土曜日は日テレ午前8時放送の「ウェイクアップ」。日曜日はフジテレビ午前7時30分の「新報道2001」、NHK午前9時の「日曜討論」、テレ朝午前10時の「フロントライン」。月曜日はテレ朝特番午後8時の「TVタックル」と、各局の報道番組をみて思うのは、政治って、なぜこうも不透明でややこしいのか。真っ向勝負ではなく、水面下での思惑と駆引きが当たり前の政治には納得できないものがある。また、NHKはともかく、民放ではゲストの政治家や評論家、大学教授など識者の顔ぶれが似たり寄ったりで、視聴率狙いがよく分かる。結局、菅さんが好きか嫌いかだけで語られているように思え、モヤモヤ感だけが残った。
何とかこのモヤモヤ感を解消したいと、あちこちの情報サイトにアクセスしてみるが、筆者によっては「反菅」または「反小沢」感情論が前面に出て公平性に欠ける内容であったり、むずかしい政治用語の羅列で何だかよく分からない内容だったりで、なかなか納得できる記事に出会えないでいた。
しかし、上久保誠人( 立命館大学政策科学部准教授および早稲田大学国際教養学部講師。専攻分野は政治学、国際関係論、行政学、政策過程論)氏の『まさに国民不在の政争――大震災による「政局的幸運」を民主党内“反菅勢力”や野党が利用した倒閣劇 』を読んで、何か胸にストンと落ちるものがあり、久しぶりに胸のモヤモヤが解消されたような気がしている。
菅さんの辞任時期で、またまた永田町が混乱しているようだが、当のご本人の口からは何も語られない。国民新党の下地幹事長は、22日国会会期末で公債法案を成立させて退陣すべきだという。が、自民党の谷垣さんは17日ごろの復興基本法成立後、直ちに辞任せよという。たった5日間がどうだというのか、どうにもわからない。また、これまでできなかったことが連立を組んだらできるというのも理解できないのである。
話は変わるが、これまで菅さんにはリーダーシップがないと、事あるごとに言われてきた。ある情報サイトに『菅降ろしでうごめく永田町の“ダメ”フォロワーたち』という記事があり、その中に、「組織運営においてリーダーの及ぼす影響力は10%程度で、残りの90%は、部下であるフォロワーの人々の力が左右する。フォロワーとは、リーダーの下にいるメンバーのこと。つまり、トップにはトップ直々のフォロワー、部長には部長のフォロワー、課長にもフォロワーがいる。組織とは、いわば上からリーダー・フォロワー、そのフォロワーをリーダーとするフォロワー……といった具合に、ピラミッド型になっていると考えてほしい」とあった。
リーダー選びの基準となるのは(1)明確なビジョン (2)ビジョン達成への誠実さ (3)批判や意見に耳を傾ける度量―だという。菅さんがこの基準をクリアしているかどうかだが、これまでのマスコミ報道から判断すれば「ノー」と言わざるを得ない。
また、「リーダーの最も大切な仕事は、優秀なフォロワー探し、ということになる」と…。そうしてみれば、菅さんが優秀なフォロワーを探せなかったことが今日に至ったということになるのか。そういえば、小泉元総理には飯島勲氏という優秀な秘書がいたけど…。信頼し合える人物にめぐり合える機会はそうそうあるものではない。
民主も自民も、選挙は国民の信を問うものだから選挙をやりさえすればいいと思っているようですし、自党に有利な時期をに行うために色んな画策ばかりしていますので、益々国民の心が離れていくでしょう。
でも、よっぽど間が抜けているのか、欲にしか目が無いのか、国民のことなどどうでもよいと思っているとしか見えませんね。
自民党は連立を組んでも、長くて半年。そして総選挙を考えているとか。
今の民主党も自民党も総選挙で国民の信が得られると思っているのでしょうか。まるで「裸の王様」ですね。己を知らずして国民の心がつかめるでしょうか。まったく愚かです。
もし総選挙となったら、今度は国民もよく見極めて投票するでしょうね。このあきれた騒動で、国民は勉強したと思います。
を失くしています。自民党も民主党も信用0
だからと言って、新党に政権を委ねるのも、これまた不安ですね。
政治家って社会で揉まれた経験が少ないので
世間体というか、当たり前のことすらできていない人達が多いような。
与野党みんなで被災地の瓦礫の撤去のお手伝いでもしてくれば少しは株が上がるかも?
そういう命がけで政治をしてほしいです! !
本当に、もうこうなったら総選挙で黒白つけてもらいたいくらいです。が、総選挙となれば5、6億円もの大金が必要だとか。今、政治家たちの権力争いにこんな大金を使うなどもってのほかです。
菅さんのせいで復旧作業が遅れていると批判しますが、自民党は政権争いに傾注して、一体何をしてくれたのでしょうね。
そして、小沢チルドレンには被災地へいって瓦礫処理の手伝いでもしてもらいたい。