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キム氏は水原女子大学や安養大学、国民大学などに提出した経歴の一部が「誤った記載や誤認の恐れがある表記だった」と認めた。

2021-12-27 11:24:17 | いったいどうしていたのか?

野党大統領候補の妻キム氏が謝罪…

「いい印象を与えるために経歴を大袈裟に言った」

登録:2021-12-27 05:02 修正:2021-12-27 07:43
 
疑惑の具体的な釈明は選対委に任せ、謝罪文を読み上げるだけで会見打ち切り 
ユン候補との恋愛時代から流産経験など、個人的事情ばかり言及 
「妻の役割を果たすだけ」との発言に、選対委「大統領夫人の役割をしないとまで言及してはいない」
 
 
国民の力のユン・ソクヨル大統領選挙候補の配偶者、キム・ゴンヒ氏が今月26日午後、ソウル汝矣島の「国民の力」党本部で自分の経歴詐称疑惑と関連して立場文の発表を終え、党本部を後にしている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 国民の力のユン・ソクヨル大統領選候補の配偶者であるキム・ゴンヒ氏が26日、経歴詐称疑惑について、「いい印象を与えようと経歴を大袈裟に言い、書き間違えたところもあった。すべてが私の過ちであり手落ちだった」と謝罪した。 疑惑が浮き彫りになってから12日後の謝罪だ。しかし、具体的な説明はなく、謝罪文の半分近くを個人的な出来事に割き、「あまり中身もなく感情に訴えるだけ」という批判の声もあがった。

 キム氏は同日午後3時、ソウル汝矣島(ヨイド)の国民の力の党本部で記者会見を開き、「国民に向けた夫の熱意に私が害を与えるのではないか、いつも気をもんでいた。仕事と学業を共に行っていく過程で私の過ちがあった」と頭を下げた。過去、メディアとのインタビューなどで、「信じようが信じまいが思い出せない」や「いい印象を与えたい一心だった。それも罪といえるなら、罪だ」と述べたのとは違い、態度を変え、「してはならないことだったのに、今振り返ってみるとあまりに恥ずかしい」とし、「経歴詐称」を認めたのだ。

 キム氏は「残りの選挙期間中、静かに反省し省察する時間を持つ」とし、大統領選挙期間に候補配偶者として公の日程を最小限に止める意向も明らかにした。キム氏はユン候補が大統領に当選しても「妻の役割を忠実に果たすだけ」だと語った。ただし、選挙対策委員会のイ・ヤンス首席報道官は、「大統領夫人の役割をこなすとか、こなさないとまで(言及したわけでは)ない。大統領候補の配偶者として公の場に現れるのも、それなりに遂行することになるだろう」と述べた。

 しかし、キム氏が読み上げた謝罪文の半分ぐらいは国民に対する申し訳なさというよりは、夫であるユン候補に対する心苦しさが占めていた。キム氏はユン候補と初めて会った時に触れ、「検事だというから怖い人かと思った。だが、いつも同じ服を着ているなど、自信に満ちあふれ、豪快で、後輩たちにも配慮する男性だった」と振り返った。また「結婚後、苦労して子どもを授かったが、夫の仕事のことで心身ともに疲れ、子どもを失った。かわいい子どもが産まれたらおぶって出勤すると言っていた夫の切実な願いも叶えてあげることができなかった」とも語った。虚偽の履歴とかけ離れた個人的な出来事を取り上げることで、感情に訴えているという指摘が出るのも、そのためだ。

 一方、メディアで提起された経歴詐称疑惑に対するキム氏本人の具体的な説明はなかった。キム氏は立場文を読み上げてから、質疑応答もなく、会見場を後にした。釈明は国民の力の選挙対策委員会が行った。選対委はキム氏関連の疑惑と釈明をまとめた14ページ分の説明資料を配布した。キム氏に提起された各種の疑惑を9項目に分類した説明資料で、キム氏は水原女子大学や安養大学、国民大学などに提出した経歴の一部が「誤った記載や誤認の恐れがある表記だった」と認めた。ただし、韓国ゲーム産業協会の在職証明書の偽造や一部で主張されている遊興接客員として働いた疑惑などは強く否定した。

