した分裂が、ハマスに活動の隙間を提供した。国民の分裂はいつも政府の中でも生じる。情報機関同士の関係も同様だ。今回はモサド、軍の情報機関、そしてシンベト(Shin Bet、国内情報を収集する機関)の協調ができていなかった。情報の属性のために概して情報機関は競争し、情報を共有しようとしないが、極右政治のコミュニケーション不在と一方主義のせいでその調整がなされていなかったのだ。

 米国の情報の失敗の例も似ている。2001年の9・11同時多発テロ発生後に委員会が分析した情報の失敗の最も重要な原因は、中央情報局(CIA)と連邦捜査局(FBI)との協力の不在だった。その後、米国は情報機関同士の情報共有と協力を強化するために、調整体系を改革した。しかし常に、制度そのものよりも、制度を運用する指導者の能力の方がはるかに重要だ。情報機関の特性の違いにより情報判断が異なった場合、正しい結論に到達するためには政府内の「開かれた討論」が必要となる。指導者が様々な情報判断に耳を傾け、異なる意見を調整してこそ誤った判断は防げる。

 指導者がコミュニケーションを取らず、責任も取らず、怒鳴りつけながら強硬策ばかりを主張すれば、情報の失敗は避けられない。なぜ権威主義的な指導者は民主的な指導者より無能なのか。指導者は野党やメディアとのコミュニケーション能力だけでなく、政府組織の力量を最大限に引き出す内部交渉力を備えていなければならないからだ。情報機関同士の協力と外交安保省庁の調整は、絶対的に指導者の態度、能力、公的な責任感にかかっている。権威主義的な指導者は概して政策決定プロセスをまひさせ、組織を破壊する。誤った判断を減らし、組織を活性化し、持続可能な代案を見出せるのは民主的な指導者だけだ。

 情報の失敗は情報の収集ではなく、主に情報の分析過程で発生する。最も重大なのは偏見だ。偏見は他の可能性を排除し、自分の主張に有利な情報ばかりを積み上げるため、結局は確証バイアスがかかってしまう。情報の失敗の後には常に情報収集予算を増やすべきだとの主張がなされるが、技術情報力がいくら上がっても、AI技術を導入したとしても、偏見を排除しなければ何の役にも立たない。分析の失敗はいつも機械ではなく人がおかすのだ。

 実用ではなく理念を追求する極右勢力は、偏見という培地で生まれ育つ。彼らは歴史を歪曲し、事実を認めず、多様性を嫌悪し、頻繁にうそをつく。偏見という色眼鏡をかけていると、現実の変化を読み取るのは困難になる。当然にも、問題を起こすことにかけては名人だが、問題を解決する能力はない。理念と無能の相関関係は明らかだ。

 原因を取り除かなければ情報の失敗は繰り返される。極右は概して、失敗を認め危機を国民統合の契機とするのではなく、怒りを動員する。怒りは理性とはかけ離れており、判断力を曇らせる。9・11同時多発テロ後、ブッシュ政権は怒りを動員してアフガニスタンとイラクを侵略した。どちらの戦争も莫大なコストがかかり、米国社会に深い傷を残したうえで戦争以前に戻った。9・11テロの情報の失敗とイラク戦争の情報の失敗とは、怒りという橋でつながっていることを忘れてはならない。

 ネタニヤフ政権も、ガザ地区への進撃が怒りにもとづいているのなら、それは別の情報の失敗へとつながるだろう。

 極右は国内では民主主義を危機に陥れ、嫌悪をあおり、統合の政治ではなく分裂の政治を助長する。民主主義は確執を認めたうえで、制度の中でのコミュニケーションで解決しようとするが、極右は極端な敵意を持ち、意見が異なる相手を根絶の対象と考える。外交的には利益ではなく理念を追求し、平和ではなく暴力を追求する。

 世界各地で縫合されていた対立が戦争へとつながる混沌の時代だ。朝鮮半島情勢を安定的に管理するためには、慎重かつ柔軟でなければならない。過剰な理念では、急変する現実において安全は守れない。イスラエルの教訓から我々は何を学ぶべきか。理念は政策ではなく、怒りは戦略ではないのだ。

 
//ハンギョレ新聞社

キム・ヨンチョル|元統一部長官・仁済大学教授 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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