地方自治体からの補助金を受け、設備を購入できる制度があります。
多分、どこの地方自治体にも、似たような制度はあると思います。
私は、その制度に申請した企業の財務状況等の調査の仕事をしたことがあります。
経営者との話の中で、「補助金がなければ、大きな設備投資をするようなリスクは取れません」という言葉が出てきたのを覚えています。
その会社は、多分、補助金を受けなくても、金融機関からの融資でも可能だと思われるくらい、業績や財務内容も良かったと思います。
うまく補助金を利用している感じでした。
補助金を利用することは、悪いことではないのですが、何か引っかかりました。
地方自治体の側へは、民間金融機関から融資が可能な企業に対して、補助金を出すというのは、どうなのでしょうか。
「企業を育成する」という大義を反論として言われるかもしれません。
しかし、リスクを取ることができないような経営者を育てて、本当の意味で、将来、成長する企業を育成することになるのかは、疑問です。
ただ、今の時代、日本政府が国を繁栄させようという意志が見られないので、仕方がない面もあるような気がしないでもないですが・・・。
私は、なんでもかんでも、リスクを取って投資をしなさいと言っているのではありません。
情報を集め、他人の意見も聞き、何度も検討し、それでも、将来のことですから不確実な部分は出てきます。
これらを行った上で、実行した方が良いとの結論が出たのであれば、勇気を持って、実行するようになっていただきたいと申し上げているのです。
是非、リスクを取って、将来、大きく成長するような経営者、企業が育ってもらいたいものです。
これは、個人事業主や家計においても言えることです。
オッサンのボヤキかな?
我が家の百日草です。
新しいつぼみが、いくつか出ています。
「暑いけど、まだまだ咲きますよ」と私に呼び掛けているようです。
ありがとうね。
私も頑張ります。
会計、財務、監査、金融に関連した私の考えについて、書こうと思います。
できるだけ分かり易く書きたいのですが、難しくなるときもあるかもしれません。
会計、財務、監査、金融は分からないけど興味がある方、会計、財務、監査、金融を勉強したいと思っている方、会計、財務、監査、金融に携わっている方、何かのご縁で私のブログを読んでいただいた方、皆さんのお役に立てれば幸いです。
皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
63歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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