 ユン・ソクヨル候補は同日、記者団に対し、キム氏の謝罪について「妻が国民に申し訳ないと申し上げており、私も全く同じ気持ちだ」と述べた。「キム氏が今後公式活動を自制するのか」という質問には、「本人が話した通りだ」とだけ答えた。

 「感情に訴えた」キム氏の謝罪が、経歴詐称を疑う声を抑えられるかは不透明だ。共に民主党のナム・ヨンヒ選挙対策委報道担当は「これまで持ち上がったキム・ゴンヒ氏の問題に対する国民の疑惑が解消されていない」と論評した。

イム・ジェウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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「今回の赦免が考えの違いや賛否を越えて統合と和合、新時代の幕開けのきっかけになることを願う」と述べた。

2021-12-26 09:58:25 | 韓国文化

文大統領が朴槿恵電撃赦免、なぜ? …大統領選で争点化する前に決断か

登録:2021-12-25 02:55 修正:2021-12-25 07:23
 
拘束から4年9カ月で特赦に踏み切る 
大統領選での争点化防ぐ狙いとの分析も
 
文在寅大統領が21日、大統領府の与民館で開かれたオンライン国務会議で発言している/聯合ニュース

 国政壟断事件で拘束収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が24日、特別赦免され復権した。拘束期間は2017年3月31日からの4年9カ月。政府は来る31日付で朴前大統領を含む一般刑事犯3094人を特別赦免・減刑し復権させると発表した。復権名簿には9億ウォン(約8670万円)の違法政治資金授受で懲役2年が確定し、2017年に満期出所したハン・ミョンスク元首相も含まれる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はパク・キョンミ報道官を通じ「我々は過ぎ去った時代の痛みを乗り越えて新たな時代へと歩み出していかなければならない」とし「今回の赦免が考えの違いや賛否を越えて統合と和合、新時代の幕開けのきっかけになることを願う」と述べた。しかし、これまで前職大統領の赦免に否定的だった文大統領の年末特赦をめぐっては、様々な解釈が提示されている。

文大統領、年初の「赦免不可」から少しずつ軟化

 文大統領は、今年初めには前職大統領の特別赦免に否定的だった。共に民主党のイ・ナギョン代表(当時)が新年早々、李明博元大統領と朴槿恵前大統領の赦免を提案したものの、文大統領は新年会見で「過去の過ちを否定し、裁判の結果を認めない観点から、赦免を要求するこうした動きについては国民の常識では認められないだろうと考え、私もまた受け入れは困難」と断言していた。強硬だった態度は、今年5月の就任4周年特別演説後の質疑応答で若干軟化した。「高齢で健康も思わしくないということで、なおいっそう気の毒」だとし「国民統合に与える影響、韓国司法の正義、公平性、また国民の共感などを考えながら判断していきたい」と述べたのだ。与党の関係者は「大統領は気の毒だと言ったが、それだけ赦免については長く苦悩していたように見える。年末か大統領選挙後に実行しようと考えていたもの」と述べた。

重鎮の赦免要請に、大統領選後ではなく年末を選択

 与党の関係者たちは、年末が近づく中で朴前大統領に対する赦免提案が相次いだことが、文大統領の決断に影響を及ぼしたと説明する。文大統領に近い市民団体の複数の重鎮は「高齢の女性前大統領をあまり長く拘束しておけば、徳が薄いとの評価を受ける恐れがある」、「できるだけ年を越す前に朴前大統領を赦免し、次の大統領の負担を軽くすべきだ」との意見を伝えたという。与党の幹部は「20日と21日の法務部赦免審査委員会の前から(朴前大統領の赦免についての)議論があった」と述べた。

