「進捗管理ができる体制が整っていますか。」の2番目は、部門別損益が分かる体制です。
部門別損益とは、例えば、支店を持っている場合の本店・支店別の損益のことです。工場を持っている場合の本社・工場別の損益のことです。いくつかの事業を行っている場合の事業毎の損益のことです。
中小企業の場合、これらの部門別損益を把握していないことが多いのです。
部門別損益を把握していなくても、税務申告書を提出することはできます。税務申告書に添付する決算書類を作成することもできます。
「それで、いいんじゃない。部門別損益なんて把握する必要ないんじゃないの?」って、言われる中小企業の社長さんも多いと思います。
なぜ、部門別損益を把握が必要なのかを簡単に説明すれば、良いところと悪いところを明確にするためなのです。
良いところと悪いところが分かれば、良いところは、どんどん伸ばし、悪いところは改善するという方策がとれます。
部門別損益が分からずに、ただ業績を伸ばせ、利益を上げろといっても、どこに手を付けていいのか、何をしていいのかが、はっきりとしません。
営業に気合いをいれますか?
それでは駄目でしょう。
自社の良いところ・悪いところを把握して対応することが有効なのです。
部門別損益の把握は時間と費用がかかりますが、やり方によって、それに見合う成果が必ず得られます。
税理士事務所に依頼しなくても、市販の会計ソフトを利用したり、表計算ソフトを活用したりすることで、自社で部門別損益を把握することは可能です。
是非、チャレンジしてみてください。
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整理整頓ができず書き直しの余地が多々ありますが、中小企業に対する指摘は、ある意味、的を捉えたものだと考えています。是非、ご一読ください。
では、また。
これがナンバープレースです。見たことありますか。
縦軸、横軸、9つのブロックすべてに1から9までの数字が入るように、空欄を埋めていくパズルです。
これは、日本経済新聞土曜日版に掲載されているものです。
私の母が頭の体操として初めたものですが、今は私もやっています。まさに、頭の体操です。
身体と同じように、頭も衰えないように訓練しているのです。(情熱も衰えないようにしないといけませんが。)
効果は、まだ、はっきりとは分りませんが、土曜日の朝は、楽しく謎解きをしています。
私の11月第3四半月の365日継続記録表、365日勝敗表です。知識面はいろいろとインプットしているようにありますが、仕事が忙しくて、ほんの数ページ読むのがやっとです。何とか数項目をやっているという状況です。でも、白星は続いています。
「もっと知識を身に付け、加工し、発信していかないと」って、ときどき自分に気合いを入れます。
根性なしですので、三日坊主を繰り返しながら、なが~い目で見て、目標達成できればと考え、やっています。
このブログが、コツコツ努力を継続している方の励みとなってくれれば幸いです。
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継続ツール、365日継続記録表、365日勝敗表は、右のウェブページからダウンロードできます。ご自由にお使いください。
寒いかと思えば暖かく、暖かいかと思えば寒い。身体には非常によろしくない気候が続いています。お身体を大切に。
では、また。
中小企業が事業計画を作成する上で注意する点の4番目は、「進捗管理ができる体制が整っていますか。」ということです。
まずは、月次管理ができる体制です。
進捗管理ですので、進捗の状況が分からないと管理できません。月単位や四半期単位で事業計画どおりできているかどうかを確かめる必要があります。(私は、月単位が良いと思います。)
事業計画は、多くの場合、年単位で複数年計画となっていますので、単年度分を月単位の計画(月次計画)に落とし込む必要があります。
この月次計画と実績とを比較して、計画どおりできていない場合は必要な対策をとるのです。
だから、月次の実績を早期に把握する体制が整っていないといけません。会計資料を税理士事務所に渡して、月次の実績が分かるのが、1か月2か月先では駄目なのです。
現在は安価で使いやすい会計ソフトも市販されています。是非、自社で月次の実績を早期に把握することを検討してみてください。完璧でなくて構いません。やればできます。
毎月、月次管理をして、計画の進捗状況、未達成の場合の原因究明、今後の対応等を検討していくと、中小企業の社長、中小企業自体に管理能力が付いてきます。
