中国有人宇宙事業弁公室によると、宇宙飛行士3人を乗せた有人宇宙船「神舟17号」が北京時間4月30日午前8時43分、中国宇宙ステーションからの分離に成功し、地球への帰途に就いた。
分離前、「神舟17号」に乗った宇宙飛行士3人は地上と連絡を取りながら、宇宙ステーションの各モジュールのコンディション設定、実験データの整理とダウンロード、軌道滞在物資の整理整頓と搬送といった、帰還前の各種作業を行い、「神舟18号」の乗組員との引継ぎ作業を行った。中国宇宙ステーションで作業をしていた湯洪波宇宙飛行士、唐勝傑宇宙飛行士、江新林宇宙飛行士の3人はすでに地球への帰途に就いている。
「神舟18号」は今月26日、中国宇宙ステーションへのドッキングに成功し、宇宙飛行士3人が、「神舟17号」の乗組員と中国宇宙ステーションにおいて4回目となる「宇宙での再会」を果たした。そして、28日に、17号と18号の乗組員が軌道上で引継ぎを行い、中国宇宙ステーションの「カギ」が18号の乗組員に渡された。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月30日