 前職大統領の赦免は、いずれにせよ文大統領が在任中に処理すべき課題であるうえ、大統領選挙で政治争点化するのを防ぐために「結者解之(自分の行いは自分で決着をつける)」の観点から実行したとの分析も示されている。民主党選対委の幹部は「文在寅政権は積弊清算要求に従って捜査を行ってきたが、そのせいで『報復政治』のイメージが残ってもいた」とし「次の政権に持ち越すこともできるのに文大統領が決断したのは、こうしたイメージを本人が決着をつけるという意志を示したもの」と述べた。来年3月の大統領選後に大統領当選者の提案を受けるというかたちの赦免も可能だが、文大統領は問題を避けて通らずに年末特赦に踏み切ったというのだ。文大統領がこの日、パク・キョンミ報道官を通じて示した7つの文章の中で「我々は過ぎ去った時代の痛みを乗り越え、新たな時代へと歩み出していかなければならない。過去に埋没して互いに争うより、未来に向かって大胆に力を合わせるべき時だ」とし「赦免に反対してきた方々には、広い理解と度量を示してくださるようお願いする」と述べたのも、こうした意味が込められていると解釈される。

 朴前大統領が在任期間より長い4年9カ月間にわたって服役し、健康状態が悪化していることも影響を及ぼしたようだ。椎間板ヘルニアなどで先月22日にサムスンソウル病院に入院した朴前大統領は、持病のほかにも歯科や精神健康医学科などでの治療も受けているという。与党の幹部は「精神健康医学科の治療が重要だ。具体的に明らかにはできないが、所見書には目立つほどの内容があった」と述べた。朴前大統領の健康が急速に悪化した場合に直面することになる政治的負担も考慮したということだ。

李明博元大統領も高齢なのに赦免除外…「大統領選をにらんだもの」との批判も

 ただし、69歳の朴前大統領を赦免しつつも、80歳の李明博元大統領は除外したため、大統領選挙を考慮した「野党分裂戦術」だとの指摘が出ているのも現実だ。大統領府は、国民感情と服役期間の違いにすぎず、政治的考慮はないと説明する。大統領府のパク・スヒョン国民疎通首席は、韓国放送(KBS)のラジオ番組のインタビューで、「朴前大統領は、拘束期間が年末現在で4年9カ月になる。全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)両氏に比べて2倍以上の期間を刑に服している」とし「これに比べて李元大統領は高齢ではあるが、拘束期間が年末現在で780日ほどだという点なども考慮して(特赦の対象に)ならなかったと認識している」と述べた。

ソ・ヨンジ、イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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法務部は当初、朴前大統領に対する刑執行停止を検討したが、朴前大統領が刑執行停止申請をせず、大統領府が赦免する方向に方針を変えた。

2021-12-25 09:21:14 | 韓国文化
 

文在寅大統領、朴槿恵前大統領を電撃的に特別赦免へ

登録:2021-12-24 09:47 修正:2021-12-24 12:48
 
ハン・ミョンスク元首相も含め 
クリスマス特別赦免を最終決定
 
 
                                    大統領府の全景=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が朴槿恵(パク・クネ)前大統領を特別赦免することにした。ハン・ミョンスク元首相も特赦の対象に含まれているという。

 本紙の取材を総合すると、政府は24日、クリスマス特赦を最終決定し、朴槿恵前大統領を対象に含める予定だ。法務部は当初、朴前大統領に対する刑執行停止を検討したが、朴前大統領が刑執行停止申請をせず、大統領府が赦免する方向に方針を変えた。与党の主要関係者は「健康などの状況を考慮して人道的な側面を反映したようだ」とし「ハン元首相も特赦の対象に含まれたと聞いた」と伝えた。

 朴前大統領は、先月22日からソウルサムスン病院に入院し治療を受けている。肩の疾患と椎間板ヘルニアなどの持病のほか、最近は歯科や精神健康医学科などの治療を受けているという。朴前大統領は赦免後、病院で出所の手続きを踏むものとみられる。

