回転寿しとミスタードーナツ・・・

　このところ少し寒さが和らいだと思ったら、関東地方では雪の予報も出て、旧正月の頃は寒いと決まっている。春の訪れはまだまだだのようだが、これから冬になるというのとは違って、もうすぐ春になると思えば、何だか気持ちもほんわかと暖かになり、お天気のいい日には出かけてみようかという気にもなってくる。

　毎月一度、月初めに赤穂へショッピングに行くのが楽しみのババ。買いたい物をメモしておくのだが、今月はそれほど急いで買わなければならない物もない。なのに、寒い中を出かけるのは、月に一度の外食が楽しみだからである。
　「今日は何を食べようか？」と考えるのも楽しみの一つ。が、このところ、回転寿司「たいの鯛」赤穂店がお気に入りで、月一回しか行かないが、もう半年以上も通っている。土・日・祝日のお昼時は満員なので、いつも平日、それもお昼には少し早めの時間に着くように１１時１６分発の電車に乗る。
　この「たいの鯛」は店内の造りがおしゃれで、一般の１００円寿し中心の店とはちょっと雰囲気が違う。回転台に乗ってくるのは品名の札が乗った皿が多く、握った寿しの皿は少ない。お客は目の前にある写真入りメニューを見ながら注文して握ってもらう。これは普通のお寿司屋さんのカウンターで好きなものを注文しながら食べているような高級感が味わえるからうれしい。　　　　　
　メニューは１００円から５０円刻みで皿の色が違っており、最高は大トロやウニなどの５００円。大トロは本当に口の中でトロっととろける美味さ、５００円の価値は十分にある。私のお気に入りは“厚焼き玉子（１貫１５０円）”と“本焼き穴子（１貫３５０円）”である。厚焼き玉子はアツアツのふわふわ、ほんのりとした甘さがたまらない。分厚いので酢めしがはさめないのか小指ほどもなく、ほとんど玉子焼きを食べているような感じである。本焼き穴子は小ぶりながら１本丸ごと乗っかっているので食べ甲斐がある。それに、ここの酢めしは親指くらいの大きさでネタに隠れて見えないから、満腹になるまで食べていたら、知らない間にお皿の数が増えている。　　
　いつも注文するのは、赤出汁と上記２点、トロサーモン、ハマチ、寒ブリ、豚塩焼き…などなど。この店はチェーン店らしいが、ネタがいいのが売りのようで、たしかに美味い。これだけ食べて大体１８００円、「かっぱ寿司」だと半値ですむが、やはり値段だけのことはあり納得っ！ 

　いつもＣＭでは見ているのに、まだ食べたことがない「ミスタードーナツ」。一度食べてみたいと思いながらチャンスがなかったが、今日こそはと、イオン内にある売り場に行った。街中にあるのは店内に飲食コーナーがあり、コーヒーなどの飲み物や飲茶なども売っているようである。
　どれがおいしいのか分からないので、適当に５個買って帰った。早く食べたくて、夕食はドーナツと温めた牛乳、トマト１個。美味い！　油菓子なのにしつこさがなく、あっさりしているので３個も食べた。私は昔風のオールドファッションが好き、アップルパイも美味しかった。１個１００円という安価もうれしい。これもクセになりそうで、毎月の赤穂行きに楽しみが一つ増えて、もう来月が待ち遠しくなっている。食い気だけはまだまだ旺盛なババ、これでは当分あの世とは縁がなさそうだ。