食品偽装問題で叩かれて、いろいろな間違い表記があったエビですが、今は単に「エビ」としか書かないそうです。(これはこれでどんなエビが使われるのか不安になりますが。)
他にも牛肉は「国産牛使用」、野菜も「国産野菜使用」とか無難な書き方になっているそうです。
そのような中、街を歩いていてやり玉に挙げられそうなものを見つけました。
「宇治抹茶アイス」。
抹茶を使うものはアイス、ソフトクリーム、ケーキと多岐に渡りますし常に人気がある商品です。
でもこのように「宇治抹茶」と表示してしまうと宇治産の抹茶しか使えないのでは。
しかし肝心の「宇治」地方ですが、都市化が進んでいて茶畑などありません。
「宇治茶」なるもの、どこで作っているのかと疑問が出てしまいます。
ところが日本のお茶の生産量は静岡茶と宇治茶でほとんどを占めています。
全国に出回る量をどこで生産しているのでしょうか。
そこで社団法人京都府茶業会議所で決めた「宇治茶」の定義が面白いです。
「宇治茶とは京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で、京都府内業者が府内で仕上げ加工したもの。宇治茶ブレンドは宇治茶を50%以上使用し、混ぜるお茶の産地は問わない。」
宇治とは丸反対方向の県境にある福知山市で加工しても宇治茶、日本海側の舞鶴市で加工しても宇治茶、これだったら宇治茶はどこでも作れますね。
これで解決。では宇治金時はどうでしょうか。
そうですね、やはり宇治抹茶入りシロップを使うべきでしょうね、それよりインゲン豆を使っていないので宇治抹茶入り餡かけかき氷とでもしておいた方が・・・近頃は世間がうるさいですからね。
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