ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

“中”がある文化

2014-02-23 08:28:20 | 街を徘徊して


カレーを食べる時に聞かれること、「辛さはどうしますか?」
「中辛でお願いします」。
とにかく「中」にしておけば裏切られることはないという安心感があります。
カレーの本場のインドには行ったことがありませんが、当然ながらこんな指定はできないでしょう。
カレーは食べたいけど辛いのは苦手という人には甘口、もっと刺激をという人は辛口があります。
世界でこのような融通ができるのは日本だけではないでしょうか。
寿司でも松、竹、梅があって真ん中を選んでおけばそこそこ満足できるようになっています。
同じ「中」でも飲み物の量とか衣料の大きさのS、M、Lの“M”とは違った意味があります。
ところで自分が持っている生活レベルの意識としては、上、中、下と3段階に区別しても、
中だけは中の上、中の中、中の下があります。
大多数の意識としては「中」の中にどうしてもすがりついておきたいのです。
その他、意見を求められるとはっきり白黒はっきり言わないで曖昧な言い方になるのが多いですね。
この「中」があるというのは日本の文化ですから大切にしましょう。
話は変わりますがこれと同じような日本でしかできないお家芸、
ある大学の学生食堂で見たことですが昼定食のご飯の量が選べ、SS、S、M、L、LLと細かく分かれていました。
因みにSSはお寿司2貫分位、LLはどんぶり大盛りご飯です。L、LLだけ50円増しとなっていました。
やり過ぎかもしれませんが残こされるより良いでしょう。こうゆう芸当は日本人にしかできないと思います。
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