高校生でも分かるのに！・・・

　　

　一向に沈静化しない「加計学園」問題。またまた愛媛県から新文書が提出されたそうだ。これまで安倍首相は計画を知ったのは2017年1月だと言い切っていたが、新文書には安倍首相は加計理事長と2015年2月に面会したと記されているとか。
　野党は安倍首相の答弁の食い違いを一斉に問題視しているそうだが、この矛盾について、安倍首相はどう言い逃れするだろうか。だれが考えても2017年1月まで知らなかったというのはあり得ない。が、たとえこれが嘘だと分かっても、もう加計学園は開学しており、今更どうにかなるものでもない。安倍首相は最後までしらを切りとおすしかないだろう。
　さらに昨日、「森友学園」問題でも、財務省が「廃棄した」と説明してきた学園側との交渉記録が見つかったという。おまけに去年２月に問題が明るみになったあと、財務省理財局の一部の職員が保管してあった記録を廃棄するよう指示していたことが分かったというから、もう何をかいわんやである。
　安倍首相は加計学園で「いいね」、昭恵夫人は森友学園で「いいね」、ツイッターやFacebookでもあるまいに…。無責任でいい加減な似たもの夫婦といおうか、せめて自分の言動には責任持ってよネ！　 

　20日のわが購読紙「ちまた」に、「情報の取捨選択しなければ」という投稿文があった。（原文通り）
　なぜ日本のメディアは政治家の汚職や不倫をあそこまで大きく報じるのだろうか。私は普段、新聞やテレビのニュースを見ていて、くだらないと感じる。私からしたら、政治家の汚職や相撲業界の暴力事件など、どうだってよいことなのだ。「もっと他の有益な情報を流してくれ」と常日頃思っている。
　もちろん、メディアが読者、視聴者一人一人のニーズに応えられないことは分かっている。しかし、そういったスキャンダルばかり、時間を割いて取り上げるべきだろうか。北朝鮮問題など日本が今目を向けるべき問題があると思う。
　スキャンダルを報道する理由について、私は「読者や視聴者はそういったドロドロとした話題が好きなので、もうかるから」と考えた。しかし、そんなものは二の次三の次でよいと私は思う。たとえ報道するとしても、短期間でよいと思う。そこまで密着して何になるのか。
　この風潮はすぐには変えられない。だから、私たちが情報の取捨選択をしなければならないのだ。
　投稿者は高校2年生、名前は“蓮”とある。“蓮”は男性でも女性でも使われているので性別は判断し難い。が、文章から女子生徒ではないかと思えるので、以後、“彼女”と呼ぶ。
　昨今の若い人は新聞を読まない。政治に関心がないと言われるが、彼女は普段から新聞やテレビニュースに関心を持っているという。だから自分の意見を堂々と述べることができるのだろう。彼女ってどんな女の子なのかなあ。
　私も彼女の意見に大賛成だ。17歳の女子生徒に分かるのに、いい年をした政治家やメディアの連中には分からないのか。全くもって情けない。
　
　給料をもらってワイワイガヤガヤやって、政治家っていい商売だね。野党の狙いは安倍政権を潰すことだろうが、潰したあと野党に政権が渡ることは絶対にない。100％の確率でないよ！
　政治家もお役人も、日大の宮川選手の潔さを見習えよ！　謝罪会見は私も終わりまで見ていたが、痛々しくて涙が出た。それに引き換え、その後のメディアの質疑応答には、ホントあきれた。なぜあんなくだらない質問ばかりするのだろうか。20歳の宮川選手の方が“大人”に見えたよ。