1時半過ぎ、トイレに起きて、またベッドに入りうつらうつらしていると、かすかに揺れを感じた。あれっ、地震? と思うまもなく、今度ははっきり体感できる揺れがきた。それが徐々に強くなり、物が軋むような音がして大きな揺れがやってきた。時計を見ると、午前2時7分。
寝室には小さな洋服ダンスがあるだけで、倒れてくるものは何もない。壁にBA大の花の写真額が掛かっているが、これは落ちてきても布団を被っていれば大丈夫。布団を被ってじっとしていたが、怖かった。何十分たっただろうか、地震情報のエリアメールが入る。
14日午前2時6分頃、伊予灘を震源とする地震があり、愛媛県西予市で震度5強を観測。当地の震度は3、津波の心配はなし。震源の深さは約78キロ、マグニチュードは6.2と推定。この先1週間は震度4程度の余震が続くだろうから注意するようにという。
もう19年前になるが、1月17日午前5時46分に起きた阪神大震災で、県北に住んでいても震度4の揺れを体験した。あの時は宮付きベッドに置いていた電気スタンドや目覚まし時計が頭の上に落ちないように両手で押さえているのがやっとだった。あの揺れに比べると、今回は震度3でも弱い方だろうという気がするが、真夜中の地震はことさら不気味さが増す。
3.11の東日本大震災から3年、テレビや新聞報道で、改めて被害の大きさ、津波の恐ろしさを再認識した。岡山県は温暖な気候と、天災の被害の少ない安全なところとして、大震災後に東北からの移住者が、西日本では一番多かったそうである。そうした安全な所に住んでいると危機感も薄い。ババも地震とか台風の本当の恐ろしさを知らない。実際に地震が起きると実感はするが、日常的には忘れがちであることを反省。
ちょうどタイミングよく、12日に住友海上火災から「火災保険 ご契約内容のお知らせ」という文書が届いた。いつもなら要所だけ確認したら捨てるのだが、今回は「地震保険への加入をおすすめします」という記載が目に留まった。これが3.11からもっと間をおいて届いたものだったら、おそらく目に留まることはなかっただろう。保険会社はそれを狙ったものかどうかは知らないが、ババはすぐにその気にさせられたのだから効果てきめんだ。
もし地震で、専有部分の壁やベランダにひびが入ったり、エアコンが落ちたり、テレビが倒れて壊れたりなどしても、火災保険では補償してくれない。やはり地震保険に入っておかなくては、と急に焦りを感じて、すぐに代理店に電話。「プランを作って郵送します」と言われて待っているところへの、この地震騒動である。今回は被害がなかったのでほっとしたが、もっと早くに入っておくべきだった。「転ばぬ先の杖」だ。資料がきたらすぐに契約するぞー。
大きな被害もなくなによりでした。
3.11の映像は、3年たった今でも、心の痛み、息苦しい不安、薄らぐ記憶、被災者への後ろめたさなどで涙なくして直視出来ません。
いつ何処ででも起こりうると、しっかり心構え、身の処し方、を検討してゆきたいものです。地震保険は絶対必要ですね。
この辺りにも「危険断層」があるのですが、もう運まかせ。
火の元だけは気をつけなくっちゃ・・。
何事も実際に体験してみて初めて分かるものですね。伝聞だけでは、その凄まじさも恐怖感も、悲しみも分かりませんね。
やはり他人事ではなく、自分の身は自分で守るという意識をもたなければと思いました。
いよいよ地震の起こる範囲が西の方に広がってきたのか、そう思うと恐ろしくなりました。
お宅の方でも揺れましたか。
あの地震の揺れは長かったように思いました。
夜中だから火の元の心配はないけど、落ち着いて行動することだと思いますね。
わが家はベランダのすぐ下が海ですから、10m級の津波が来たらもうアウトです。まあ、その時は波と一緒に行きますわ。