ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

外国人には来てほしくない場所

2014-02-13 08:11:48 | 街を徘徊して


(おかげ横丁の招き猫 親子猫は珍しい)

先日、お伊勢さんの名物お菓子、赤福の(前)社長がおかげ横丁(伊勢神宮隣接商店街)に外国人は来てほしくないと言った、ということがネットに紹介されていました。
理由は、伊勢は日本人の心のふるさとだから、おかげ横丁は日本人に喜んでもらうための街にしたいとのこと。
(前)社長は伊勢市商工会議所会頭だった人ですが、自分が20年前に作ったこの街を東京の浅草のようにしたくなかったのか、
伊勢神宮にお参りしたのをきっかけとして、先祖から続いて来た日本の信仰文化を再認識してほしいとまでは言わないまでも、ここを日本人の心の拠り所にしたい、そのためのおかげ横丁と言いたかったのか、
発言の真意は分かりません。
これに関し思い出したことがあります。
伊勢神宮の参拝する所には大きな白布が下げられていて、中が見えないようになっています。
一般の神社のようにご神体を見ての参拝はできず、布の前からの参拝になります。
神様の格が高く直接伺うのは恐れが多いからでしょう。
日本人なら前に立ち少しは神妙な気持ちになりますが、日本の宗教には関心がないという外国人にとっては単なる観光場所の1つ。
ですから撮影禁止となっているのにお構いなしに写真を撮って警備員から注意されています。
日本では昔から生活に根付いている神道ですが、その総本山である伊勢神宮も自然豊かな公園という程度の認識かもしれません。
そしておかげ横丁は外国人に見せる“日本文化のテーマパーク”となってしまった。
これが発言の背景にあるのではと思いました。
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