つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

あっけない叔父の死・・・

2010-05-24 | 私事ですが
 30日の引っ越しを控えて落ちつかない日々が続いているが、金曜日夜9時過ぎだったろうか、姉から電話があり、岡山市に住む叔父が亡くなったという。86歳になる叔父は亡母の弟で、ここ7、8年くらい前から体調を悪くし、これまでに生死の境をさまようこと3回、そのたびに周囲をあわてさせた。それでも最近は好きなお酒を思う存分楽しめるまで元気になり、だれもがまだまだと思っていた。叔父は酔っていい気分になると私に電話してくるのだが、つい10日ほど前にも話をしたばかりなので、あまりに急な死に驚いている。

 葬儀は自宅ではなく一般の斎場で行うそうで、土曜日のお通夜と、翌日の葬儀を終えて帰るつもりで用意をし、姉の車で岡山市まで出かけた。県内に何ヶ所かあるこの斎場は落ち着いた雰囲気で感じがいい。叔父の長男は市内で10ヶ所の調剤薬局を営んでおり、公にすると立場上大掛かりな葬儀になるだろうことが予想されるので、ごく親しい身内だけの家族葬にしたということだった。身近な家族20人ほどでお通夜をすませ、みんなで食事をしながら談笑、不謹慎だが笑いのおこる楽しいお通夜であった。
 泊まりの設備も整っており、翌朝の食事、昼食も心配ない。葬儀も身内だけなので短時間で済み、雨風の激しい中を火葬場へ。待合室で1時間半ほど待っていると骨上げの知らせがあり、みんなでお骨を拾う。骨になってしまった叔父の姿に、人の一生の終わりのあっけないこと、こんなものかと空しい気持ちになった。
 その日のうちに初七日をすませ、遅くなるので精進落ちのお膳はいただいて帰ることにした。最近はこうした家族葬が多いそうだが、本当に死を悼む人だけが集まって、こういうのが一番いい。こうした時にしか会う機会もない親戚だが、たまには旧交を温めたいと思っている。

 5時前に出発、カーナビの指示通り順調に帰っていたが、市内を抜ける所でとんでもない方向に進んでしまった。姉は道路標識を確認もせず進めるので、広島方面ゆきの高速道に上がってしまい大慌て。「カーナビなんてあてにならない。標識をよく確かめて」と文句を言う私。料金所で尋ねて後戻り、ようやく正常な道に戻ることができてヤレヤレ。行きも間違えて同じところを2周するという失敗をしながら、また帰りも間違えるなんて…。「もう一緒には乗らない。どこへ連れて行かれるかわかったもんじゃないわ」と言うと、「カーナビがあれば大丈夫と思ってたけど、あてにならないね」と姉。ババ2人の道行きは迷ってばかりで、本当に疲れましたわ。 
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (影法師)
2010-05-30 12:51:39
クソに水
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Unknown (名無しさん)
2010-05-29 20:50:05
老人に冷汗に水って言うヤツですか
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Unknown (オールドレディー)
2010-05-25 17:52:39
♠てつじさま
カーナビは便利なようですが絶対の信頼はできませんね。
私は車に乗らないので方向音痴ですが、もっと便利で確かなものかと思ってましたよ。
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Unknown (てつじ)
2010-05-25 10:26:57
僕のカーナビも道無き所で”左折”を支持したり、一般道優先を選択しても高速にのせようとします(^^;)

ウチは年齢順(順番通り)じゃなくなろうとしてます。大変です・・・
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Unknown (オールドレディー)
2010-05-25 09:25:53
♠共通一次世代さま
普天間問題に視点が集中し、口蹄疫の対応には出遅れた感があます。今頃になって大騒ぎをしていますが、実際にはこの問題の方が早急に解決しなければならないことだったのだと思います。
どちらもうまく解決ができず、さらに国民の信頼を失うことになりました。




♠おくだっちさま
「一寸先は闇」といいますが、本当に何が起こるかわかりません。年をとると身辺整理はしておくべきですね。
家族葬が多くなったというように、お義理だけの弔問客では故人も喜ばないでしょうから、こういうのが一番いいです。
周囲に迷惑をかけない「ぴんぴんころり」が理想的ですね

ネットの地図もそうですが、主要道路を中心に設定されるので、返って遠回りということもあります。便利のいいカーナビもうまく使いこなせなければとんでもない結果になりますね。
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大往生 (おくだっち)
2010-05-25 08:13:15
歳をいくと、往生際は潔くと思いますが あっけなくも回りに迷惑をかけることがなかったのが、ご本人も良かったと思っておられるでしょうね。

親戚の集まりで、笑いがでるのにきっと満足されているでしょう。

カーナビは、時々何か狂うのか 私も知人の車でそのまま行ったら海に突っ込むというようなナビゲーションに遭ったことがあります。
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Unknown (共通一次世代)
2010-05-25 05:47:47
>不謹慎だが笑いのおこる楽しいお通夜であった。

年齢の順に大往生されていかれるのが血縁者に取っては一番自然に死を受け入れることが出来るのでしょうね。20年ほど前、祖母の葬儀に遠く離れた親戚が一堂に集まった時は「親戚」というというものを強く意識しました。今思えば地理的に余りに離れ、殆ど会う機会を失った(親戚」を皆、祖母が集めてくれて、自分の記憶の中にしっかりと皆の顔を刻み込ませてくれたのだなと思います。

先日、民主党議員が国会の本会議で、宮崎で口蹄疫被害に遭われた畜産農家に対し「心からお祝いを・・」と言いました。勿論後で「お見舞いを・・」と言い直しましたが・・。

20日の衆議院本会議では宮崎の惨状を切々と訴える自民党の江藤議員に対して、ずっと民主党の野次と怒号が続き、後半は江藤議員の演説内容が聞き取れないほどに議場はなっていました。
下記の動画はその様子がはっきりと分かります。 愕然としました。これほど酷いとは・・。

2010.5.20【口蹄疫問題】江藤拓議員(衆議院本会議)
http://www.youtube.com/watch?v=_bgHL44MNjU
2010.5.20【口蹄疫問題】江藤拓議員その2
http://www.youtube.com/watch?v=mfavIkEI0-4

これはもう、江藤議員に対するヤジではなく「宮崎県民に対するヤジ」に他ならないと私は思います。本当に酷過ぎる・・・。
これが民主党議員の正体です。 宮崎を助けたいと思う気持ちなど民主党議員には一欠片もないんです。
これが民主党議員、民主党政治の真実です・・。 鬼畜です・・・。
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