今年も早々に確定申告を済ませたので、還付金がとっくに口座に振り込まれていた。昨年から国税庁HPの「確定申告書作成コーナー」を利用しているが、これはいたって簡単である。念のため、2部印刷して切手を貼った封筒を同封して所轄の税務署に郵送すれば、受領印を押した控えを送り返してくれる。
一方、「思ったより簡単」というCMで総務省が推奨している「e-Tax」。私も利用しようと説明書きを読んだが、そばで手取り足取り指導してくれる人がいるならともかく、「思ったより簡単」ではない。ネット新聞にこのCMに批判的な記事を見つけた。
『「思ったより簡単」。この強烈なメッセージは、「パソコンでの申告は領収書の添付不要」「e-Taxによる申告は5,000円減税」という強烈なオマケ付きだったから、定年で確定申告をすることになった団塊の世代はじめ多くの国民は、総務省が「思ったより簡単」に、イータックスに飛びついてくれた。
ところが、事実は、とても「簡単」というわけにはいかないのだ。―中略―。混乱の第1現場・税務署には、問い合わせ電話が殺到。税務署のイータックス担当者は「総務省の広報がいい加減だ」とカンカンだ。なぜなら、「ホームページにアクセス」しても、カンタンには申告できないからだ。怒った国民から税務署に文句が殺到した。
税務署の説明で国民が初めて知ったことは、パソコンで申告するには まず、
① 住民基本台帳カードを持っていなければならないこと(チラシには、「住基」のジュの字も書かれていない!)。
② 住民基本台帳カードを持って(持ってない人は区役所や市役所で住民基本台帳登録カードを申請の上で取得して)区役所や市役所の認証窓口に行き、カードで買い物した時に通すような小型の機械で電子認証をしてもらうこと。
③ 電子認証を受けてようやく、住基カードに電子証明書が入力される。これだけの手間を、チラシの裏にある「事前の準備」には「電子証明書を取得する」としか書いてない。
さらに、「ICカードリーダライターを用意する」とある。いったいそれは、何のことか。自分のパソコンにカードを読み込ませるためのUSB端子接続可能な端末のことだが、電話でいったいどう説明したのだろう。持っている人は皆無だから、みんな家電量販店に走る。都市周辺部の家電量販店はたちまち在庫切れとなった。
次に、ICカードリーダライタのドライバのインストールと、財務省認証局・財務省運用支援認証局の2つのルート証明書のインストール。そして、e-Taxソフトと源泉徴収票等作成ソフトをインストールして、初期登録(電子証明書のID、暗証番号を入力)すると完了である。
ここまで無事すませて、ようやっと国税庁ホームページの「確定申告等作成コーナー」にたどり着くことができる。―後略―。』というのである。
この納税システムについては賛否両論がある。複雑な申告内容の人は最初の手続きさえ済ませれば2年目からは楽だという人もあれば、パソコンや確定申告に詳しくない人には敷居が高いという人もいる。
準備から手続き完了までに要する費用は、電子証明書の取得の為に、住民基本台帳カ-ド取得に500円、公的個人認証サ-ビスに基づく電子証明書入手に500円で計1000円。そして、電子証明書を読み込むためのICカードリーダ(含むドライバ)が3000円、住基カ-ド発行のための写真代などを含めると5000円以上は掛かる計算である。
しかし、5000円の税額控除は、平成19年・平成20年のいずれか1回に限られている。また、電子証明書は3年ごとに更新しなければならない。5000円控除されても初回の手続きでパー、複雑な手続きの「どこが簡単」なのかといいたくもなるだろう。
このシステムの利用者が増えれば、国税庁職員たちの業務は大分簡素化されるという。が、簡素化されて何がよくなるのか教えてもらいたい。
一方、「思ったより簡単」というCMで総務省が推奨している「e-Tax」。私も利用しようと説明書きを読んだが、そばで手取り足取り指導してくれる人がいるならともかく、「思ったより簡単」ではない。ネット新聞にこのCMに批判的な記事を見つけた。
『「思ったより簡単」。この強烈なメッセージは、「パソコンでの申告は領収書の添付不要」「e-Taxによる申告は5,000円減税」という強烈なオマケ付きだったから、定年で確定申告をすることになった団塊の世代はじめ多くの国民は、総務省が「思ったより簡単」に、イータックスに飛びついてくれた。
ところが、事実は、とても「簡単」というわけにはいかないのだ。―中略―。混乱の第1現場・税務署には、問い合わせ電話が殺到。税務署のイータックス担当者は「総務省の広報がいい加減だ」とカンカンだ。なぜなら、「ホームページにアクセス」しても、カンタンには申告できないからだ。怒った国民から税務署に文句が殺到した。