 朴前大統領は2017年3月31日、国政壟断事件で拘束収監されて以来、今月23日まで1729日間(約4年8カ月)収監されている。前職大統領の中で最も長い期間収監された。今回の赦免は、朴前大統領の健康を考慮したものだが、来年の大統領選挙を控えて今後の政治的影響が注目される。

 ハン・ミョンスク元首相は、9億ウォン(約8600万円)あまりの不法政治資金を受け取った容疑で、2015年8月に最高裁判所で懲役2年と追徴金8億8300万ウォンが確定している。

イ・ワン、ソン・チェ・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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互いに知らない間柄であるAさんとBさんがビアホールという空間に共にいた時間はわずか16分。ここでBさんは咸平で感染したAさんと接触し、オミクロン株に感染した。

2021-12-24 09:05:12 | コロナ対策:国民の命を守れ!

「ビアホールで16分」でオミクロン感染…

光州、大邱など10カ所に拡散=韓国

登録:2021-12-23 01:55 修正:2021-12-23 07:13
 
咸平の感染者と重なったのはわずか16分…光州の職場感染、24人中9人 
大邱では国外から入国の40代が感染確認、感染最小235人、疑い108人
 
 
22日午後、光州市南区の選別診療所前で、診断検査を受けるために市民が並んでいる。オミクロン株に感染したことが確認された咸平の感染者と光州の感染者が11日の同一時間帯に南区のビアホールを利用していたことが分かり、接点が確認された/聯合ニュース

 11日夜、光州市南区真月洞(クァンジュシ・ナムグ・チヌォルドン)のビアホールでAさんは2人の友人と酒を飲んでいた。午後8時44分に始まった宴は約1時間続いた。Aさんは光州から全羅南道咸平(ハムピョン)に通勤する咸平の医療系労働者だ。光州市上水道事業本部のBさんは、このビアホールに夜9時までいた。互いに知らない間柄であるAさんとBさんがビアホールという空間に共にいた時間はわずか16分。ここでBさんは咸平で感染したAさんと接触し、オミクロン株に感染した。

 Bさんは職場に出勤して同僚たちと鳳仙洞(ポンソンドン)のある食堂を訪れた。同僚を除いても、この食堂だけで22日午後までに食堂の従事者4人、客2人がオミクロン株に感染していることが確認された。Bさんの事業本部では、24人の感染者のうち9人がオミクロン株感染者であることが確認された。防疫当局は、感染者が出た鳳仙洞の食堂を中心に動線を追跡していたところBさんを突き止め、BさんがAさんと同時刻に真月洞のビヤホールにいたことも把握した。光州と咸平のつながりが突き止められたのだ。光州市感染症管理課のソン・ヘジャ課長は「オミクロン株は広がるのが速いため、疫学調査が追いつくのは大変」と述べた。11月25日に1人のイランからの入国者から始まったオミクロン株感染は、こうしてソウルの家族会、全羅北道益山(イクサン)の幼稚園、咸平の保育園を経て、わずか16日で光州のビアホールや食堂にまで広がり、連鎖感染を引き起こした。

 そして22日に大邱(テグ)でオミクロン株感染者が発生したことで、オミクロン株感染が広がった地はソウル、京畿道、仁川(インチョン)、光州、全羅南道、全羅北道、世宗(セジョン)、忠清北道、慶尚南道、大邱の10カ所となった。前日時点でのオミクロン株感染者は234人で、大邱の1例が追加されたことで、この日は少なくとも235人となった。オミクロン株感染の疑われる患者は、前日に54人が追加されて累計108人となった。

