つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

いよいよ、選挙も近いのかなあ?・・・

2009-01-25 | おもしろいね
 2009年度税制改正関連法案に盛り込まれた消費税引き上げに関する付則「遅滞なく、段階的に、消費税を含む税制抜本改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講ずる」。麻生さんの主張する「11年度より実施」という文言は削除されたが、消費税率アップのために11年度までに法整備を行い、経済が好転するならば、その時は実施に移すということだそうで、これを“玉虫色”の表現というそうである。
 国語の辞書に、「“玉虫色”とは、見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現などをたとえていう語」とあるが、こういうあいまいな表現が通用するのは政治の世界だけではなかろうか。 
 しかし、3年先に自民党が政権政党であるかどうかも分からない今の状況で、なぜ、麻生さんが消費税引上げ時期の明記に固執したのかがよく分からない。自分が大盤振る舞いした分を穴埋めしなくてはと考えたのかもしれないが、ならば定額給付金などの大盤振る舞いはやめればいいと思うのだが…。

 麻生総理は19日の党役員会で国会議員の定数削減や歳費削減を検討するように指示したという。さらに20日には、引き上げ論に積極的な与謝野経済財政相でさえ「政党助成金(交付金)を5割カットするくらいのことを言わないといけないんじゃないか。身を削るとはそういうことだ」と。また、国会議員の歳費にも触れ、「3割でも5割でもカットするくらいの議員としての覇気を持たないといけない」と言った。そして24日、古賀選対委員長や公明党の太田昭宏代表も同じような考えを表明したが、いずれも選挙対策であることはミエミエだ。
 麻生さんは消費税引上げを言い出した時点ではおそらくこんなことは考えていなかったと思う。だが、党内が対立し、あわや造反者が出るかもしれないという状況になってあわてたのか、一歩譲って“玉虫色”の付則に落ち着いたということだろう。これで党内の対立はいちおう回避できたし、国会議員の定数削減や歳費削減を次の選挙の目玉公約にすれば国民にも理解を求めやすいと考えたのであろう。
 また、一時は論争の焦点だった定額給付金、どうやら民主党がこれ以上の審議引き延ばしは世論の批判を浴びかねないと、26日の2次補正予算案の採決を容認するという。もちろん野党の数の多い参院では政府提出の2次補正は可決されないが、衆院の議決が優先される。ただし、民主党は両院協議会で定額給付金の分離を求める構えだというが、やみくもに審議を遅らせ予算成立を阻むことはしないだろう。ということはいよいよ定額給付金が実施されるのは間違いなかろう。やるやるといわれてから何ヶ月たったか、どうしてもくれると言うなら、「さもしい」と言われようが何と言われようが有難くもらおうではないか。 
 
 昨年9月、麻生政権が発足してからというもの、与野党共に選挙のことしか頭にないようで、この5ヶ月間何一つ成果はなく、ただ無駄な月日を費やしたような気がしてならない。しかし、麻生さんもやっと公邸に引っ越したし、古賀選対委員長や公明党の太田代表の発言もあるし、定額給付金をもらったら投票する人が増えるかも知れないし…。いよいよ選挙も近いのかなあ?

 昨日の「首相の一日」を見ると、午前中はジョギング、午後は銀座の高級店「和光」でショッピングしたそうだ。そういえば最近、ホテルのバー通いという文字が見当たらなくなった。今までは私邸に帰る道すがら会員制バーに立ち寄っていたらしいが、公邸はすぐ隣り、わざわざ出かけるのもおっくうになったのだろうか。
 「よい子は早寝早起き」、朝のジョギングに精を出し、身も心も清々しく政治に臨んでもらいたいものである。 
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