税務署の説明で国民が初めて知ったことは、パソコンで申告するには まず、
① 住民基本台帳カードを持っていなければならないこと(チラシには、「住基」のジュの字も書かれていない!)。
② 住民基本台帳カードを持って(持ってない人は区役所や市役所で住民基本台帳登録カードを申請の上で取得して)区役所や市役所の認証窓口に行き、カードで買い物した時に通すような小型の機械で電子認証をしてもらうこと。
③ 電子認証を受けてようやく、住基カードに電子証明書が入力される。これだけの手間を、チラシの裏にある「事前の準備」には「電子証明書を取得する」としか書いてない。
さらに、「ICカードリーダライターを用意する」とある。いったいそれは、何のことか。自分のパソコンにカードを読み込ませるためのUSB端子接続可能な端末のことだが、電話でいったいどう説明したのだろう。持っている人は皆無だから、みんな家電量販店に走る。都市周辺部の家電量販店はたちまち在庫切れとなった。
次に、ICカードリーダライタのドライバのインストールと、財務省認証局・財務省運用支援認証局の2つのルート証明書のインストール。そして、e-Taxソフトと源泉徴収票等作成ソフトをインストールして、初期登録(電子証明書のID、暗証番号を入力)すると完了である。
ここまで無事すませて、ようやっと国税庁ホームページの「確定申告等作成コーナー」にたどり着くことができる。―後略―。』というのである。
この納税システムについては賛否両論がある。複雑な申告内容の人は最初の手続きさえ済ませれば2年目からは楽だという人もあれば、パソコンや確定申告に詳しくない人には敷居が高いという人もいる。
準備から手続き完了までに要する費用は、電子証明書の取得の為に、住民基本台帳カ-ド取得に500円、公的個人認証サ-ビスに基づく電子証明書入手に500円で計1000円。そして、電子証明書を読み込むためのICカードリーダ(含むドライバ)が3000円、住基カ-ド発行のための写真代などを含めると5000円以上は掛かる計算である。
しかし、5000円の税額控除は、平成19年・平成20年のいずれか1回に限られている。また、電子証明書は3年ごとに更新しなければならない。5000円控除されても初回の手続きでパー、複雑な手続きの「どこが簡単」なのかといいたくもなるだろう。
このシステムの利用者が増えれば、国税庁職員たちの業務は大分簡素化されるという。が、簡素化されて何がよくなるのか教えてもらいたい。
etaxですね。私も今年は多額の医療費控除を想定し、簡単だというんでetaxホームページを見てみましたがなんか全然簡単じゃない。勤め人に住基カード取りに行けとかムリムリです。あきらめて普通に申請しようとまずは領収書取り纏めたら保険給付金と差し引きゼロ。なーんだ控除申請しなくていいや、やれやれ??ということになりました。
どこが簡単なんでしょうね。
最近大幅なシステム変更して自己満足している我が社の間接部門みたい。
そのしわ寄せは我々下々に来ててんやわんや!
プンプン>
レディーさんの説明を聞いて、どちらがいいかなと思いましたが、役所もメリットがあるならメリットを納税者に与えなければいけませんね。目が納税者に向いてないような気がします。
お久しぶりです。
お役所は大金をつぎ込んで職員の手間を省き、楽をさせることばかり考えているのでしょうか。
システム開発だって業者を儲けさせるだけ…。
5000円控除が毎年あるなら考えるけど。
国税庁HPの「確定申告書作成コーナー」を利用して作って、添付書類を貼って郵送すれば一発でOKです。これは自動計算してくれて、税額も即決まります。本当に簡単でよ。
私は2月18日には郵送したら3月初めには還付金が振り込んでありました。
作成した自分のデータも保存できますし、読み込んで修正もできます。
でも、すんでヤレヤレですね
パソコンで計算が正しいか否かを確認するのは便利ですが、それでも、電話で税務署に要所を教えて貰わねば困難です。
まして、パソコンで申告を済まそうとすると、かなり厄介なので、私も諦めました。
しかし、計算に間違いがないことを確認できるので安心です。
私などわずかなものだから、e-taxを利用するまでもありません。
車に乗れない私には手続きをするのに市役所に出向くことさえ一仕事です。
でもPCの確定申告用紙を利用して作成するのは簡単で、これは重宝しています。
1年に1度ですが、還付金があるのはうれしいです。