先日、私の故郷である津山市でこんな事件が起きた。津山市内では11月30日から12月1日ごろにかけて、車のナンバープレートに黒色のスプレー塗料を吹き付けるという事件が十数件確認された。津山署は5日、器物損壊の疑いで津山市山方の49歳の無職の男を逮捕したが、うっぷん晴らしにやったと言ってるらしい。いい年をしてあきれるネ。
犯人逮捕で一件落着といけばいいのだが、修理業者の話によれば、プレートやエンブレムが塗りつぶされた車は、すべてのパーツをきれいに直せば10万円以上かかり、プレートの再交付が必要な場合もあるという。被害にあった人たちは腹立つだろうネ。
このプレート事件から、自分の「ドジでマヌケ」な話を思い出した。もう40年くらい前の話だが、その頃私は原付バイクの免許を取ったばかりで、スピードを出すのが怖くて、いつも高校生の自転車に追い抜かれるという、超、超安全運転だった。それはいいことだが、にわか仕込みで免許を取ったので、最低限必要な知識しか頭になかった。
あきれた話その1。運転免許証を取得してもそれで終わりではなく、定期的に「更新」しなければならない、ということをすっかり忘れていたのである。ある日、何がきっかけかは覚えていないが、免許証をみて有効期間が1年も過ぎているのにびっくり! あわてて交通課に電話して事情を話したら、失効後半年以内なら理由に関わらず申請して再取得が可能だが、もう1年も過ぎているので再試験を受けなければならないという。
考えてみたら、私はその間、無免許で走っていたことになる。警察もあきれたのだろう、それについては何のお咎めもなかったのでヤレヤレ! もし検問に引っ掛っていたら大変なことになっただろうネ。 後日、再試験を受けて免許証をもらったが、ホント、ドジもいいとこだよネ!
あきれた話その2。再度、免許証を取得して何年か経ったある日のこと、警察から電話があって、「バイクにナンバープレートは付いてますか?」という。おかしなことを言うなあ、と思いながら1階の駐輪場に置いてあるバイクを見たら「あれっ、ない!」
「プレートがありません!」というと、「そうでしょう、ここにあるんですから…」と言われ、まるで狐に包まれたようだった。詳しくは教えてくれなかったが、何台もの原付バイクを盗んだ容疑で少年グループが逮捕されたとか。少年たちは、盗んだバイクに別のバイクのプレートを取り付けて乗り回し、燃料が切れると池や山中に捨てていたそうだ。盗んだプレートの中には私のプレートの他にも数枚のプレートがあったという。
少年の供述によれば、私のプレートを盗んだのはもう何ヶ月も前のことだという。うかつにもまったく気づかず、その間、私はナンバープレートなしで乗っていたのである。警察から電話がなかったら、まだ気づかすに乗っていただろう。
もし、私がプレートなしで乗っていて、警察に捕まったらどうなっていただろうか。そう思ったら冷や汗が出る思いだった。が、幸い、何のお叱りもなくプレートは返却してくれたが、マヌケさが恥ずかしかったことを覚えいる。
その後何年かバイクに乗っていたが、ずっと無事故無違反。20年ほど前に自転車に代えて、免許証は自然消滅させた。こんなドジでマヌケな私、普通車の免許を取らなかったのは、ホント正解だったと思うわ!
やはりうん十年前は、何事にも、余裕と情がある世の中だったのですね。
反れともオールドレディさんの人徳?
知らぬが仏」此ほど強いもの無し
今となっては笑い話、全てことも無しの平和な善き思い出の一ページですね。
めでたしメデタシ
ほんと、世の中は今ほど世知辛くなかったということでしょうか。現行犯ではないからお咎めがなかったのでしょう。
今の年齢でこれをやると認知症を疑われるかもしれませんね。いや、あのころから認知症の気があったのかも…。
「知らぬが仏」というにはとんだドジ、マヌケぶりでしょう? 私って、どこか一つぬけているところがあるのは自分でも承知してますけど…。
ありますね。これからはそれらが命取りに
なるかもしれませんから。ますます厳しい
老人生活。頑張るしかないですわ。
最近のうっかりミスはボケから来るものが多いのではないかと…。ミスで済めばいいですが、そのうち大事になりそうな予感がしています。
時間はたっぷりあるのだから、よく考えゆっくり行動するようにと思っているのですが、イラッチな性分はなかなか…。
でも、今年もどうにか無事に終わりそうで、感謝感謝ですね。