 大邱市はこの日、「13日に米国から入国した1人の40代の大邱の男性が、オミクロン株に感染していたことを確認した」と発表した。この感染者は13日に米国から仁川(インチョン)空港に到着し、大邱入りした。コロナ感染が確認されたのは15日。大邱市は、この感染者の子どもが通う学校の教職員と生徒566人に対して全数検査を行ったが、全員が陰性だった。ただし濃厚接触者38人は自己隔離措置を取っており、日常接触者124人は能動監視している。中央防疫対策本部のパク・ヨンジュン疫学調査チーム長はこの日午後の記者団に対する説明会で「大邱の事例は、国外からの入国後の追加感染で感染が確定した例が1人、疫学的な関連のある事例が同居家族2人」と発表した。

チョン・デハ、キム・ギュヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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「放射線影響評価が国際原子力機関(IAEA)の指針を都合よく借用し、韓国をはじめとする隣国市民が受ける被害影響を考慮していない」という内容の意見書を提出した。

2021-12-23 12:59:53 | 韓国を知ろう

東京電力、

福島原発汚染水影響評価の最終報告前に放出計画の承認申請

登録:2021-12-23 04:50 修正:2021-12-23 06:55
 
放射線影響評価の最終報告書はまだ提出しておらず 
21日提出の実施計画は設計段階を基にしたもよう 
韓国原安委、日本側に「急ぎすぎる」との懸念の書簡送る 
グリーンピース「東京電力、手続きを覆したもの多い」
 
 
      日本の福島第一原発敷地にぎっしり設置されている汚染水貯蔵タンク/聯合ニュース

 日本の福島第一原発事故による汚染水の海洋放出に向けた東京電力の実施計画の変更認可申請が、海洋放出による放射線影響評価の最終報告書も提出されていない状態で行われたことが、21日明らかになった。

 共同通信などによると、東京電力は21日、日本の原子力規制委員会に福島第一原発の汚染水の海洋放出に向けた実施計画変更案を提出し、審査を要請した。実施計画案には、原発汚染水を放出するのに必要な設備の設置と運営方法、汚染水の濃度分析、汚染水希釈のための取水と放出方法などが書かれている。

 東京電力はこれに先立ち、先月17日に「多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出に係る放射線影響評価報告書(設計段階)」を公開し、今月18日までに報告書に対する外部意見を募集して最終報告書に反映すると明らかにした。設計段階の報告書を検討した国際環境団体グリーンピースは16日、「放射線影響評価が国際原子力機関(IAEA)の指針を都合よく借用し、韓国をはじめとする隣国市民が受ける被害影響を考慮していない」という内容の意見書を提出した。このような外部の意見を取りまとめ、補完した最終報告書はまだ出ていない。実施計画の変更認可申請は汚染水の放出による影響評価の最終報告書も出ていない状態で行われたものだ。

 日本が2023年春の放出日程に合わせて関連手続きを急いで進めていることをめぐり、韓国の原子力安全委員会(原安委)も21日、日本の原子力規制委に書簡を送り、懸念を示した。ユ・グクヒ原案委員長は同日の緊急ブリーフィングで、「日本原子力規制委が11月のIAEA福島原発事故10周年カンファレンスで4.5カ月の審査期限を示したことについて、独立的な規制機関が期限を事前に定めて審査するのは審査結果の方向性があらかじめ決まっているという誤解を招く恐れがあり、期限を設けず科学的かつ技術的観点から十分な検討を行うことを要求した」と明らかにした。

 グリーンピースの脱原発キャンペーナーのチャン・マリ氏は「日本が福島第一原発事故の処理で関連手続きを覆したことはあまりにも多い」とし、「放射線影響評価報告書は160ページ以上の技術文書だが、これに対する意見の公募期間を1カ月としたことも非常に形式的だった」と述べた。

 東京電力は今年4月、福島第一原発事故の汚染水を希釈して海に放出するという日本政府の決定を受け、早ければ2023年春から放出を実行するための手続きを進めている。福島第一原発敷地のタンクに保管中の汚染水の量は増え続け、16日現在128万6493万トンに達する。

キム・ジョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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