最初は難しいでしょうから、良きアドバイザーにアドバイスをもらいながら、徐々に自社でできる体制を作り上げていくことです。まずは一歩を踏み出すことです。
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では、また。
中小企業が事業計画を作成する上で注意する点の3番目は、「進捗管理が大切なんです。」ということです。
進捗管理というのは、事業計画どおりできているかどうかを月次単位で確かめ、できていない場合は必要な対応をするということです。このようなことを繰り返して、事業計画を遂行していくのです。
事業計画を作成し、金融機関に提出し、融資を受けたら、又は、返済条件を変更してもらったら、「ハイ、おしまい。」ではないのです。
事業計画をきちんと実行しないといけません。
その点、金融機関もちゃんとチェックするんです。
中小企業に助言をする専門家の立場からは、進捗管理に関わることを「フォローアップ」といいます。
このフォローアップが大切だと私は考えています。
なぜなら事業計画を作成しても、実行できない場合がほとんどだからです。また、状況が変化したり、うまくいかなかった場合、どのように対応するのかも、中小企業には大きな課題です。
事業計画の進捗管理に専門家が関わることで、事業計画の遂行や中小企業自体の管理能力アップにつなげることができるのです。
フォローアップは、モニタリングとはちょっと違います。モニタリングは、進捗状況の調査を行うことです。気の利いた専門家は助言もしますが。
フォローアップは助言が中心です。継続的に関わって、一定の期間、助言をしていくのです。そして、中小企業の管理能力を向上させていくんです。それによって、人材が育っていき、中小企業が変わっていくのです。
現在の中小企業支援制度のほとんどは、事業計画の作成に対するものです。事業計画を作成した後のフォローアップに対するものはありません。これでは、多くの中小企業を育成することはできないでしょう。
先日、知り合いの専門家と街で偶然会ったときに言われました。
「中小企業の企業文化を変えないといけない。そのためには、一定期間、継続的に関わるフォローアップをしないとダメだ。でも、現在の公的制度は、フォローアップには助成が出ない。新製品開発や創業等に良いが、多くの中小企業の課題である管理能力不足や管理人材育成の解決にはならない。」
私も同意見です。
ただ、管理能力向上や管理人材育成ができる専門家かどうか、あやふやな人たちが多いのも事実です。それに、中小企業側の認識力・意欲といった問題もあります。
それでも、やはりフォローアップに対する公的制度を設けるべきだと私は考えます。
こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は左のおススメの本から購入できます。整理整頓ができず書き直しの余地が多々ありますが、中小企業に対する指摘は、ある意味、的を捉えたものだと考えています。是非、ご一読ください。
では、また。
実りの秋です。
私が作ったさつまいもです。
無農薬です。(というよりも、ほとんど、ほったらかしです。)
今年は例年と比べ、大きく育ってくれました。
他の方も大きくなっているようです。
雨が少なかったせいでしょうか。一所懸命育とうと思ってくれたのかもしれません。
菊も咲きました。
今年、私が挑戦した国家試験は、残念ながら不合格でした。来年、再挑戦しようかと迷っていたところ、日本酒好きの知人から、「不合格、でも来年に向けて真剣にやってます。」というメールを頂きました。
それに触発されて、私も頑張ってみようと思います。2年計画、いや、ひょっとすると、それ以上の中長期になるかもしれませんが、あきらめずに、やってみます。
私の11月第2四半月の365日継続記録表、365日勝敗表です。割とバランスよくできていましたが、後半、疲れがでました。
バランスが大切です。
継続ツール、365日継続記録表、365日勝敗表は、右のウェブページからダウンロードできます。ご自由にお使いください。
使い方、継続のコツ等は、左のおススメの本、拙著「意志が弱い人のための勉強を続ける技術」をご一読ください。是非、ご購入お願いします。
44歳で地方銀行を退職し、49歳で公認会計士になった、52歳のオッサン公認会計士です。
コツコツ努力を継続されている方々の励みになれば幸いです。
では、また。